みんなの畑の日記~農業実践教室

フォトシンセシスが運営する農業実践教室の講義の内容、様子を公開。週末を活かして野菜作りを学びたい方に。

農業実践教室第5期5回目~ダイコン土寄せ

2008-09-30 11:15:31 | Weblog

ダイコンは日に日に大きくなってきています。

教室で種を播いたものは、虫よけネットを張らずに育てていますが、それよりも前にしげファームで種を播いたものは、虫よけネット効果でキレイな葉が広がり、人間が食べる部分である”根”も肥大を始めています。コレは、根が赤い品種です。

ダイコンは、発芽した芽が風で揺れると回転してしまったり、折れてしまったりします。

なので、ある程度芽が大きくなってきたら株元に土を寄せてあげる「土寄せ」をしてあげます。

今回は、そのやり方について教えてもらいました。

クワを使ってやる場合と・・・・・

 

管理機というマシンを使って作業する場合と・・・・

もちろん、こんな風に手で動かすのではなくこれは構造をお教えしているだけで、本当はこれにマシンが装着されて動くんですよ。

 

ところで、この土寄せはいつ頃やったら良いのやら???と思って質問してみました。あまりにも芽が小さい段階でやったら、芽が土に埋もれてしまうのでは??と想像したわけです。

 

「台風や嵐が来る前にすると良いでしょう」とのこと。

そーだ、風対策だもんね♪

野菜を育てるようになると、天気予報がすごく気になってきますね。


農業実践教室第5期5回目~ニンジンの葉のかきあげ♪

2008-09-27 23:36:38 | Weblog

今日も無事天気に恵まれて、気持ちよい秋晴れのもと教室を開催することが出来ました。

でも、今回も直前で天気予報がコロコロ変わって、少々悩みましたよ。

 

今日も前回からの振り返りからスタートしました。

第5期初日に受講生の皆さんに種を播いてもらったニンジンは、すっかり大きくなりました。

ニンジンの発芽状況は、種を播いた時期など環境が少し違うだけで全く違います。

すごく発芽しまくって混み合っている区画もあれば、ココ何か種播いたっけ?と思うようなスペースもあります。こーゆーのは、出来てみなければわかりません。

 

さて、そろそろニンジンの根が大きくなり始める時期です。

そこで、ニンジンの芽が混み合って生えている区画で、間引きするポイントを教えてもらいました。

 

間引いたニンジンは、もちろん美味しくたべられます♪

 

今回は、たくさん間引いてもらったニンジンをお持ち帰りしていただきました。

 

鮮度の良いうちに食べてしまえ~と思ったワタシは、早速家でニンジンの葉のかきあげを作りました。

 

ニンジンを軽く洗いまして・・・

 

食べやすいように細かく切ります。

ニンジンの根も細く切ります。

つまみ食いをして、ニンジンはこんなに小さい段階で既にすっごい濃い味がすることを確認。

 

水で溶いたてんぷら粉に混ぜて、揚げます。てんぷら粉は少なめの方が、葉がパリパリして美味しいはず。

 

今回は、ミニサイズのフライパンに油を多めに入れて揚げてみました。

フライパンでも油をたくさん入れて具を薄く広げるようにして揚げるとちゃんと出来ます。

皆さん、どうぞチャレンジしてみてくださいな。

 

完成~♪

 

かき揚げはもちろん、塩で食べます~。

 

久しぶりにニンジンの葉のテンプラを食べましたが、我ながら美味しく出来ました!

味は、シュンギクに似ている?と思ったのですが、皆さんはどうだったでしょうか。。。。


農業実践教室第5期4回目~ダイコンも発芽、シュンギクは・・・

2008-09-26 13:01:44 | Weblog

皆さんが種を播いたダイコン、発芽しています。

これからどんどん冷え込んでくるので、虫の被害もだんだん減ってくるとは思うのですが、現時点ではまだまだ活発に活動していますので油断できません。

シュンギクは・・・・・

発芽率が悪いというのが定説なのですが、皆さんに播いていただいた種は予想以上に発芽率が良く・・・。

貸し農園の方は、定説どおり発芽率が悪いんですけれどね・・・。

詳細は、教室で確認しましょう。


農業実践教室第5期~番外編:屋久島

2008-09-24 23:17:25 | Weblog

先日、屋久島に行ってきましたので、今日は番外編でちょっと屋久島のお話をさせていただきます。

 

屋久島といえば、シカやサルがたくさんいて・・・・。

もののけ姫の森があって・・・。

とっても自然が豊かでステキな島です。

でも。

個人的には、島の生態系や自然の不思議さを知ると、もっともっと愛おしくなる島だと思います。

今回、ワタシは自然豊かな屋久島の森をとことん堪能したいと思いまして、元「生物のセンセ」であるOさんという素晴らしいガイドさんに案内してもらいながら「もののけ姫の森」を探検してきました。

このOさんは、1質問したら10教えてくれる素晴らしい方で、本当に色々なことを教えてくださいました。

たとえば・・・・。

屋久島の名所「縄文杉」には、1日で500人~1000人くらいの人がやって来ると言われています。ワタシは、そんなにたくさんの人が毎日森に入って木の根を踏みつけていったら、木が傷むのではないのか?とOさんに質問してみました。

すると、すぐに答えが返ってきました。

「もちろん傷みます」

そして、説明を続けてくれました。

 

これは人が通る道を横切るようにして這っている木の根です。

太い根だけが見えますね。

でも、もともとは、こんな風にこの根の周りにはもっと細かい根がたくさん這っていたんです。

この写真は、通路から少し離れたエリアの地面です。人に殆ど踏まれていないので、細い木の根も元気に生きています。

しかし、こうした部分にも人が入るようになって何千回、何万回と根が踏まれて痛めつけられると、根は次第に枯れ、やがて「腐植化」して土となります。細かい根が土となってしまうので、肉眼で見える根は、ワンランク太い根になります。

それがこんな感じです。

でも、こうしたワンランク太い根もやはり何千回、何万回と踏まれると、やがて枯れて腐植化して土となり・・・・。

こんな風にもっと太い根だけが残るようになるんです。もちろん、こんな木は死に着実に近づいています。

・・・ナルホド!と納得しつつ、自然を知るために自然破壊に加担するという矛盾に複雑な心境になりました。なので、Oさんの「・・・だから、生態系について少しでも知って帰って欲しいんです」という言葉にちょっと救われました。

 

もちろん、木はただただ死ぬ一方ではありません。

木が枯れて倒れれば、そこに新たな空間が出来ます。久々に地上にたっぷりと太陽の光が届くようになった大地では、色んな木の芽が急激に成長を始めます。

 

真ん中あたりに生えているのが杉の芽。

杉というのは、成長するのに光をすごく必要とするそうです。

光が少ないと、周囲に芽生えた広葉樹の方が先に成長してしまって一層光をさえぎられてしまい(屋久島の森は、常緑照葉樹、落葉樹、針葉樹がひとつの森の中で入り混じって生えています)なかなか大きくなれないのだとか・・・。でも、光さえ当たれば、大きくなれるチャンス大なのです!

 

だから、今はすごく小さなあの杉の芽も、環境さえ整ったら数千年後には

こんな風にBIGになっていることでしょう!

なんとも気の遠くなる話ですが・・・。

 

そんなわけで、Oさんのおかげでとても生々しい屋久島を堪能することができました。Oさん、ありがとうございました!


農業実践教室第5期4回目~ダイコン、シュンギク、コマツナの種播き

2008-09-23 08:40:37 | Weblog

第4回目の講義の最後はダイコン、コマツナ、シュンギクの種播きです。

種を播く深さなどは、野菜によって少し違います。

種を播く間隔を株間というのですが、株間は野菜が大きくなった時の姿を想像するとだいたいどのくらいとったらよいのかわかります。

そしてその「大きくなった時の姿」は、ダイコンの場合、葉が地上でどのくらい広がるか、まで意識しないといけません。

関西地方では、葉付きのダイコンが普通に売られている、と聞いたことがありますが、関東地方では葉付きの大根を買える機会は非常に限定的です。人によっては想像できないかもしれません。

ちなみに青首大根と三浦大根では、葉の広がり方が結構違うのですよ。

 

そんなダイコンの種を手で地道に播いていきました。

 

コマツナの種は、播種機という器具を使って播いてもらいました。

手押し車のようにして種を播く器具です。

手で種を播いたあとは、この器具のパワーを感じます。

手で種を播く場合は、種を播く溝を作り、そして種を播いたあとに土をかけて軽く上から鎮圧しますが、播種機はそれを一気にやってくれるのです。

動力は”人力”というクラシカルな器具ですが、知れば知るほど良くできた道具だなあと思います。

農作業に使う道具を知っていくのもまた面白いものです。

 


農業実践教室第5期4回目~ブロッコリー定植と虫よけネットはり

2008-09-21 08:23:10 | Weblog

第4回目の講義では、スティックブロッコリーを定植しました。

ブロッコリーとハクサイの上に虫よけ用のネットを被せます。

これで、飛来してやってくる虫の被害はある程度防げます。

 

でも地中を潜ってやって来るタイプの虫は、上からネットを被せても防げないので、その部分がすごい心配。。。

 

いくつも並んでいる虫除けネット。

「畑の景色」というと、大きな畑一面に野菜の葉が広がる光景を想像されるかもしれませんが、夏期の有機農業の畑はそんな感じではないんですね。


農業実践教室第5期4回目~ハクサイ定植

2008-09-18 09:40:19 | Weblog

4回目の教室ではハクサイの苗を定植することとなりました。

ハクサイの苗は根がとてもデリケート。定植には十分気を使いたい野菜です。

しげさんの話を聞きながら、定植のポイントをミーチェルさんがホワイトボードに書き出してくれています。

第1期~3期の受講生の皆さん、あの”Nさん”は今こんな感じで頑張ってくれていますよ!

 

ハクサイの苗は、畑にマルチシートというフィルムを張ってその上に定植します。

なのでまずは畝を作ることからスタート。

この時のクワは、「耕す」時のクワとはちょっと違う感じで使います。

このクワの使い方は、第5期から新規で受講された皆さんには初体験ですね。

 

 

次にマルチシートを広げていきます。

たるまないようにパリっと仕上げます。

 

苗を丁寧に取り出して・・・・

植え付けします。

ハクサイはドッシリとして頑丈そうに見えますが、定植した後もアブラムシの被害にあいやすかったり・・・と油断できません。人間が見た目と性格が意外にも違うように、野菜も見た目で繊細さ、扱いにくさを判断できないんですねぇ。


農業実践教室第5期4回目~畑の野菜たちの状況確認

2008-09-16 10:16:24 | Weblog

4回目の教室は、見事な晴天の中で行うことができました。

虫の鳴き声には、セミ以外の声も少し混じり始めて秋が来ているなあ~という感じがします。

講義のスタートで、まずは前回までの振り返りをしていきました。

既に播種済みのダイコンの様子です。

この時期、例年ダイコンもまた虫害がひどいので、今年は初めて虫よけネットを張ってダイコンを育ててみることにしたのだそうです。

 

続いてニンジン。

今年は、播種時期に強い雨に地面が叩かれて、発芽がよくない状況です。

これは他の農家さんでも同じようです。

ニンジンは、たくさん種を播いてその後間引きをして大きくしていく野菜なのですが、豪雨のせいで、全く発芽していない箇所と密に生えている箇所が出来てしまいました。そーなると、密に生えている箇所から苗を取り出し、あまり生えていない箇所に移植して育てたい衝動に駆られます。

・・・という気持ちをしげさんに伝えると「じゃあやってみましょうか」と、いくつか端の方に間引きした苗を移植してくれました。さて、どうなることやら・・・・。

第4期の頃に植え付けしたサトイモはかなり大きくなってきています。

結構イイ感じ。

畑は、少しずつ秋の野菜へと移行しはじめています。

 


農業実践教室第5期3回目~その後のレタス

2008-09-12 10:14:20 | Weblog

教室第3回目には皆さんにレタスの種を播いていただきました。

で、その後ですが、こんな感じです。

発芽状況がトレーによってかなり異なります。

これは品種の問題だったり、種の鮮度、土の厚さ、それに加えて天候の問題があったり、色んな要素が絡んできた結果です。

土曜日に、そのあたりについて色々と話を聞きましょうね!


農業実践教室第5期3回目~懇親会

2008-09-10 07:48:31 | Weblog

第3回目の講義の後は、畑の近くにあるカフェで懇親会を開きました。

 

何はともあれ、かんぱーい!!

懇親会では、皆さんと色々なお話をさせていただきました。

 

こーゆー時にはいくつかのシマが出来ますが、それぞれ全く違う話で盛り上がっています。時々人が入れ替わって、話の流れが変わったりするのも楽しいものです。

 

 

単なる宴会ですが、色々な話をしつつよりお互いを知ることが出来る懇親会は、教室では欠かせないイベントです。

そう、今では欠かせないイベントとなっていますが、第一期からきてくださっている一生徒さんから「みんなで飲み会やりませんか?」というご提案があったのが、そのはじまりです。1回開催したらとてもよかったので、味を占めて継続してやっています。

お互いのことをより知った後の教室は、さらに賑やかなものになります。

次回から教室がまた一層楽しみです。