ザレホという少女

2021-09-25 12:51:00 | 透明水彩画

私がアフガニスタンに行った頃はソ連が侵攻する数年前でした。バックパッカー全盛期で 日本人の旅行者もたくさんいました。

その頃のアフガニスタンは 女性もブルカをかぶっている人が多かったように思います。西洋風の服装の女性もいたので聞いてみると「私は教師だからいいのよ。」と返答がありました。

カブールは 海抜1800メートル。砂漠の都市は通りにはソース顔の男性が行き交っていました。よくここを一人で歩いたものです。男性は民族服の上から 背広の上着を着ている人が多かったです。

かわいい女の子がいたのでスケッチ。名前はザレホ。

背景の建物は モスクでしょうか。とてもきれいなのですが、リアルタイムでその場にいると、この美しさはありふれたものに映ります。カブールはあちらこちらが、破壊されたままでした。ソ連侵攻前ですが。紀元前からアレキサンドロスが 侵入して征服したり(アレキサンドロスはアフガン北部のバクトリアの女性と結婚しました。)その後のアフガニスタンの歴史を見ると、複雑でわかりにくい。

実際に行ってわかったのは、古代のままのような街並みと、残されている廃墟が多いと言うことです。争いばかりの歴史だったのでしょう。中村 哲医師の本に「アフガニスタンのことを忘れないでほしい」と書いてあった文面が印象的です。「アフガニスタンの診療所から」という本です。中村医師は、庶民のことや、欧米諸国の事など、ニュースとは、違う視点から、情熱的に書いてあるので、驚かされる事が多いです。

ネット記事を読んでみると、アフガンの子どもたちの中には地雷が何なのかをわからずケガする場合が多いので、地雷が何かを教える取り組みから始めているということです。もちろん、おとなも、アメリカ人兵士も地雷で手足を失ったり、命を無くしたりしていると思います。

その後 家にも連れて行ってもらい、ご家族の写真を撮りました。おとなっぽい女性がたくさんいますが一夫多妻の奥さんか、姉妹か区別はつきません。長崎から来たと伝えると、お父さんが「アトミックボンブ」と言っていました。長崎は有名です。

ザレホの家族

「サラ-ムアレイコム」 ペルシャ語で 「こんにちは。」

 


砂漠の遊牧民

2021-09-18 06:59:39 | フランス額装

台風は昨日の午後から夕方にかけて、風が強まりました。ベランダが、植木鉢の土で汚れてしまいました。18日の朝目覚めると、嘘のように、穏やかな朝日が差していました。

 

ずっと以前買った本のページを切り取り、額装しました。砂漠の遊牧民でしょうか。「七彩夢幻」という本です。大型本なので断捨離のたびに、捨てるかどうか悩んだ本です。

技法は、「6角形の編み込み」大きさは20cm角。

アフリカのモロッコの遊牧民でしょうか。色とりどりの色彩が魅力的です。

アフガニスタンが世界中の注目を集めています。タリバンという恐ろしい集団があっという間に政権を支配しましたが、タリバンから言わせると、「政権側があっという間に政権を手放してしまった」と準備ができていないようなことを言っていました。いまの状況が身が震えるほど恐ろしいので、タリバン関係のネット記事を読んでいます。

アフガニスタンでは統一国家ができた事がないので、この機会に 統一国家が出来たら素晴らしいとか、タリバンに、寄り添って国らしい力を貸していこうとか、いう考えがあるようです。悲観的なことばかりでなくて、ほっとします。また中村哲医師の本も読んでみると、タリバンとも少し繋がりを持っていたようです。中村医師は、タリバンより、アメリカやソ連のアフガンに対しての武器援助に憤りを感じていたようです。

中村医師の著作がたくさんあるので、タリバン、アメリカ、ソ連、中国などの大国との関係もわかります。テレビだけでは、絶望的になるので、色々な角度から調べたいと思います。

1974年にひと月ほど、アフガニスタンに行った事があるので、何とか平和になってもらいたいと思いますし、希望を持ちたいと思います。

※中村哲さんの著書は、数十冊あるでしょうか。この機会に是非お読みください。アフガニスタンの政治、歴史などよくわかります。


2022・6/3~7 アトリエ ラペ作品展

2021-09-11 14:53:49 | 透明水彩画

今日のレッスン後、コクラヤギャラリーに打ち合わせに行きました。6月に2つ、8月に1回、12月に1回 空いていたので 6月の一週目に決定しました。あと8ヶ月後です。

さて今日のレッスンとオンラインレッスンの作品を発表します。

今日から 本を描くとき きちんと2点透視図法を説明したので 割と 皆さん描きやすかったようです。

 

 

 


2点透視法で描く本

2021-09-10 13:52:38 | 透明水彩画

今日も、本と果物のレッスンをしました。やはり、本の形がなかなか取れなかったのですが、生徒さんに2点透視図法で描かれている方がいました。透視図法を使うと、もっと、簡単に描けるかもしれません。

今日も、2時間足らずで制作。伸びやかに表現でしました。りんごなどの基本立体を存在感を出しながら描いていく課題が、見つかりました。

 


今日のレッスン

2021-09-09 14:29:27 | 透明水彩画

N先生のオンラインレッスンをヒントにして、本と果物を組み合わせたモチーフでレッスンしました。たった2時間でどれくらいできるか、綱渡りのようでしたが、きちんと、だいたい、完成する事ができました。

本の断面や模様を丁寧に表現して、絵全体に明るさをもたらしたり、絵の表紙を大胆に描いて、本の特徴を表現したり、想定外の面白みがありました。本というモチーフは、難しいけど、評判が良くて何よりでした。

今 小学校では 給食の時 前向きで黙食する決まりだそうですが、おとなも感染しないように注意して食事したいと思います。