天気予報が直前でコロコロ変わる今日この頃。
土曜日は、週間予報では晴れだったのに、直前の予報では「雨カモ」予報に変わっていました。
お天気は朝からドンヨリ。
おまけに寒い!!
とても冬らしい一日でした。
さて。
この日は、作業”数”は少ないのですが、それぞれ時間がかかる作業で、分刻みで予定を立てていました。
まずは収穫。
レタス収穫5分!・・・・残り時間あと3分です!・・・ってな感じです。
皆さんを失礼ながら追い立てまくった収穫タイムでした。
でも、その甲斐あって、収穫物の梱包まで終えたまさにその時点で、雨が!!
わははは、そこまで深く考えていたわけではないのですが、結果的に良かったです!
ところで。
この日もたくさんの野菜をお持ち帰りいただきましたが、野菜を作っていると、たとえばハクサイやキャベツの一番外の葉やブロッコリーの太い茎は、持ち帰る前に畑で落としてしまいます。
ちなみに、畑でのキャベツはこんな感じ ↓
一番外側のエリマキトカゲのエリマキ部分っぽいところは、お店でみたことはないですよね。
流通上ジャマ、というのはもちろんありますが、この部分の葉っぱは厚く、噛むとガシガシします。加熱すれば食べられますが、正直、あまり美味しくありません。
野菜の食べ方については、かなり贅沢になっている現代日本、野菜を大事にしている教室でもここまで食べることはありません。
で。
こうして、作物の「食べずに捨てる部分」を「残渣」というのですが、畑にある「残渣」は、畑の養分を吸った貴重な有機物として、教室では主に「堆肥行き」なのですが、お家に持ち帰ったら「生ごみ行き」です。
生ごみは、多くの自治体で「燃やせるゴミ」扱いだと思いますが、キャベツ等葉物野菜の残渣は9割が水分です。生ゴミが燃えるには、ある程度水分を減った状態になっていなければならず、燃やせるゴミの中でも、生ごみはその「水分」が問題視されており、多くの自治体で「できるだけ水を切ってください」等と案内していると思います。身近なのに厄介な存在です。
そして、実は、畑でも、野菜の残渣はやっぱりその「水分」が問題になることがあります。
なぜなら、有機物は、水分がなければ発酵しないのですが、水分が多すぎると腐敗の方向に傾くからです。
堆肥にしようと、寒い冬、残渣を野積みにしておいても、なかなか発酵せず、むしろ積み重ねておくと重さで下の方が水分過多になりベチャベチャに・・・。毎回水分調整に苦労します。
なもんで、今回は、穴を掘り、土中の中で嫌気性発酵をさせるという方向で処理してみることにしました。
皆さんで一斉に穴掘りです。
皆さんパワフルで、あれよあれよという間に立派な溝ができました。
そこで、今度はストックしていた残渣を入れていきます。
ずっとずっとため込んでいたので、たくさんあります。
きちっと発酵が進むよう、色々とやっておきます。
その色々な作業、皆さん楽しんでくださったようです。
この作業、残渣処理だけでなく、畑の性質の改善にもつながることが期待できます。
とはいえ、どうなるか・・・????今回初回ですので、未知数です。
1年後、2年後、答えが見えるかな?という感じですので、これをやったということをきちんと記録しておいて、観察していきましょう。
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2013年3月からスタートする農業実践教室の説明会を以下のとおり開催いたします。
水曜コース:12月12日(水)、12月26日(水) 10時30分~12時
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14期コースは、春夏野菜コースです。トマト、トウモロコシ、ナス、キュウリ、カボチャ、インゲン、エダマメ、ズッキーニ、ジャガイモ、葉物野菜をメインに、春に種を播く野菜を色々育てていきます。
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コメントありがとうございます。
この日は、とても大忙しで、皆さんにご協力いただいて助かりました。
皆さんが集まると、どんなに大変な作業でも楽しい雰囲気になりますね。立派な溝を見て、そして楽しそうな皆さんを見て、今期も素晴らしいメンバーの皆さんに集まっていただいたなぁ~と感慨深く思いました。
次はいよいよ収穫祭です。
総力をあげて…楽しみましょう!