二代目モニカの日々・・・ときどき俳句

【日々のいろいろ、十七文字の世界】二代目モニカです✨日々の出来事やときどき俳句も🐰

千葉新人句会・5月~意味を消していく

2018年05月30日 | 俳句
4月は私がお休みをしてしまったので

久しぶりの新人句会のご報告となります

ではさっそく主宰の言葉を・・・



俳句は物語るものではない

過重な意味を持たせない

・情景設定をするとふさわしくなり過ぎる

・切れは一か所。~かな、~けり、と最後に切った場合は真ん中で切らない

・単純明快に。あまり思いを込めない

俳句は意味を消していく

・できるだけ単純化する

ドラマ性は消す

・俳句としてははっきりと書いて、余韻として色々伝わるように

・俳句はさらっと。難しことをごちゃごちゃ言ってもわからなくなる

・「~は」・・・そのあとは思いがけないことを云う。解説にならないように




今回の主宰の言葉は

結局どれも同じことを云われているのだと思います

「意味を持たせない」




「情景設定をしてありったけの思いを込めて

わかりやすくわかりやすく

私のこの感動をなんとかして伝えたい!」

その気持ちはわかります

でも

俳句というのはそういう文芸ではないようです

とても難しいのですが

作句をするときにはもっとクールになって

その思いを「もの」に託してふわっと伝える

それを読んだ読者の誰かが

「もの」に託された作者の思いを感じ取って感動する・・・




自句自解をしても

聞くことによって意味はわかっても

読んだ瞬間にそれを感じられなかったのですから

その読者にとっては素通りしてしまった句

意味に「ほ~」と納得しても

句に感動は得られないことがほとんどですよね

そこは潔く黙って引きたいものです

でもどうしても伝えたかったら

一度持ち帰って作り直してみます、私は

そうこうしているうちに

「あ~これはたいした句にはならない、どうでもいいことだったな~」

と思う事がけっこうあります・・・





一から十まで丁寧に伝えても

読後の感動は呼ばないようです




そろそろ紫陽花が綺麗な季節

千葉句会・5月〜説明する必要がない

2018年05月23日 | 俳句
前回のブログで触れましたが

私、4月から仕事が増えました
 
その関係で

これまでの水曜日の海紅句会より

土曜日の千葉句会に移籍致しました

千葉句会…

森村文子さんや渡辺澄さんをはじめ

私の憧れの先輩方が多数いらっしゃいます

響焔の中でも強者が揃った上級者の句会というイメージがあり

参加するのを躊躇っていたのですが

いい機会です

挑戦してみることにしました




やはり!

回ってくる清記用紙には

どれも印象的な句ばかり

迷いに迷った選句でした

蓋を開けてみると

特選に頂いたのは森村さんの句

最初にチェックして結局頂かなかったのは主宰の句でした…ふっ

そんなこともあるさ

すみませんでした、主宰…




では主宰の言葉です

・風景だけでなく、心を描いているのが良い

・読んだ瞬間にぐーっと迫ってくるものが良い

・言っている内容は単純に

・意味を持たせない

・「こうこうこうしてこうですよ」はダメ

・作者でも説明できない句が良い

・俳句は説明する必要がない



「俳句は説明する必要がない」

自句自解ができるうちはまだまだなのでしょう

確かに

句の説明を聞いたところで

「だから何?」と思いますね

いいなと思う句は

読んだ瞬間に「いい!好き!」

と感じます

たまに頂きながらその理由をきちんと説明できずに

「うまく説明できませんが惹かれました」

と情けない感想を言うことがあります

案外それは的を得ているといいますか

「とってもいい句です」

と言っているに等しいのかもしれません

そんな句を目指したいです



さて今日は午後から仕事です

帰ると8時を過ぎるため

夕飯用のカレーを煮込み中です


ちょっと変わった仕上げにしてみました

三郷カルチャー俳句教室4月〜推敲が9割

2018年05月21日 | 俳句
またまた!

句会のご報告が遅れてしまいました

実は4月から新しい仕事がふたつ増え

まだ慣れていないので

帰ってきたらもうグッタリ

準備が必要な仕事なので

オフの日はそれをしたりで

すっりブログの更新が滞ってしまいました

お待たせしました〜!



では今月の主宰の言葉です


・俳句は一般的にする(どうやって嘘をつくか)

・全部リアルにこだわらない
 
・自分の思いはちょっとだけ云う

・俳句は間合いが大事

・余計なことがちょっと入ると俳句がたるむ

・見たものにこだわらない。見たものはきっかけ

・作るのが1割。推敲が9割



最初の頃は句が出来ると嬉しくなり

それで完成としてしまいます

でもそれはまだ作句のほんの1割

そこから俳句としてどうかという目線で見ていきます

事実にこだわり過ぎていないか

季語は適切か

配置を変えてみたらどうなのか

漢字とひらがなのバランスはどうか

説明に終始していないか

切れは効果的か

解説になっていないか

詩情はあるか…etc



そんなことを考えながら推敲します

それが9割

…ということなのだと思います

何故なら俳句は「詩」だから

事実の報告文ではないのだから



柑橘系が美味しい季節