思いだすこと

2021年02月19日 | 気になる

おうち時間が増えたせいなのか、最近は昔の話、過去の出来事などをふと思いだす瞬間が増えたような気がする。

友人も同じことを語っていた。

やはり、思いだすにはキッカケがあるのだが、以前だったら素通りをするその糸口でも、今やそれに入り込んでしまう。

例えば、テレビでニュースなどを観ていても、そこに出てくる地名や人名で、顔やエピソードなどを不意に思い出す。
それは懐かしかったり、思いだしたくない事だったり…

一番多いのは、やはり私自身の家族のこと。

私は4人家族の中で育ち、今は3人が他界してしまった。
皆で行った旅行の土地、公園や音楽、映画など様々な事がきっかけになる。
すると、家族のことを思いだし、それぞれに聞いておきたかった事柄が次から次へと不思議に脳裏に湧いて来る。
しかし、それは無理なこと、もう訊けないと落胆し哀しくもなる。
若い頃は自分自身しか見ていなかったし、家族への様々な疑問も興味も湧かなかった。

仲のよかった姉とは、共通の話題が沢山あった。
今も従姉妹達や知人のエピソードを仕入れると「あ、これ教えてあげよう」とつい未だに思ってしまうのだが、一瞬、もう話す相手がいないのだと気づき愕然とする。

これもコロナ禍での、日々のストレスなのだろうか。

それとも、手が届かなくなった事こそ懐かしく思う年齢になったのか……

 

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人って変わるものなのね

2021年02月10日 | diary

何十年かぶりにA皮膚科に掛かった。
20年以上は経っているかもしれない。
皮膚にトラブルが出た時は、我が家から近いのでいつもこのA皮膚科にはお世話になっていた。

しかし、このA皮膚科の医師はとても怖いので有名だった。
友達の間でも、この医師の怖さは時に話のタネになった。
義兄も医師の言い方に腹が立ち、もう行かないと言っていたくらい。

当時、A皮膚科の待合室にはオートバイの写真やイラストなどが飾られていた。
医師自身もイージーライダーの映画に出ているデニス・ホッパーのような風貌で、正にハーレーなどに乗っていそうな強面だった。

私はマニキュアを怒られ、まだ湿疹の痒みが取れませんと言うと「君は私の言うことがきけないのか」とまで怒られた。
治りたくて頑張っているのに私はあまりな言いように、もう行くもんかと胸に誓った。
そして、総合病院の皮膚科に代えやっと治癒した次第。

そして今回、大病院は避けたく思い切って懐かしいA皮膚科へ。
私の恨みもとっくに消えているし…。
駅に近いので、待合い室には相変わらず患者さんは多かった。

やっと呼ばれて診察室に入ると、見たことのない医師が…
「アレッ?」と私。
目の前には優しい笑みを浮かべた白髪の老人が。
良く見ると、あの怖い怖いA医師だった。
見たことのない笑みを浮かべて、まるで好々爺そのもの。
以前の強面のイメージまるで無し。
人はなかなか内面は変わらなと聞くけれど、180度外内面が変わった医師には驚きしかない。
私のつまらない質問にも丁寧に答えて下さり、バイクとかけ離れた、何と落語の話で落ち着いた。

人って変われば変わるものだとつくづく思った。
変わるきっかけがあったのかは知ら無いけれど、今になっては恐いオーラ出しっぱなしのあの頃の先生が懐かしくも思えた。

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我が家のお客さま/ カエルさんはどうも…

2021年02月08日 | diary

        

新聞に水族館でカエルの展示が始まり、アズマヒキガエルも展示された記事が載っていた。

この記事を読み、3年前のことを思いだした。
3月の雨の夜に、出先から帰宅した私の目に入った光景は今でも忘れられない。
庭中に何匹もの大きな大きなカエルがいるではないか。

多分アズマヒキガエルかも。

以前から、時々庭にカエルが出没するのは珍しく無かった。
しかし、今回は尋常な数では無い。
そのカエル達は、雨に濡れて微動だにしない。
こんな光景を見るのは初めて。

急いで夫を呼び、庭のライトをつけ懐中電灯で小さな池を覗くと、カエルが密状態でおまけに産卵中。
3日かけて池の中と庭中を探し、昆虫網と柄杓で50匹あまりを確保。
3月はヒキガエルの恋の季節らしいが、その異常な数に驚くばかり。
なんと、色もカラフルなのだ。
普段は土の中にいて産卵時期に土から出て水辺で産卵するらしい。

考えた挙句、近くに埼玉県では有名な見沼田んぼがあるので、バケツにカエルと卵を入れてあちこちに逃がしてきた。

我が家は普通の住宅街にあるというのに、このカエル大量出没には本当に驚いた。
イボから毒液も出すというし
以前は土竜に悩まされていたが、そういえば最近はめっきり見なくなった。

自然があることは嬉しいことだけれど

私は小さなアマガエルなら許せるが、大きなヒキガエルは苦手でごめんなさい。

因みに翌年は10匹ほど池の中で産卵中のカエルさんを確保して再び田んぼへ。

去年から一匹も出なくなった。出ないと逆に何となく寂しくなったりして。


先ほど、私欲が出て水族館で展示されるアズマヒキガエルなら、もしかしたら売れるのかしらと思い検索してみた。
なんとヤフオクで1匹2000円以上、高いものだと5000円以上で落札されて取引されているのにまたまた驚き。

50匹が全部売れたら……と、

あらぬ想像はやめました。

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