鴻風俳句教室

皆さんのホームページです
写真と俳句で美を追求しましょう
そしてこの世に生まれてきた証を残しましょう
 

日を恋ふるチューリップハット縞模様(上湧別:チューリップ)

2015年06月09日 20時17分46秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

 

・チューリップ(tulip)のことを日本語では「広辞苑」では「鬱金香(うこんこう)」である。

「角川大歳時記」でも「鬱金香(うこんこう)」だが、「ホトトギス俳句季題便覧」では「鬱金香(うっこんかう)」となっている。

発音は「鬱」を「う」と読んでも「うつ」と読んでもさほど変わりはないと思うが、

漢字では日本では「鬱金香」と書くのに対して、漢語(中国語)では「郁金香(yu・jin・xiang)と書く。

・・なぜ「郁(yu)」を「鬱(うつ)」としたのかはわからないが、じぃじには非常におもしろいと思うのである。

中国の漢字をそのまま日本の花の名としたのは、「向日葵(ひまわり)」「牡丹(ぼたん)」「芍薬(芍薬)」「百合(ゆり)など

いくらでもある。

 

 

 

 ・・丘陵の残雪が消え影正座

 

 

 

 ・・日を恋ふるチューリップハット縞模様

 

 

 

・・日をためて燃え立たす紅チューリップ

 

・・牡丹に見まがふ花の郁金香(ユイ・ジン・シャン)

 

・・ほったりと香気ただよふチューリップ

 

 

・・深き襞集め炎のチューリップ

 

 ・・チューリップ原種は小人の家ならむ