瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

君はペットバトン(ウソップ編)

2009年04月01日 20時15分16秒 | ワンピース
本日4/1はウソップの誕生日。

――お誕生日おめでとう、ウソップ!!

…選んどいて言うのもアレだけど、黄色い文字は見え難くて困るな。(汗)
それは兎も角毎度ワンパに祝・誕生日シリーズ、此処までの経緯は前回に遡って頂くとして…今回も宜しく頼むぞ!ナレーション・コネリー!!



私の名前は「ナレーション・コネリー」、ショーン・コ○リーそっくりの日本人離れした容貌だが若山○蔵そっくりの声で流暢な日本語を喋る、流離いの国籍不明ナレーション・リポーターだ。
次元を超えてキャラの元まで突撃リポート…さて、今宵のターゲットは――



ナ「そんな訳で那須の名湯鹿の湯浸かって体活き活き、十年若返って参りました!ハッピーバースデー、ウソップさん!!」
ウ「なな何だ何だ誰だァいきなり!??初対面のクセして何で俺の誕生日知って――さては海軍だな!?てめェ!!」
ナ「怯えないで!私はしがないナレーション・リポーター、海軍の人間ではありません!」
ウ「う嘘吐け!!だったら何で俺の誕生日知ってやがる!?言っとくが俺はこう見えて懸賞金3億越え…の船長が居る海賊チームで、影の実力者と讃えられてるよな存在なんだからな!!手なんか出してみろ!!背後に控える八千人のゴム人間と八千人の剣豪と八千人の凶悪コックと八千人のサイボーグ他諸々の部下が、必ずや俺を救いに命を捨てる覚悟で駆けつけて来るだろう!!」
ナ「そんなに仲間乗ってたら船沈みません?いや本当に海軍とは全く無関係の人畜無害な者ですんで、そう逃げ腰にならずに話を聞いて下さいよ。今回私が訪ねて来たのは、世間で名を馳せてる海賊団のクルーにインタビューを申し込もうと…」
ウ「何!?俺にインタビューだと!?」
ナ「はい、今や麦藁チームの知名度はダントツ、人気投票では全クルーが上位にランクインするような状況でして、此処は一発噂の奴らの本音に鋭く迫ろうと!」
ウ「ははっ!そうか成る程なァ~♪よし解った皆まで言うな!これも人気者の務め、おめェのインタビュー、快く受けてやろうじゃねェか!知りたい事有ればどんどん質問ぶつけて来いよ!クルー1正直者と謳われる俺様が、忌憚無く赤裸々に真実を答えてやるぜ!!」
ナ「有難う御座います!流石は落ち込んだりもするけれど、元気なお調子者のウソップさんだ!ではお言葉に甘えて早速!――『1.家に帰ってきたら玄関前に怪我をしたナミがいました。』どうしますかー?」

ウ「ナミが怪我したって!??――ほ本当か!?嘘じゃねェだろうな!!?」
ナ「勿論嘘です」
ウ「性質悪い嘘かましてんじゃねェよ!!!一瞬本気にして焦っちまったじゃねェか!!!」
ナ「ほら今日エイプリルフールですから…じゃなくって説明が遅れましたが、今から挙げる質問は全てナミさん絡みで、『もしも○○だったら~』という想定の元、答えて頂きたいんですよ」
ウ「先に言えってそういう事は!!まァ…解ったよ。『もしもナミが○○だったら~』を想像して答えれば良いんだな?」
ナ「そんなに焦りましたか?脅かして済みませんでした」
ウ「当り前だろォォ……ったく…何で皆バラバラなんて事態になっちまったんだよ、クソッ!死ぬ様な奴らじゃねェって信じてるけどよォ…ゾロなんか大怪我負ってたし…ルフィだって……別に俺達政府をどうこうしようって気は無いんだぜ?なのに何でこんな風にヤバイ奴に狙われなきゃなんねェんだよ……!」
ナ「ほらまたネガティブ発症しない!ウソップさんの仰る通り、全員簡単に死なないのが取り得でしょお?切り替えて次の質問に参ります!――『2.手当てをして食事を与えてやると眠ってしまいました。何処に寝かせる?』」

ウ「何処に寝かせるって、ナミをか?」
ナ「はい、そうです」
ウ「そりゃまぁ…布団に連れてって…」
ナ「抱いて連れてって?」
ウ「だ!!――いや抱きまでする積りねェよ!」
ナ「しかしナミさん寝てますから、抱いて運ぶ破目になりません?それとも一旦起す?」
ウ「起すのは可哀想だからしねェけど…そのなんだ、肩貸して布団まで連れてってやるさ!」
ナ「見た所布団を敷けるスペースは、そんなに無さそうですが、何処に寝かせます?」
ウ「何処ったって…別に雑魚寝で構わねェだろ。仲間だし、何時もそんな感じだしな!」
ナ「大丈夫ですか?顔赤いですよ」
ウ「赤くなんかなってねェ!!!一体どんな回答期待して質問してやがる!?」
ナ「いえそんな、期待してる回答なんて別に有りゃしませんが…え~、次の質問に参りましょうかね!――『3.朝起きると、しばらくおいてください、と言ってきました。』どうしますかー?」

ウ「『暫くおいて下さい』なんて言うかよ、あのナミが!」
ナ「そこを想像して御回答下さいよ。でなきゃ面白くないじゃないですか」
ウ「んなこた言ったって、想像の中ですら有得ねェし!」
ナ「怪我を負うと人は弱気になりますからねぇ…まして他の仲間はバラバラ、頼りになる男はウソップさんだけとなれば、幾らナミさんといえど…」
ウ「まぁ…そうだな…ルフィもゾロもサンジもチョッパーもロビンもフランキーもブルックも居ないとなれば…あいつでも弱気になるかもしれねェなぁ…」
ナ「加えて政府からの刺客が何時狙って来るか判らない。そこで『ウソップ、お願い!私を暫く傍において護って!』と縋られたら…」
ウ「そりゃあ男として突っ撥ねる訳にはいかねェな!――うしっ!解った!他の奴らが居ない間、俺が傍に居てナミを護ってやろうじゃねェか!!」
ナ「はい!参考になる御回答有難う御座いました!そんじゃ次の質問に参ります!――『4.話し合いの結果ペットとして飼うことになりました。好きな名前をつけて良いとの事、なんてつけますか?そしてあなたをなんと呼ばせますか?』」

ウ「ちょっと待て何だその不健全な質問はァァ!??あいつがそんな事許すと思うかァァ!?第一俺がそんな変態趣味持ってる奴だと思うかァァ!?」
ナ「だからそこで常識的に答えたんじゃ面白くないでしょう?趣味は無くても持ってる積りで御回答下さいよ」
ウ「馬鹿野郎!!そんな考えるだけでも変態じゃねェか!…しかも相手ナミだろ?『ペットにして』なんて間違っても言わねェよ!!」
ナ「怪我を負うと人は弱気になりますからねぇ…2人っきりで過していた或る日の夜、酒を酌み交わしてる内、ふと冗談交じりで…なんて、無いとは言い切れないでしょう?」
ウ「ま、まぁ…そうだな…無いとは言い切れないか?つってもあいつをペットになんかしたら即手を噛まれそうで恐ェし…」
ナ「そこは現実的に捉えず、悪ノリ爆発で答えましょうよ!でなきゃ面白くならないですって!」
ウ「おお面白くったって!…わ解った!月並みだが『御主人様』とでも呼んで貰おうか!」
ナ「それで彼女の事は何て呼ぶ?」
ウ「ナ、ナミは………『ナミ』のままで良いんじゃね…?」
ナ「う~ん、ノリが悪いな~。一応その回答を活かしますけど、次はもちっと面白く頼みますよ~?――『5.お風呂に入る様に言いつけると、怪我をしているから頭洗って、と言ってきます。洗ってあげる?』」

ウ「ふふ風呂で洗ってあげるって、つまり『一緒に入る』って事かァァ!?そそそんな真似あいつが許す訳…!!」
ナ「しかし実際怪我をしてれば、頼むより仕方ないと思いません?それにナミさん、日常から肌を晒すのに抵抗無いですし、現実的にも有得そうでしょ?」
ウ「確かにあいつはサバサバしてて、男の前でも平気で着替えたりする女だが…しかしそこで誘惑に乗ったが最後、法外な見せ賃を請求されるのは確実!!悪魔の囁きに耳を貸してはなら~~ん!!!」
ナ「そういやウソップさんは何気にナミさんの裸をよく観てらっしゃいますよね。アラバスタの大浴場だけでなく、スリラーバークでは至近距離でバッチリ」
ウ「ああ…あれは今でも忘れ難い歴史的光景だった…例えるなら湯気に隠された桃源郷…俺の心の青春ノートに新たな『感動』が刻まれて…」
ナ「以来夜毎思い出してはお世話になってると…」
ウ「そう、こっそり描いて残して、おかずに使っ…わわわわわぁ~~~!!!!嘘嘘今の大嘘!!!!エイプリルフ~~~ル!!!!」
ナ「はああっ??エイプリルフールって、『忌憚無く赤裸々に真実を答える』約束だったじゃないですか!」
ウ「いやいや悪ィ悪ィ悪ィ♪どうにも季節イベント外せねェ性質でさァ♪つう訳で今の発言オフレコで頼むぜェ♪」
ナ「解りました、公表はしないでおきますが、次は約束通り真実を答えて下さいよぉ?――『6.ナミが寝たいそうです。なんと言ってくるでしょうか?一緒に寝ますか?』」

ウ「いい一緒に寝るゥゥ!?出来るかっ、そんな真似!!!」
ナ「『仲間だから雑魚寝で構わない』んじゃ?」
ウ「い幾ら仲間だからって…!!一緒に寝るってアレだろ!?1つ布団で枕並べてってヤツだろ!?そりゃ流石に不味いって…!」
ナ「理性がもたずに過ちを犯すとか?」
ウ「んな人生設計根底から崩す様な過ち犯して堪るかっっ!!!…ただ常識的に考えて、年頃の男女が一緒に寝るっつうのは…」
ナ「怪我を負うと人は弱気になりますから…頼りになる男はウソップさんだけな状況下、1人寂しく眠りに就いて、向けた背中にふと縋りたくなり…」
ウ「女の弱気につけ込むなんて男のするこっちゃねェ!!!…第一、俺には心に決めた女が…」
ナ「ああ、カヤさんですね?」
ウ「そう!俺にとってナミはあくまで仲間だ!だから関係がおかしくなる様な真似はしたくねェ!!」
ナ「精々『夜のおかず』に留めとくのが吉、と…」
ウ「そう!あ~いう女は『夜のおかず』にピッタリって……わわわわわぁ~~~!!!!嘘嘘今の大嘘!!!!エイプリルフ~~~ル!!!!」
ナ「え~?またですかぁ~?真実を答えるって約束したじゃないですか~!」
ウ「悪ィ悪ィ悪ィ♪やっぱ季節イベントは大事にしなくちゃな~なんて♪いや~我ながらサービス精神旺盛で困るぜい♪次こそ期待に応えてやっから、今のもオフレコにしといてくれな!な!な!な!?」
ナ「…解りました。ですが次こそ本当~にお願いしますよ?それじゃあ最後の質問!――『7.他にペット(ナミ)にどんな事をしたいですか?』」

ウ「だ~か~ら~そういう答えるのを躊躇う質問止めてくれって!!!」
ナ「次こそ期待に応えて下さるって仰ったでしょ!?悪ノリしてなんぼの企画なんですから、『ご主人様』になりきって面白くおかしく答えて下さいよ!」
ウ「ごご御主人様になりきってったって……わ…解ったよ!!なら『一緒に居る間俺の飯を作らせる』!!そんで『掃除もして貰う』!!『洗濯もして貰う』!!」
ナ「それじゃペットじゃなくてメイドですよ…微妙に質問からズレてはいますが、まぁそんなノリで、どんどん行ってみましょう!!」
ウ「『服が破れたら縫え』!!『疲れたら俺の肩を揉め』!!『小遣いよこせ』!!『朝は俺より後に起きるな』!!『夜は俺より先に寝るな』!!」
ナ「あっはっは♪まるで『関○宣言』みたいですね~♪けど面白い!その調子ですよ~!」
ウ「そしてこれは最も重要な事だが…『勤めた仕事を金に換算して請求するな』!!但し『クリマタクトの制作費は払ってくれ』!!『今迄の借金を帳消しにしろ』~~~!!!」
ナ「グレイト!!素晴しい!!実に愉快でした!!…それでは全ての質問が終りました所で、インタビューを終了させて頂きます。この度は御回答有難う御座いました!ウソップさんからの熱いメッセージは、必ずやナミさんの元にお届け致します!」
ウ「え…?ナミにって…そのインタビュー収録したテープ、ナミに聴かすのか…?」
ナ「あれ?説明しませんでしたっけ?そもそも今回のインタビューの依頼者はと或る場所に住まうナミファンで、集められた仲間からのメッセージは、全て彼女の誕生日に渡す約束をして居るのですよ」
ウ「…今回の俺の言葉も全て…あいつに……?」
ナ「ええ、任せて下さい!」
ウ「……オ…オフレコにしてくれって頼んだ箇所は、聴かせないよな…?」
ナ「ええ、約束通り世間に公表は致しません。ですがナミさんには生のままで渡そうと考えてます。編集なんかしたら依頼者の思惑台無しになってしまうでしょうから」
ウ「………おい……テープをこっちに渡せ…!」
ナ「ええ!?嫌ですよ!!」
ウ「いいから大人しくテープを渡せ!!」
ナ「駄目ですよ!!どうしてウソップさんに渡さなきゃいけないんですか!?」
ウ「そのままナミに届けさせて堪るか!!!今度あいつに会う時が俺の命日になっちまう!!おら!!さっさとこっちに渡せ!!渡さねェか!!お願いだから渡して下さい!!!」
ナ「嫌です!!!折角の飯の種を渡して堪るか!!!――そいじゃ失礼致しま~~す!!!」
ウ「あ!!こら逃げるな!!!てめェに情けってもんは無ェのか!!?後生だからテープ置いてってくれよぉ~~~~!!!!」



死に物狂いで追い駆けて来るウソップさんを振り切り、気が付けば私は闇夜に京都三十三間堂を疾走していた。
千体の観音立像が柔和な微笑を浮かべて私を見詰ている、走る体が不思議な蒼い燐光に包まれて行く様感じた。
素晴しい…これが神の領域か。
ランナーズハイに浸りながら、私は「8.次の御方(ターゲット)へ」と続く道を神に導かれ、無心でひた走ったのだった…。



【4/3、ブルック編へ続く】




ちなみに「嫌です、駄目です」はマジカルエミネタです。
最近ヤフーの無料配信観て、懐かしさに浸ってましてな~。(笑)

写真のケーキはコージーコーナーで買った抹茶ショート。
ウソップへのお祝いって事で1つ。



【今週WJワンピ感想】

良いぞっ!!ボンちゃん!!もっとやれっ!!!(笑)
しかし初犯にしては手馴れてる。
きっと今迄も窮地に立つ度、ナミさんに化けてお色気振り撒き、逃れとったのだろう。
本人の知らない所で、どんどん作られていくイメージ像……バレたら即殺されるんじゃ。(笑)

此処で一旦カメラはルフィから離れ、白髭サイドやその他クルーサイドに移ったりして?

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