ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

県道5号線を侮るな。

2007-12-12 16:59:48 | Weblog
では昨日に続き讃岐旅行のお話。

金比羅さんに行く前に、讃岐といえばおうどん。
沢山の有名店があるのですが
今回は「山下うどん」と「みやたけうどん」を
堪能いたしました。
まずは「山下うどん」
ここではぶっかけを頼むように夫から言われていたので
(夫は旅行の計画を練るのが大好きでして
 何処で何を食べる、とかも細かくリサーチします。)
ぶっかけの小を注文。
ものの10秒で出てくる究極のファーストフードにビックリ。
コシの強い、これぞ讃岐うどんという感じの麺でした。
結構太かったですね。
噛み応え十分。
とにかく注文して10秒ですからね、アッと言う間。
で皆ささっと食べてささっとお会計していく感じです。
メニューは色々あったけど、面倒くさい注文は
ちょっと遠慮せざるをえないような雰囲気もあり。
お次は「みやたけうどん」
ここでは「あつあつ」に「げそ天」を注文。
(勿論、事前のレクチャー有り)
「あつあつ」とは麺も熱い、汁も熱いという意味です。
他に「ひやあつ」「あつひや」がありました。
ここの麺はぐっと細くなって、普通に売ってる感じでした。
特色は各種天麩羅?
お店の入り口に天麩羅がわぁ~っと盛られていて
それをお客さんが自由に取って自分でトッピングするんですね。
会計の時は自己申告。大丈夫か??
天麩羅は一個100円。お芋とかちくわとか。
冷めてるけど美味しかったですね。
ここも、とにかくスピーディ。
注文もね、モタモタできない雰囲気。。。
迷ったりしちゃいけない感じでしたね。。
讃岐の人は案外気が短い???
讃岐うどんと一口に言っても、お店によって
結構特色があるもんだ、と初めて知りました。

で、金比羅さんにお参りをして
さて翌日は大歩危小歩危をドライブ&かずら橋を渡る。
大歩危小歩危は三大秘境だそうで、
厳しい渓谷と紅葉がとても綺麗でした。
かずら橋も楽しかったです。
夫は以前渡った事があるそうで
「ワイヤーで補強してあるから怖くないよ」と言っていたのに
いざ渡り始めたら
「あれ・・こんなに怖かったっけ・・揺れる・・」
とかぶつぶつ唸ってました。
足元の棒と棒の間隔が結構あるので、まぁ怖いかも。
脇を掴もうとすると揺れるしね。
一回の渡り料500円也。

さて、この後が本当の恐怖の始まりだったのです。。

帰りに「満濃池を見に行こう」と言う夫。
来た道とは違う道があるから、そっちを通ってみようと。。
う~ん。。私は早く帰っても良かったんだけどな。。
なにやらだんだんと道が細くなってきて
離合するのも怪しい道。
最初は「こっちも紅葉が綺麗だね」などと話していられたのですが
徐々にお互い無口になります。
エェッ!ガードレールがないじゃん!!
って結構な崖っぷち走ってますよ!
カーナビは恐ろしいほどのカーブの連続ですが。。
道は落ち葉が敷き詰められてて
どこまでが道なのか、どこから崖なのか。。
って、突然、バラバラッバラバラッ!!
何??どうしたの??
えっ、雹?ヒョウ?ヒョウが降ってきましたけど。。
もうライトを点けても暗い!
引き返したいけど、引き返す道幅もなく。
そっと携帯を見ると、「圏外」。ですよね~。
そういえば不思議と対向車にもあわず
もしここで落ちても、見つかるまでには時間がかかるんだろうなぁ。
旅行に来てる事は子供にも言ってないし。。
(わんこを預かってくれた友人にだけ言いました)
ちょうど鹿児島で夫婦が行方不明という事件があったばかりで
私達が行方不明になっても、当分気付かれないだろうなぁとか。。
トランクには金比羅さんで買ったお饅頭があるから
もし落ちても3日くらいは持つのかな、とか。。
そんな事ばかりが頭に浮かびました。。
なにしろガードレールがない!怖さは半端じゃない。
あぁ見えて四国の山は中国山地と違って険しいんですよ。。
あ~、やっぱり四国は魔界の国だったのかも。
(これは「死国」という映画の影響・・)

という恐怖を体験すること1時間。
やっと一山を越えることができました。
肩凝ったよぉ~一緒になってブレーキを踏み通しだったから
足も痛いよぉ~。
「なんであんな道、通ったのよぉ~~」と文句を言ったら
地図を見せてくれました。
はい、地図ではくねくねしてなくてまっすぐな道でした。
県道5号線。
県道は一桁でも侮るな、という教訓ですね。
それにしても対向車もなく、道沿いに一軒の家も無い道を
作る必要はあったのだろうか???
三大秘境もかずら橋もちっとも怖くなんかない。
県道5号線の方が凄い!
是非お試しあれっ!!

 
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