今日の朝日新聞「声」欄への投書から。投書者は横浜市瀬谷区在住45歳会社員の男性です。なおデジタル版も閲覧しましたが同一内容でした。
『バス停設置 高齢者に配慮を』
先日、猛暑の日中に買い物に出た時のことです。私の自宅近くで、路上の木陰に1人のお年寄りが立っていました。最初は何をしているのか分かりませんでした。バスを待っていたのだと分かったのは、買い物を終えて再びそこを通った時、そのお年寄りが木陰を出て4、5メートル離れたバス停に向かうのを見たからです。バスの到着時刻まで、猛暑の日差しを避けるため、離れた木陰におられたんだ、と初めて気づきました。
バスを日常の交通手段として頼りにしているお年寄りは多いと思います。そんなお年寄りにとっては、10分、20分でも炎天下に屋根のないバス停で待つのは大変な負担です。市営でも民営でも、バス路線は採算がとりづらく、予算に余裕がないケースが多いのも現実でしょう。でもバス停を設置した方々は一度でも炎天下で待つお年寄りの姿を見たことがあるのでしょうか。屋根の設置が無理なら、せめてあのような木陰にバス停を置けなかったのでしょうか。
昨今の夏の暑さは、一昔前とは比べものになりません。今からでも移動できるところでは木陰に移していただけないでしょうか。少なくとも、今後バス停を新設する時は、お年寄りなど弱者のことを考慮に入れてほしいものです。
(引用終)
いやいやなかなかお年寄りを気遣う立派な御仁で…、おや?
何か変だと思いませんか? そうです。「木陰」にバス停を置くことです。
小学生でも理解できることですが太陽の位置が動けば木陰の位置も動きます。10分や20分ならさほど大きく動くことはなくとも、午前10時は木陰でも午後3時は日なた(あるいはその逆)ということもあるのです。
では木陰を察知して連動するバス停を開発しましょうか。でも午前中は歩道側にあった木陰が午後には車道側へ移ったらどうしましょう? 「この木なんの木」みたいな大木ならへっちゃらでしょうけど瀬谷のバス通り沿いにそんな大木あったかなぁ?
現実的には屋根を設置するのが最善なのですが、歩道が狭かったりで設置が難しいケースも少なくないでしょう。小さな屋根なら「小さいから少し陽が傾くと陽が当たって暑い!」ということにもなりかねませんし難しい問題です。
ところでこの投書は原文ママなんでしょうか。「声」欄編集部が手直ししたらかえってへんちくりんになってしまったとか?願わくばそうあってほしいと思います。
『バス停設置 高齢者に配慮を』
先日、猛暑の日中に買い物に出た時のことです。私の自宅近くで、路上の木陰に1人のお年寄りが立っていました。最初は何をしているのか分かりませんでした。バスを待っていたのだと分かったのは、買い物を終えて再びそこを通った時、そのお年寄りが木陰を出て4、5メートル離れたバス停に向かうのを見たからです。バスの到着時刻まで、猛暑の日差しを避けるため、離れた木陰におられたんだ、と初めて気づきました。
バスを日常の交通手段として頼りにしているお年寄りは多いと思います。そんなお年寄りにとっては、10分、20分でも炎天下に屋根のないバス停で待つのは大変な負担です。市営でも民営でも、バス路線は採算がとりづらく、予算に余裕がないケースが多いのも現実でしょう。でもバス停を設置した方々は一度でも炎天下で待つお年寄りの姿を見たことがあるのでしょうか。屋根の設置が無理なら、せめてあのような木陰にバス停を置けなかったのでしょうか。
昨今の夏の暑さは、一昔前とは比べものになりません。今からでも移動できるところでは木陰に移していただけないでしょうか。少なくとも、今後バス停を新設する時は、お年寄りなど弱者のことを考慮に入れてほしいものです。
(引用終)
いやいやなかなかお年寄りを気遣う立派な御仁で…、おや?
何か変だと思いませんか? そうです。「木陰」にバス停を置くことです。
小学生でも理解できることですが太陽の位置が動けば木陰の位置も動きます。10分や20分ならさほど大きく動くことはなくとも、午前10時は木陰でも午後3時は日なた(あるいはその逆)ということもあるのです。
では木陰を察知して連動するバス停を開発しましょうか。でも午前中は歩道側にあった木陰が午後には車道側へ移ったらどうしましょう? 「この木なんの木」みたいな大木ならへっちゃらでしょうけど瀬谷のバス通り沿いにそんな大木あったかなぁ?
現実的には屋根を設置するのが最善なのですが、歩道が狭かったりで設置が難しいケースも少なくないでしょう。小さな屋根なら「小さいから少し陽が傾くと陽が当たって暑い!」ということにもなりかねませんし難しい問題です。
ところでこの投書は原文ママなんでしょうか。「声」欄編集部が手直ししたらかえってへんちくりんになってしまったとか?願わくばそうあってほしいと思います。