鴻風俳句教室

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地に咲ける芍薬の影ほの紅し(芍薬10枚)

2015年06月27日 19時42分00秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・北海道にも遅い夏が訪れ、芍薬が満開になっている。この芍薬も咲くまでは長いが、咲くとすぐにも散りはじめる。

芍薬と言えば中国、中国と言えば南京市を思い出す。大學の先生が「南京で見たいところがありますか。」というので、

「南京長江大橋を見たいのですが。」というと先生自ら、42度という炎天の中を案内してくれた。

特に、「中山植物園」や「大橋植物園」などは芍薬や牡丹の花が見事に咲いていた。そんなことが思い出される。

 

・・地に咲ける芍薬の影ほの紅し

 

・・芍薬や長江渡る午後の船

 

・・芍薬に彼の世思へり真昼時

 

 

 

・・芍薬の蕊の金箔層幾重

  

・・日の光弾き芍薬笑ひをり

 

・・芍薬の花弁の深き谷を蟻

 

 

 

・・芍薬や南京大橋渡り出す

 

・・芍薬の香ぞお佛間に満ちみてり