小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

十二月十五日

2015-11-12 | 嘉永二年
  
今日も暖かいけれど昨日よりは少し寒い。しかし、夜になるとかなり温かくなった。
今日は「左氏の会」があるので一杯出す用意をする。
昼前に田沼から酒三升、魚7をおくってきた。
会には富永、栗山、札川、田中、田沼等が来た。四時頃から酒を出す。
夜は鈴木五郎兵へ宮本の若旦那を連れて行った。

家事の合間に詩を作り絵を描く。母君は仏参。

野際葵真(葵徹の娘婿)が野際葵徹(小梅の絵の師匠)の忌明けの礼に来てすぐに帰られた。
城の口から集金に来たので払う。
金二歩を学校に納め、江川甚蔵に目貫(刀の柄を刀身に定着させるための目釘)代金を渡した。
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