瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

カボチャの王国3

2010年12月12日 21時52分32秒 | ハウステンボス秋の旅行記
ヤフーのイルミネーション人気投票ですが、まだハウステンボスが1位です!
しかし後から仙台の光のページェントと、愛知のライツ・プロムナードが追っ駆けて来ている。
まだ投票してない人の中で、ハウステンボスに興味を持っておられる方、どうか清き1票を宜しくお願い致します!
とまぁ投票終了する12/26迄は、しつこくブログで宣伝予定。
宣言したところで前回の続きで御座います。





↑トロティネでランチを食べ終った後、アクティビティセンターに自転車を借りに行きました。
17:30~18:00の間で貸出、翌日9:30~10:00の間で返却する「オーバーナイトレンタル」は、場内宿泊者限定のサービス。
9時オープン前のパークを自由に廻れるのは場内宿泊者のみ、その特権を活かして爽やかな早朝サイクリングを楽しもう。
(詳しくはこちら→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/vehicle/000285.html)

自分が借りに行ったのは午後2時前、まだ貸出時間ではなかった訳だけど、毎度ながらOKして貰えたという。
ハウステンボスのこういうアバウトなトコ、大好きだ。(笑)
アクティビティセンターはレンタサイクルだけでなく、場内レジャーの総合受付でもあり、入国したら取敢えず寄ってみるのが吉。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/enjoy/experience/index.html)

場所は同じく無料ゾーン「スパーケンブルグ」内、港に繋留された帆船デ・リーフデ号の後に建ってるんで、すぐ判るかと。
ちなみに写真では4輪車ばっか並んでるけど、反対側にちゃんと2輪車並んでますんで。

翼を手に入れて次に向ったのは、記事1番上の写真の建物(↑)、「龍馬伝館」。
近頃放送終了したNHK大河ドラマ、「龍馬伝」に合せて期間限定開館した、番組と龍馬と観光丸の資料館で御座います。
寄ろう寄ろうと思いつつ、寄ったのは初めての場所。
寄る前まではそんなに期待してなかったんすが、意外と楽しく観て廻れました。
見縊って済みません、幕末の歴史やこの時代の帆船に興味持ってる人は、寄って損は無い場所かと。
場所はスパーケンブルグ、バス停の直ぐ側です。

館内は3つのエリアに分かれてます。
最初に通るのは「大河ドラマの情報エリア」、ドラマに出演した俳優さんの写真や、使用した衣装や小道具なんかを展示してあって、ぶっちゃけ此処はドラマに興味持ってなきゃどうでもいいかなと。(失礼)
次に続く「テーマ情報エリア」の方が、自分的には興味持てて楽しめた。
海と龍馬をテーマに、舵輪操縦体験出来るコーナーが有ったり、長崎海軍伝習所のカリキュラムが紹介されてたり。
船の進路を右に取る事を何故「面舵」と呼ぶのか、逆に左に取る事を何故「取舵」と呼ぶのか、良く理解出来ました。
船の最大舵角は約35度だそうで、例えば「面舵いっぱい」っつうのは、右に35度の意味なんだと。
普段TVなんかで聴いてる言葉の意味が解って、目から鱗で御座いますよ。
で、帆船の舵輪ってアニメなんかで観ると、グルグルと軽やかに回してるじゃないすか?
実際は無理だという事が良く解った、物凄く重いんだわ。

日本の海軍力の欠如を憂えて、幕府が設立した長崎海軍伝習所のカリキュラムも、資料を読んで感心させられてしまった。
「第一次伝習」として、航海術、運用術、造船術、砲術、船具学、測量学、算術、機関学、砲術調練。
「第二伝習」として、海軍戦略、演習規定、地理学、地文学、艦砲術、造船、歩兵躁練、帆走法、数学、代数、測定器、海図、観測算術、物理、化学、分析学、蒸気機関学理論、製鉄所建設、オランダ語、一般操練、艦上操練、軍鼓練習、製帆法実習、等々…船乗って戦うのにこんだけ学ばなきゃいかんのだなぁと。

そして現代のハウステンボス最大の資産になってる「観光丸」の紹介も。
安政2年(1855年)オランダ国王ウィレム3世が徳川幕府に献上した蒸気帆船、その後長崎海軍伝習所の練習艦として活躍した船を復元。
歴史に則りオランダで造られた船は、1988年2/4アムステルダムを出港、13人の乗組員で71日間の航海後、1988年4/14ハウステンボスに入港したのです。
1テーマパークのアミューズメント乗物とは思えぬ本物志向。
今ではハウステンボスでだけでなく、ドラマや他地域の歴史イベント等、活躍の場を拡げておりまする。
時に黒船、時に咸臨丸の役に就かせられたりな。(笑)
それだけ他に例の無い存在である証、ちなみに咸臨丸も開園当時復元されて、ハウステンボスに在った。
赤字になるのも当然だが、そんなスケールのどでかさが、ハウステンボスの魅力だと思う。

館内最後のエリアは「地域情報エリア」、大河ドラマのロケ情報や、佐世保を中心に周辺地域の歴史や文化を紹介。
その隣のシアタールームで、自分が訪れた時は観光丸の航海記録映画を上映しとりました。

龍馬伝館は来年2/28迄の営業だそうで、まだ寄った事が無い人は是非どうぞ。
歴史と海に興味が有るならお薦めのスポットです。
但し入館には別途料金必要っすが。

館内廻ってるところに、スタッフが「もう直ぐ観光丸が出港しますよ~」と呼びに来た。
龍馬伝館営業と共に観光丸も「幕末帆船クルーズ」の名で運航。



↑もう何度も乗ってるけれど、折角呼んで下さった事だしと観光丸に乗船。



↑ホテル・デンハーグ前の船着場から出港した木造帆船は、大村湾へと本格的な航海に出発します。



↑乗組員全員がプロの海の漢、帆を張る背中に頼り甲斐が感じられます。



↑出発のアナウンスが流れて、展帆作業が開始される。



↑電動でゆっくりと張られて行くメインマストの帆。



↑アナウンスによると44畳分もの大きさらしい。



↑空はタイミング良く晴れ上がり、クルーズするのに心地良い気温となった。
てぇか陽射しギンギラギンで暑かった。
帽子持って来れば良かったと航海なだけに後悔した。



↑デ・ラウター桟橋から離れ、穏やかな波間を進んで行く帆船。



↑あっという間にハウステンボスの街並みが小さく見えるまでに。



↑周りを島に取り囲まれた大村湾は、風光明媚で観光クルーズにはもってこい。
何度乗っても楽しめるものだなぁと感じた。



↑半分の航路を過ぎた辺りで、船首にかかるネット部分を登ってみようというアトラクションが始まる。
参加者はロープを頼りに、左から右へとUの字に昇って戻る。
かなりスリリング、ネットの下は白波立つ海ですから。
大型で揺れも無く静かに航海してるように見えるけど、実際は結構な速度で走ってるのだなぁと実感する。
落ちたら2度と戻れませんね。
つか靴が落ちた位は過去に有ったんじゃないかと思われ。
さながら四国に架かる蔓橋ですな。
登りながらカメラで撮影していた勇気の有る人も居たけど、自分にはとても真似出来なかった…。




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2 コメント

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Unknown (ありす)
2010-12-15 15:38:18
観光丸、春には全航海いっぱいで・・・乗れませんでしたよ。11月も・・・臨時運航してました。やはり大河ドラマの影響は大きかった・・・。結局私、幕末帆船クルーズの間は乗船できないのか?
ちなみにネット部分を登るアトラクション、うちの両親は参加したことがありますが高所恐怖症の上、つり橋関係一切渡れない私は・・・とても無理!多分ネットの上に足をかけた瞬間固まります・・・。
龍馬伝館も来年2月までですよね、終わった後どうするのか心配ですが・・・そうそう、英語村計画ですよね・・・あの辺に近づけなくなりそうなのは私だけでしょうか・・・。
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重ねてコメント有難う御座いますv (びょり)
2010-12-17 22:58:12
え?観光丸が全航海いっぱい??
ビックリ、オープン以来の事件じゃないですか?
私が乗った時も平日の割には多かったような…そう言えば…。
大河ドラマ様々、有難や有難や。
来年の反動が恐いですが…てか龍馬伝館が2月で閉館したとして、観光丸は大丈夫かな?なんて心配になったり。
変らず運航すると思うんだけど…。

私も英語苦手なんで、話しかけられたら固まっちゃうな~。(汗)
懐かしのウィッキーさんよろしくグッモーニン・エブリバデェ?
それでも前向きに計画してくのは良い事だと思う。
一時みたく縮小するよかずっとマシです。
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