瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2016年、クリスマスには歌を歌おう♪その9

2016年12月29日 18時43分51秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
新年の準備に追われてか、道行く人も忙しない様子ね。
今年の汚れは今年の内に!
皆、大掃除は済ませたかしら?
まだな人、今日は二重苦(29)に繋がるから止すとして、明日には済ませてしまう事!
新しい年を迎えるにあたって、身辺を清潔にしておかなきゃ!
…それにしてもクリスマスケーキと大晦日の蕎麦と正月の御節料理を同時に売る、年の瀬の日本の商店ってカオスね~。

「日本の漫画に登場するクリスマス・ストーリー」、第9回の今夜は「宇宙家族カールビンソン」よりの紹介!
あさりよしとお氏の代表作、「宇宙家族カールビンソン」は、これまで同タイトルで3度、別々の雑誌にて連載されたの。
最初は徳間書店発行の「プチ・アップルパイ」で1984年7号~17号迄、2度目は同じく徳間書店発行の「月刊少年キャプテン」で1985年2月号~1997年2月号迄、3度目は講談社が発行する「アフタヌーン」で1999年~、なんと三度とも未完のまま、しかも連載の度に設定や世界観が微妙に変わるので、同タイトルでも別の作品として捉えた方が良いかも知れないわ、例えるなら宇宙戦艦ヤマトの様に。
ここではファンからスタンダードと呼ばれてる、「月刊少年キャプテン」連載時代の粗筋を紹介するわ――辺境の惑星アニカの付近で宇宙船同士の衝突事故が起きた。
一方の宇宙船は大破してアニカに墜落。
もう一方の宇宙船に乗っていた旅芸人一座が、墜落した宇宙船を調査したところ、3人の乗員の内2人の大人は既に死亡しており、赤ん坊のみ無事で居た。
宇宙船のデータを解析した結果、「地球」と言う未知の惑星の物らしい。
事故調査を担当した宇宙警察は、相手側が未知の宇宙人で管轄外なのを理由に、赤ん坊を保護する事も無く去って行ってしまった。
旅芸人一座は惑星アニカに留まり、赤ん坊の母星から迎えが来るまで、自分達が家族を演じて育てる事を決意。
女の子だった赤ん坊に「コロナ」と名付け、彼女が成長した際に社会で困らぬよう、地球での生活習慣の再現に努める。
地球に関するデータが乏しい為に、一座が再現する地球の生活習慣には誤りも少なくなかったが…惑星アニカで暮らし始めて4年が経過し、赤ん坊だったコロナは少女に成長した――って、粗筋が長くなってしまったわ。(汗)
まどろっこしい説明はここまで、取り上げるのは少年キャプテン版「宇宙家族カールビンソン」第2巻13話「プロジェクト・ブルー」よ!

雪の積もったクリスマスの日、コロナはおかあさん(座長)からケーキを買って来るようお金を渡される。
ウキウキ気分でお買い物の途中、コロナは原住民の子供がシクシク泣いてる所に出くわしたの。
話を聞けば、病気のお父さんのため薬を買いに行き、雪道で転んでお金を落としてしまったんですって。
優しいコロナがケーキ代に渡された二千円を貸すと、原住民の子は大喜び、「必ず返す」と約束して走って行ったわ。
人助けしたんだから、おかあさんに話せばきっと解って貰えると信じ、家に戻ったコロナだったけど、ケーキを待ちわびる家族の様子を見たら、とても言い出せなかった。
再び家を出たコロナは風来坊のケンに相談。
ケンは雑貨店主のアンディ(ロボット)に協力を頼み、簡単な仕事をコロナにさせて彼女にお給料が出るよう手配してくれたの。
お給料を受け取ったコロナは、今度こそと勇んでケーキを買いに行った、ところが途中で、さっきお金を貸した原住民の子供が、割れた薬瓶を前に道で蹲り、シクシク泣いてるじゃないの!
優しいコロナは再びお金を貸してあげ、喜び去って行く原住民の子供を見送り、「神様だけは解ってくれるわ…」と呟いて、雪道をとぼとぼと歩いてったの。
その頃アニカの原住(?)生物ショベルマウス宅では、原住民のジッソー、コーちゃん、ジュンくんも手伝い、パーティーの準備に大わらわ。
居候の傭兵ライカはその様子を寝そべって見ていたけど、自分も手伝ってやろうと思い声をかけたの。
ところが仕度に熱中してた4人(?)には聞こえず、返事が貰えなかった事で無視されたと勝手に思い込んだライカは、怒って外へ出てしまった。
「仲間外れにしやがって…どうせ自分は邪魔な居候だよ!!」
彼女は芯から僻みっぽくて、物事を悪く見るのが得意なの。
ムシャクシャしたライカが、幼馴染みで元同僚のベルカ(アニカでの保安官役)に八つ当たりしようと交番を訪ねると、パトロールに出ていて留守だった。
「つまんねェな…火でも点けたろか」と、物騒な事を呟いてるそこへ、途方に暮れたコロナがやって来たの。
コロナの意気消沈してる様子が気になったライカは、おタケばあさんの駄菓子屋で甘酒を奢ってあげ、事情を訊いたのね。
そしてコロナが他人に親切を働いた事でババを引いたのを知った彼女は、馬鹿にするように「他人なんか放っときゃ良かったんだ」って言ったの。
「でも、おかあさんが、どんな時にも人には親切にって…それが必ず自分の為になるんだって」
「そんな事やってるから自分がそんな目に遭うんだぜ」
不機嫌を隠さずコロナの前から去って行ったライカだけど、直ぐにケーキの箱らしき物を持って戻って来たわ。
ライカは、そこの角でサンタに会い、「親切なお嬢ちゃんに特別プレゼントを渡してくれ」と頼まれたと言って、コロナにケーキを渡したの。
大いに感謝してお礼を言うコロナに、「礼ならサンタに言え」とそっぽを向くライカ。
「こんな楽しい晩に帰る場所が無いのは私一人で沢山だ」なんて、まったくもう、素直じゃないんだからv
そこへ帰りが遅いのを心配して、コロナのおとうさんとおかあさんが迎えにやって来た。
独り残ったライカに「君は帰らないのかい?」と尋ねる謎の声が――声の主は米俵に乗って小槌を持った、一見、大黒天の様なサンタクロースのお爺さんだったの!
仰天するライカに「皆おまえさんの帰りを待ってる。勝手に拗ねとらんで素直になれ」と説くサンタ。
ライカは「どうせ捻くれ者だ」って不貞腐れたわ。
そんな彼女にサンタは「あんたがあの子に優しくする一部始終を見ていた。親切は何時か何倍にもなって自分に返って来るもの。わしの代理をご苦労さん」と言って、月の浮かぶ夜空へ飛び去って行ったの。
少し離れた場所からその光景を見ていたコロナとおかあさんもビックリ!!
「サンタって本当に居たんだねェ…」って、小槌を持っていて米俵に乗ってたけど、本当にサンタだったのかしらねェ…?
色々と怪しいサンタだったけど、言う通りに家に帰ったライカを、ショベルマウスもジッソーもコーちゃんもジュンくんも、パーティーを始めないで待ってたわ。
同じ頃、コロナから薬代を借りた原住民の子供は、母親に付き添われて彼女にお礼を渡しに行き、パトロール中のベルカに家の場所を尋ねてるとこだった。
知らずに眠るコロナの枕元には、プレゼントを置くおとうさん(最終兵器)の姿。
ちなみに怪しいサンタの正体は、風来坊のケンに頼まれ変身した、鯉の太郎(龍になるのが夢)だった、皆優しいのねv

ここで9曲目のクリスマス・ソングを紹介――「Leprechaun Christmas」!
1980年代後半に一世を風靡したバンド、TMNETWORKが歌うクリスマス・ソングで、作詞は当事キーボードを担当した小室哲哉氏、作曲はリズムギター&ピアノを担当した木根尚登氏。
1980年代に青春を過ごした人には思い出の歌でしょうね♪



【Leprechaun Christmas】




バーイバイトゥサンライズ♪ キャンドルの光♪ 道行ぅく人ーに♪ 清らかに鐘が鳴ぁる♪
ヘーロゥトワイライト♪ 雪の・輝きぃが♪ ツリーィを飾ぁり♪ 月明かりに揺れぇるぅ♪

フーズラフィング♪ フーズクラァイング♪ こーの夜に♪
フーズダンシング♪ フーズファイティングスティルナウ♪
誰もが♪ 幸せ♪ 呼ーぶ鳥を♪ 捜し続けぇてるー♪

ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ 全てぇの街角ぉーかーら♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ 全ての窓に…♪

フーズカミング♪ フーズリーヴィング♪ こーの夜に♪
フーズギヴィング♪ フーズティキングスティルナウ♪
明日も♪ あの日も♪ あーの時も♪ 忘れなーいメロディー♪

ドゥードゥーディダーダ♪ サンタクロースィズカミング♪
ドゥードゥーディダーダ♪ ヒアザピーポーシンギング♪
ドゥードゥーディダーダ♪ ヒアザベルズリンギング♪
ドゥードゥーディダーダ♪ メーーーリクリスマストゥナーァーーーイッ…♪


バーイバイトゥサンライズ♪ キャンドルの光♪ 道行ぅく人ーに♪ 清らかに鐘が鳴ぁる♪
ヘーロゥトワイライト♪ 雪の・輝きぃが♪ ツリーィを飾ぁり♪ 月明かりに揺れぇるぅ♪

フーズラフィング♪ フーズクラァイング♪ こーの夜に♪
フーズダンシング♪ フーズファイティングスティルナウ♪
誰もが♪ 幸せ♪ 呼ーぶ鳥を♪ 捜し続けぇてるー♪

フーズカミング♪ フーズリーヴィング♪ こーの夜に♪
フーズギヴィング♪ フーズティキングスティルナウ♪
明日も♪ あの日も♪ あーの時も♪ 忘れなーいメロディー♪


虹に触ーれーたかった♪ 雲を抜ーけーたかった♪ 風に乗ーりーたかった♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪ ハーヴァメーリクリスマスッ…♪

空を超ーえーたかった♪ 雨を止ーめーたかった♪ 君を愛しーたかった…♪
ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリメーリクリスマスッ♪ ハーヴァメーリクリスマスッ…♪

ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリクリスマスッ! メーリメーリクリスマスッ♪ メーリクリスマスッ! ハーヴァメーリクリスマスッ…♪
 
メーリクリスマスッ! ハーヴァメーリクリスマスッ♪ メーリクリスマスッ! メーリメーリクリスマスッ♪ 全ての窓に……♪

ハーヴァメーリクリスマスッ……♪ メーリメーリクリスマスッ………♪



歌はこちらを参考にしてね♪(※ニコニコだから音が出るだけじゃ済まないけど…)
「Leprechaun(レプラコーン)」はアイルランドの妖精で、地下に富を隠してると云われる小人。
本当に良いものは表に現れずに隠れてる事が多いものよv
それじゃあまた明日、メリーと一緒に楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



…こんばんは、びょりです。
ほのぼの可愛い画風でブラックな話を描くのが得意なあさりよしとお氏、そんな氏が稀に発表するちょっと良い話系に私は弱い。
白泉社発行「なつのロケット」とか…ただこの方も流浪の漫画家で、単行本探そうにも絶版な事が少なくないという。
「宇宙家族カールビンソン」同様、月刊少年キャプテン突然の廃刊で、未完に終わった連載作品は多い。
当事、月刊少年キャプテンの愛読者だった自分は泣いた…個性的な作品が多く載った、良い雑誌だったのになあー。
ネットで調べたら編集部ですら直前に知らされたとの事、異常事態ですわ。

歌詞はね……そのまま載せたら不味いかな~~と思って。(今更だけど;汗)



写真は我が家で今年食べたクリスマス・ケーキ。
モンブランクリームがかかったチョコレートムースの中には、爽やかなオレンジ風味のジュレが隠されてる…とっても美味しいビシュ・ドゥ・ノエルで御座いました。

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