瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

09年冬、ハウステンボスが灯す光12

2010年03月06日 22時09分05秒 | ハウステンボス冬の旅行記
ハウステンボスでチューリップ祭が華やかに開催されている現在、未だに去年のクリスマスシーズンの旅レポを続けてたこのブログですが、今回含めて後3回で終る目処が付きました。(汗)
という訳で前回の続き…今回は写真が多目なんで、文章少なく参ります。



随分長い旅をしていたようで、実はたった2泊3日の冬の旅。
漸く迎えた最終日の朝、私の眠りを覚ましたのは母の携帯のアラームだった。
時計を見たら6時半…最後の日くらい朝寝坊したいと考えていたのに。
寝惚けも加わり多少不機嫌モードになって、起きた母に訳を尋ねたところ、朝市に行きたくてこの時刻に目覚ましを設定したらしい。

朝市、モーニングマーケットは、毎週土~月の朝7時半~9時に、ホテル・ヨーロッパ前の総合土産店「シーブリーズ」で開催される。
年中開催されてるかは知らんけど、自分が今迄行った限りでは、土~月の早朝必ず開催していた。
出品されるのはチーズにお菓子に海産物加工品、それにホテルメイドの焼き立てパン。
店舗自体がオープンするので、他飲物から縫ぐるみ等のグッズまで、買う事が出来る。
これは当日出国する予定の人にとっちゃ、買い残しを手に入れられて、有難いに違いない。
土~月の早朝を選んで行うのは、そういう理由からなのだろう。
尚、焼き立てパンが店に到着するのは7時45分頃、到着して直ぐに無くなるほど人気なので、買いたい人は遅くてもこの時間には店に居るように。

んでまぁ起きたは良いけど確か前夜のTVでは、今日は雨が降って荒れるとか何とか言ってたような…不安に怯えつつカーテンを開けて外を確認する。
すると未だ夜明けてない紺色の空は晴れていた。
ホッとして出掛ける仕度を整える。
母と「朝食は朝市で買ったパンにしよう」なんて、和やかに会話しながらお茶を飲み、出掛ける前にもう1度外を確認したら、あらビックリ雪が降ってるじゃないですか!
いやいや実はそれ、風に舞う枯れ葉だったり!
枯れ葉が凄まじい風に吹き上げられて、雪かあられの様に窓を叩き付けてるんですよ!
空がどんより何時の間にか真っ暗、いやこれ絶対確実に雨降るよってな塩梅。
前夜の天気予報は大当たりだった…しかしまぁ此処の朝市は店ん中で開催するから、雨天中止の心配は無い。
という訳で母と一緒に傘差して、予定通りに朝市へ出掛けたのです。



↑ところが不思議な事に、土砂降りだった雨が、私らが1歩外へ出た途端、嘘の様にピタリと止んでしまった。



↑みるみる晴れてく雲。



↑後には抜けるような青空が広がっていました。
海の側に在る街だから、霧やら雪やら今迄も不思議な光景を目にして来たけれど、この日の朝の目まぐるしい空の移り変わりも、記憶に焼き付いて忘れられない。
抜けるような青空と言ったけど、丁度空の半分とこで雲が分断されてまして、一方が曇り、一方が晴れたんです。
この写真は朝市から帰って来て、窓から写した物だけど…見ての通り晴れてて曇ってるでしょ?
曇天の下、教会を照らす陽の光に御注目下さい。
例えるなら映画の十戒に出て来る、あの海が割れるシーン、空の神秘をまざまざと見せ付けられました。



↑此処が朝市が開催される「シーブリーズ」。



↑オープンが遅い店舗ばかりの中、この店の貴重度は頗る高い。



↑ホテル・ヨーロッパの前に建っていて、場内宿泊者にとってはコンビニ的存在なのです。
母が店内で買い物してる間、ヨーロッパの玄関前に場内観光馬車が到着、宿泊者の数人が乗って行った。
雨が上がって良かった、この朝馬車に乗った人にとっては、清々しい思い出になった事だろう。
(観光馬車についてはこちら→http://www.huistenbosch.co.jp/transport/topics/horse.html)

買い物好きな母は、しこたま買っていた。
特にパン、朝食用だけでなく、土産としても買ってました。



↑買った内から朝食に選んだクロワッサンダマンド(左)とレモンパイ(右)。
クロワッサンダマンドにはアーモンドクリーム、レモンパイにはレモンクリームが練り込まれていて、甘いんだけどしつこくない絶品でした。
特にクロワッサンダマンドはお薦め、朝市以外にも「カフェデリ・プリュ」等で販売してます。
「カフェデリ・プリュ」についての紹介は次回。



↑可愛い物好きな弟へのお土産に買ってったミッフィーパン。
焼き上がって店に到着後、瞬く内に売れてしまった1番人気。
食べた弟の話では中にクリームが入ってたとか。
しかしチョコで書いてあった顔は熱で溶けてしまい、家に着いた時には無残に変わり果てていた。(哀)

ホテルに帰った後、宅急便で送るよう、母と共に荷物を纏める。
何せ母の買った土産が凄まじい量だから、フロントで箱を貰い、詰めるしかなかった。
なのにこの後更に母は土産を買いに外へ出掛けたのでした。
もう充分じゃん、そんなに買って何処に配る積りか訊く自分に、「いやあね、これまで買った物は家用よv」と笑う母。
家用って……旅行後1ヶ月はおやつに困らなかった、というのは余談。(汗)

部屋に独り残った私は、名残を惜しむ積りで寝てました。
寝ながらTVで天気予報を確認、雨は降ってなくても、段々と崩れる気配を感じたもので。
したら長崎佐世保は強風雷波浪注意報が出てるじゃないですか。(汗)
頭の中に蘇る高速船欠航、乱気流に遭った時の記憶。
寝てる間に予報を裏切って、好い天気に変ってますように…しかし祈りは通じず、起きて窓から見た空は、益々どんより曇っていたのでした…。

11時50分頃、母もホテルに戻って来て、スタッフに荷物の入った箱を運んで貰った後、チェックアウトをして、ランチを食べに行きました。
場内連泊者の特典として、朝食を昼食に替える事が出来る。
だからこの日朝食券は使わずに置いたのだ。
私らの泊ったホテル・アムステルダムのメインレストラン、「ア・クールヴェール」はバイキング形式。
地元長崎の食材をメインに作られた質の良い料理を、好きに選んで食べられるのが魅力の店なのです。



↑ランチに案内されたのはアレキサンダー広場を眺める席。
朝にホテル・ヨーロッパ前で見た観光馬車が、目の前に停まって客待ちしてました。
そもそもこのアレキサンダー広場こそが馬車のターミナルだったし。



↑さてこの日の昼に私が食べた料理を紹介しましょう。
先ずはお目覚めしゃっきり、キャロット&フルーツジュース、人参の風味を残しつつ、飲み易いフルーツの味。
手前の皿には種類色々サラダ、ドレッシングは毎度ながら柚子味を選びました。
左の皿に盛ったのは長崎ヒラスのタルトレットとカナッペ盛り合せ、長崎コショウダイと佐賀産青梗菜の油淋汁ソースがけ、長崎マトウダイのポアレのノイリーソースがけ、冬野菜のマリネ香草風味。
右の皿には長崎アマダイの唐揚ポン酢おろし、鯛が好きなんだなって事がバレバレですな。
右端の小皿は寒鯖の雲和え、どれも上品な薄味仕立てで、流石のホテル・クオリティだと感じられまする。



↑左はオニオンスープ、パルメザンチーズを振って、カリカリのラスクを浮かべれば、スープとパンに蕩けるチーズが絡んで、風味が一層増します。
右は表面に芥子の実が塗された米粉のパン、モチモチの食感が堪らない。
此処のパンって見た目以上に食べた気になる、朝市で買ったパンなんか、手に持ってズシリと重たく感じたもの。



↑長崎で水揚げされたハマチの刺身、海の街で食べる魚は新鮮さが違います。



↑此処の売りと言えばステーキ、今回は牛ステーキは無く、長崎雲仙スーパーポークのみ。
味付けはオニオンソース、ガーリックソース、香草塩の中から、オニオンを選択、粒マスタードを添えて頂きました。
焼いて下さったコックさん曰く、「牛より(地元特産の)スーパーポークの方がお薦めですよ~」との事、実際大変美味しかったです。



↑メインを食べ終わったらデザートタイムって事で、フルーツヨーグルトに長崎特産の甘~い蜜柑。



↑左の硝子の器に盛られたのは焼き林檎雲龍、練り切り餡で焼き林檎が包んである洋風の和菓子。
秋に来た時には甘栗が包んであったっけ。
他、カスタードプリン、黒豆のゼリー寄せ、胡桃のブラウニー、木苺のムース。
どれも美味しいんだけど、特にプリンが最高で、此処に来たからには是非食べて欲しい一品。
後、冷たい物苦手なんであまり選ばないんだけど、アイスクリームがメチャ美味しいのです。
バニラとストロベリーを大抵揃えてるもよう。



↑お終いは何時も通りミルクティーで、母は珈琲で〆ました。
正午に来店して、店を出る頃には14時近く…2時間もの優雅な昼食。
旅をしてる時じゃなきゃ味わえない贅沢ですな。
クリスマスシーズンに合わせて窓に吊るされた、ツリーや星等のデコレーションが可愛かったです。

ア・クールヴェールのランチバイキングについてはまったりさんの記事が詳しいので、是非参考になさって下さい。
次回は遂に出国するまで…書けたら良いなぁ。(汗)




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