デュフィ

2009年07月30日 | art
珍しくウィークデーが休みの夫と、鎌倉の小さな美術館に出かけた。

鎌倉は道が狭く、公共の駐車場も少ないのでJRのほうが何と言っても便利。
しかし、こう暑いとやはり車で行く事にした。

前回は2時間で着いたというのに、今回は首都高の渋滞にはまり3時間もかかってしまった。
おまけに、関係ないとは思うけれど、昔の処刑場の鈴ケ森の辺りを走っているときに、夫の車のナビの調子が急に悪くなった。
写真を撮れば、怪しげなオーブが漂い
だからといって、何事も起きなかった…が。

気のせいね。

行き先は、私の好きなデュフィの作品をたくさん所蔵している、ホテルニューオータニの故大谷会長が居住していた鎌倉大谷記念美術館。

駐車場が無いので、車を駅前のコインパーキングに入れ、暑い中をふぅふぅ言いながら歩けば7,8分で着く山の中腹に建つ瀟洒なお屋敷。
鎌倉は山が迫りロケーションは良いけれど、家屋は階段や坂のうえに建っているものが多い。
年を取って足腰が弱ったり、病気になったら家にも辿り着けないのではと、他人の心配までする。





昔、フォービズムのデュフィの絵はあまり好きではなかった。
ちゃんと味わった事もなかったけれど…
ところが、気持ちがひどく落ち込んでいるときに出会ったのが、このデュフィの色彩だった。
観ていると、気持ちが高揚してくるのを感じ、それから折りあるごとにこうしてでかけている。

デュフィの絵の魅力を端的にあらわすと、リズム感のある動的な線と、全体で醸し出される陽気で屈託のない印象。
何よりデュフィブルーと呼ばれる青、赤や黄の微妙な色合いで彩られた世界だろうか。
そして、そのうち音楽が聴こえてくる。




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眼底検査

2009年07月29日 | 気になる
眼科で飛蚊症の検査予約の日。
眼底検査などで瞳孔を開くので、乗り物には乗ってこないようにとのお達しにより、暑い中を歩いて出かけた。

更に検査をいくつかされ、知らず知らずに身体に力が入り、疲れた。

結果は生理的なもので、肌に小じわができたのと同じような時の経過による自然の現象で
結局は年齢のなせること。

今では眼も慣れたのか、見えにくさも軽減され、黒いレース越しに物を見ている不快だった症状も気にならなくなっていた。

ただし、白い壁が横にあるとハエや蚊が通り抜けていくようで、つい目で追ってしまうのが不快だ。

時に思いがけない内眼疾患が原因となっていることもあり、急に黒いものが増えたら、すぐ来院するようにと言われただけで一件落着。

瞳孔を開いたので、外の明るさが異様に眩しかった。
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大丈夫?私

2009年07月28日 | jazz
何故か、最近ピアノの前に座ると溜息がフゥ~。
自分でも何故なのか分からない。

そして、1曲弾いてはお茶をズルズル
このフレーズはナンダカナと思いながら、今度は新聞を広げ
ぼーっと外を眺めて…

それにしても、どこか緊張感が無く、タルんで頭のネジも沢山緩んでいる模様。

暑いし、中ダルミ?

なのに、いつもより早い電車に乗ってしまい、早目に先生の家に到着。
誰かが前の時間帯に入っている様子だった。
恐る恐る入ると、私くらいの年齢の新しい生徒さん。
今日が初めてのレッスンだそう。

いつもより早く着いたので、先生には私がやる気マンマンと誤解され
(そんなこたぁない)
では、○さんに模範演奏をしていただきましょう、と新しい生徒さんの前で弾かされることになった。
(そんなのキイテナイヨ~)
取りあえず、今のところ自分ではまぁまぁの「酒バラを」弾く。

次に、私のレッスンになった。
エンディングを逆循で弾くというのが、先週出た課題のひとつだったので、弾き始めたらどこか違うと言われた。

最近の私は、思い込みや勘違いをしがちなので、先週はご丁寧に復唱もし、理解して帰ったはずのに……
なんと、まるで私の解釈が間違っていた(冷や汗)

大丈夫かしら?わたくしの頭の中。

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蟻さん

2009年07月26日 | diary
毎年夏になると、家の中に蟻が侵入する。
何故か1回限りだけれど、キッチンのドアの隙間から隊列を組んでやってくる。
どこでも見かける、小さめの蟻。

甘いものが辺りにあるわけでも無い。
しかし、虫が家の中に上がってくるのは感じが悪い。

そして、母直伝の蟻殺し(きゃぁ!)を作るのだ。
新聞かテレビの家庭欄に記されていたものだと思うが、これが良く効く。

作る割合は 蜂蜜10 砂糖3 水3 ホウ砂3
煮詰めて板などに塗るのが本式らしいけれど、不精な私はレンジで少々煮溶かす程度。

それを容器に入れ、蟻の進入口の近くに置いておく。
蟻が蟻を呼び、更に蟻が増える事もあるけれど
しかし、半日も経つとパッタリ蟻の姿が見えなくなのが不思議。

多分、その毒液を舐めた蟻が、命からがら巣に戻り
「あそこは超ヤバイゾ。行くのはよせ」と仲間に知らせているのかもしれない。


        


オーストラリアに行った時に、蟻を食べた事がある。
森の中には蟻塚が多くあり、樹の幹にはお腹に蜜を溜めた薄黄色の蟻が上ったり下りたりしていた。

その蟻が食べられる事を知り、膨らんだお腹をプチっと食べるとレモンフレーバーの味がした。
花の蜜を吸う蟻らしいけれど、やはり蟻酸の味かも。
しかしまずくは無かった。

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飛蚊症

2009年07月21日 | 気になる
いつ頃からか、青空を見たり湯船に浸かっていると、糸くずのようなものが視野の中に浮遊しているのが見えるようになった。
これが「飛蚊症」と呼ばれ、心配が無い現象というのは知っている人も多い。
確かに飛蚊症とは、よく言ったもので足ばかりが長く、たよりない形の蚊が目の中にいるような気がする。

土曜日に外出から戻り玄関に入ると、夕方とはいえいつもより薄暗い感じがした。
眼前に前髪が垂れているのが原因かと思い、前髪を上げようとするが
私には長い前髪が無い。
そして視野がどこか変なことに気が付いた。

白い壁に目を向けると、黒い浮遊物がいくつか、そしてゴマのような小さな点々も沢山みえた。
これは飛蚊症だとすぐわかった。
まるで、黒い模様入りのレースのカーテン越しに、物を見ているよう。
視界から消える事がないので、何を見ても黒いもやもや越しなのがどうも感じが悪い。

今も見えている。

ネットで検索をすると、急に黒いものが増えたときは要注意らしい。
どうしましょ。
目だけは自信があったのにぃ…

そんな事をぼやいていても仕方がないので、日曜日に我が家かかりつけの年中無休の眼科医に飛んでいったら
やはり、飛蚊症だと言われた。
緊急性はないらしいが、今度眼底検査を受けることになった。
網膜に穴ができてしまう病気もあるらしい。

楽譜を見れば、楽譜上を黒いものがふらふら。
それに気を取られ、今日のレッスンではどこを弾いているのか分からなくなった。
意識しだすと、常にその存在が気になる。
この症状は生理的なものらしく、目薬さえ処方されなかった。
だから治療法もないらしい。

しかし、何と無く最初の頃より黒いものが薄くなってきたような気がしないではない。
もっと薄くなって!

人間は順応性があるから、この現象に私はそのうち慣れていくのかしら。

今も、目の前チラチラ、気になるわ
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