ラオコオン

2011年06月29日 | 小説


今夜のテレビ番組表を眺めれば、今夜もほとんどバラエティーばかり。
たまに観るには面白いかもしれないけれど、こういうのばかりでは…
折角の大画面テレビの出番が少なく、泣いている。

注文していた本がメール便で届いた。

先日のこと、そんな大画面テレビで、いつになく真面目な番組を観ていたら、それをきっかけにある本のことを唐突に思い出した。

あの本よいずこ、と家の中を探しても例の如くみつからず、その本のことさえ何十年も忘れていたというのに見つかるわけがない。

何回かの引越しで、無くしたよう。
すると猛烈に読んでみたくなり、結局ネット検索の注文となった。
しかし、現在は絶版ということで、本来840円の文庫本が中古で2000円以上。
初版に到っては、48000円とはオドロキ。
やっと見つけた古書店のサイトでは、2版がナント450円だったので、即注文。
ホントに古書。(笑)

その本とは、確か美学の授業で紹介された、レッシングの『ラオコオン 絵画と文学との限界について 』

途中でギブアップした記憶がある。

ローマで発掘された彫刻ラオコオン像を巡って、文学と造形美術の限界を明らかにしていくらしい(本気で読み始めたばかりだから、まだ内容はイマイチ)
近代芸術論の基点をなす名著で、「絵は無声の詩、詩は有声の絵」の対句は有名。

送られてきた本は2版で、星が4個だから当時星1個が40円か50円。
だから200円くらいかも。
今は文庫には星なんぞはついていないから、星の意味が分からない人の方が多いかもしれない。

ところで、今回本の検索をしていたら、故中川昭一氏がバチカンで柵を越えてこのラオコオン像に触れて警報が鳴ってしまったという記事があった。

色々と物議を醸す、このラオコオン。

ラオコオンの右手が途中で見つかり、後に手の位置が変わったことも。
私の本では、古い方の右手。

        
        紀元前50年頃につくられた ラオコオン像

 

私と言えば、今度はギブアップせずに、完読できると良いけれど。

            

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課題が増える

2011年06月28日 | jazz


3,4日前から、ちょっとした動作の時に左手に鈍い痛みが走る。
例えば、タオルで手を拭く時など微妙な角度で。

今日になり、あまり痛みを感じなくなり、ホッとしたけれど。

しかし、これはどうやらピアノを弾く時に、手を思いっきり開くのも原因らしい。
沢山のキィを使った方が複雑なボイシング(和声)になるので、どうしても指を駆使してしまう。
先生も有名アーティストのコピー譜をみても10度くらいは楽々開いている。
平均の女性よりも手が小さい私。
だから、無理したらどこかに歪みが出るのは当然。
まして、ラフマニノフやリストなんて問題外。

レッスンの時に、新しい試みでピアノ伴奏をやってみたら、と先生から勧められた。
何年もやっているのに、コードはまだ完全に自分のものになってはいないけれど…
ジャズのトリオだと、ピアノがフロントになるのだが、カルテットだとギターやサックスなどの管がフロントになるので、ピアノは伴奏に徹する。

まぁ、なんでも出来る時に挑戦してみましょう。
しかし、自分自身への課題が更に増えること。
大丈夫かいな(笑)

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課題が増える

2011年06月28日 | jazz


3,4日前から、ちょっとした動作の時に左手に鈍い痛みが走る。
例えば、タオルで手を拭く時など微妙な角度で。

今日になり、あまり痛みを感じなくなりホッとしたけれど。

しかし、これはどうやらピアノを弾く時に、手を思いっきり開くのも原因らしい。
沢山のキィを使った方が複雑なボイシング(和声)になるので、どうしても指を駆使してしまう。
先生も有名アーティストのコピー譜をみても10度くらいは楽々開いている。
平均の女性よりも手が小さい私。
だから、無理したらどこかに歪みが出るのは当然。

レッスンの時に、新しい試みでピアノ伴奏をやってみたら、と先生から勧められた。
何年もやっているのに、コードはまだ完全に自分のものになってはいないけれど…
ジャズのトリオだと、ピアノがフロントになるのだが、カルテットだとギターやサックスなどの管がフロントになるので、ピアノは伴奏に徹する。

まぁ、なんでも出来る時に挑戦してみましょう。
しかし、自分自身への課題が更に増えること。
大丈夫かいな(笑)

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「モス」 って

2011年06月26日 | 小説

河野多恵子の短編を読んでいたら、こんな一文が。

 彼女はモスと呼ばれていた。
英語の母なる、マザーの末尾のイー・アールを除くと、モス。
それは蛾とか…
(途中割愛)
それにしても、イー・アールを付けたり、取ったりすると、どうして母になったり、虫になったりするのだろう。
虫と母には、何かの意味で関係があるのだろうか。


う~~ん。
確かに、そうだ。
モスは苔と言う意味もあるけれどね。

それにしても、蛾と母?
モスラ?(これは関係ない)
英語圏の人は、このトリビアについて知っているのだろうか。

その上、私はモスバーガーと聞くと、蛾の姿が頭を掠める。
MOSで蛾のMOTHではないとはいえ、どうも気になるのだ。

このように瑣末なことが気になることをトリビアリズムというそうな。
私は、さしずめ立派なトリビアる人かも(苦笑)

             

コメント (2)
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ラーメン大好き

2011年06月23日 | my favorite things


テレビでラーメンを美味しそうにずるずる啜っている場面を見ると、つい、あ~あ食べたいと思ってしまう。

それもギトギトの豚骨なんぞではなく、単純なしょうゆ味の中華ソバだ。

子供の時に、母に銀座に連れていかれた。
当時の銀座は、今と違ってそれこそ何もかもがハイソ。
高級レストランに入り、「ricoちゃん何食べる?」と母が聞いたら
すかさず「あたし、ラーメン!」と言ったそうな。
お洒落な母はよほど恥ずかしかったらしく、らーめんを食べると時々その話題を口にする。
私は全然覚えていないけれど…


何年もまえから、食べてみたいラーメン店が市内にあった。

友人の息子さんからそこのラーメンは美味しいと聞いていた。
けれど、ラーメンごときをわざわざ食べに行くのもね……と、思いながら。

車で傍を時々通るが、お昼ごろは広い駐車場は満車。
週末は人が行列。
店内でも更に待つと聞いていたので、なかなか行こうと言う気が起きなかった。

今日は、母がデイケアに行き、夫が休みだったので買物も兼ね、昼食はラーメンということになった。
そこで、何年も気になっていた、市内大和田のラーメン屋さん「蛍」へ。

以前はその広い土地に建設会社と設計事務所があり、地続きでレストランとギャラリーが併設されて、何度か友人と訪ねたが、いつの間にかそれらが無くなっていた。
そこに出来たのが「蛍」だった。

少々待ち、店内に入って見渡せば、どこか以前のレストランの面影があった。
カウンターの席も、隣とは勿体無いほどゆったり間隔を取り、ジャズが静かに流れ、品の良いラーメン屋さんという感じ。
店内で働いてる人たちもきびきびとして気持ちが良い。

私は「とりそば」を。
とりそばは鶏ガラに香味野菜、ハーブを加えた白湯スープで細麺。
油分は極力おさえてあると書いてあるとおり、すっきりとしている。
スープを飲んでいると柚子七味を入れたせいなのかほんのり柚子の香りが。
餃子も美味しかった。

さて、次は何を食べに来ましょうか。

 

コメント (2)
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