野菜ソムリエのパリごはん

料理さろんの様子や野菜ソムリエとして
野菜のいろいろな情報やおいしい料理、
アンティークや食器なども紹介します。

応援します!

2011年03月21日 | いろいろ
今日は冷たい雨が降りました。
地震の被災地にも雨が降りました。

テレビの映像の中の被災した人たちの様子を見ていると心が本当に痛くなります。

原発の影響の噂のせいで町に人がいなくなくったとも聞きました。
海外からも退去の指令で、帰国する人がたくさん。

地震の1週間前の土曜日、縁あって仕事仲間たちと郡山に
行きました。
お酒を造っているところを見学するためでした。
300年もの間、お酒を造り続けている仁井田本家
訪れました。

お米を自分のところで作り、水も山ごと管理して、お酒を造っているなんて
想像もしなかったことでした。

自然を相手に300年もの間、こつこつとお酒を造っているその姿勢に
感動しました。












福島の方々も地震で家が壊れたり、道路がだめになったり、本当に
大変です。仁井田本家のみなさんも頑張っていらっしゃると
18代のブログで知り、よかった!とうれしくなりました。

それでも、野菜を作っている農家の方々が放射能の影響で、出荷停止になり、
もう食べていけないと話しているのを知り、本当に悲しくなりました。

今、私に出来ることを考えつづけ、ささやかでも応援しようと思います。

ファイト!!


写真の勉強始めます!

2011年03月18日 | いろいろ
大変な地震から1週間が経ちました。
この1週間で私たちの生活はすっかり変わってしまいました。

たくさんのイベントなどは中止はもちろんのこと、
クッキングスタジオでも講座の中止が決まりました。

どの人も習い事がお休みになり、学校も試験が延期になり、
卒業式が中止になりました。

被災した方々に比べれば、大したことはないかもしれませんが、それでも、
楽しみにしていた卒業式がないことは、その人の人生で一回の
思い出もなくなってしまったということです。

被災した人はもちろんしなかった人にも重い現実がのしかかってきています。

スーパーから消えてしまった大量の食品や日常品。

私たちは今、本当に大切なものを見直さなくてはいけないのですね。
少しゆっくり時間を過ごし、これからの日々を考えましょう。

先日訪問させていただいた福島の仁井田酒造さんは、なんとか無事だったと
メールが届いたそうで少し安心しました。

こんなことが起きるとは思ってもいなかったある日、昭和記念公園に撮影に
行きました。
大好きなクリスマスローズを撮ってきました。





写真の勉強を始めます。
楽しい写真を撮ることが出来ますようにと祈りながら。

料理をするには、野菜やお米を作ってくださる方の存在が不可欠です。
その人たちの大切にしていた田んぼや畑にまた野菜やお米がよみがえる
ために何が出来るのか?
まず、毎日大切においしくいただくこと!!

今日は電気のある夕食です。
ありがとう。





フレンチのシェフのきりたんぽ

2011年03月07日 | 食べること
春が近づいては戻り、気候が不順です。
今日はまた雪が降りました。

もう鍋料理は終わりかなと思っていたら、また寒さがやってきて、
鍋をなかなか片づけることが出来ません。

忙しくてずっとご紹介出来なかったフレンチのシェフに教わった
シェフの出身地の秋田のきりたんぽのお話です。

シェフのきりたんぽはとてもシンプルでした。
鶏ではなく、野鴨を使うこと、たっぷりごぼうをつかうこと。
味を出すためにことこと煮ること、そしてたっぷりのせりと
まいたけをいれること。味つけはしょうゆとお酒だけ。

きりたんぽもしっかり煮ていいのだと教わりました。

シェフの実家では、お酒を飲みながら、長い時間、ゆっくり野菜やきりたんぽを、
何度も追加をしながら食べていたそうです。

寒い東北の冬の家族の団らんが思い浮かびます。



前菜には、本職のフレンチの定番になっているという
野鴨のローストを教えていただきました。

途中で出してくださった“いぶりがっこ”もおいしかったです。

なんだかまだしばらくは鍋が出来そうだから、もう一度きりたんぽに
しようかななんて思うこの寒さです。

おいしいお米をもっと食べたいものです。
子供たちの未来を考えると自分の出来ることは何かな?と
考えます。

書いているうちにきりたんぽを食べたくなりました。

ごちそうさまでした。