瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

君はペットバトン(ルフィ編)

2009年05月05日 20時25分27秒 | ワンピース
本日5/5はルフィの誕生日。

――お誕生日おめでとう、ルフィ!!

塵も積ればネタとなる、キャラの誕生日毎に続けて来たシリーズも、これにて目出度く最終回!
此処までの道筋は前回に遡って貰うとして…有終の美を飾ってくれ給え!ナレーション・コネリー!!



私の名前は「ナレーション・コネリー」、ショーン・コ○リー似のルックスと若山○蔵似の声のせいでナイスミドルに誤解されがちだが実は未だ二十歳ちょっと過ぎの独身、読○新聞記者に負けない入り込んだ取材姿勢がモットーのナレーション・リポーターだ。
次元を超えてキャラの元まで突撃リポート…さて、今宵のターゲットは――



ナ「そんな訳で日光江戸村地獄寺から本物の地獄に潜入!ハッピーバースデー、ルフィさん!!」
ル「ゴムゴムのガトリング!!!!」

――ドガガガガッ!!!!

ナ「ゴバブゲゴベェ~~~!!!!………な…何故いきなり連射パンチ…あたしが一体何をしたと言うんですかぁぁぁ!!?」
ル「なんだ?お前ゴリラじゃないのか?ひょっとして人間か?」
ナ「失敬な!!!私をブルゴリと間違えたと仰いますか貴方!!?」
ル「人間って事は海軍の奴だな!――ゴムゴムのピストル!!!!」

――ドゴォォン!!!!

ナ「ブバベェ~~~!!!……ち…違いばず…!海軍でぼありばぜん…!ただの人畜無害のナレーション・リポーターで、と或るファンから依頼を受け、ルフィさんにインタビューを申し込もうと…!」
ル「インタビュー??悪ィけど後にしてくれよ!俺今忙しいんだ!」
ナ「解ってます!事情は全て理解しています!ルフィさんはビブルカードに導かれ、ハンコックさんの手伝いで、難攻不落と恐れられる深海の大監獄、『インペルダウン』に囚われてると言うエースさんを救出にやって来た!」
ル「詳しく知ってんな~お前!てゆーかどこ見て誰にしゃべってんだ?」
ナ「説明口調は気にしないで頂きたい!!エースさんの命を啓示するビブルカードは燃え尽きる寸前、焦る気持ちは良く解る!だがしかしこんな時こそ急がば回れ!落ち着きを取り戻す為にも暫しインタビューに答えてやってくれませんか!でなきゃ命懸けでインペルダウンに潜入した私があまりに無意味で可哀想!…って話してる傍から走って行ってるし!!待って船長!!あたしを独りにしないでぇ~~~!!!」
ル「しつこい奴だなー!なら勝手に聞いて来いよ!走りながら答えてやるから!」
ナ「えええ!?へ…並走しながらインタビューしろと!?わ…解りました!私もプロです、受けて立ちましょう!――『1.家に帰ってきたら玄関前に怪我をしたナミがいました。』どうしますかー?」

ル「ナミがケガ!!?――ゴムゴムのバズーカ!!!!」

――ズドォォーン!!!!

ナ「ウブホォォォ!!!!……こ…今度ば何が気に障っだんべずば…!?」
ル「てめェ!!!ナミは俺の大事な仲間だぞ!!!ケガさせたらぶっ殺す!!!」
ナ「わわわ誤解です!!!私ナミさんに怪我なんてさせてません!!!てかナミさん怪我なんて負って居らず、ピンシャンしてるって噂ですから!!!…今のは『もしもそうなら~』を想像して答えて貰う為に設定付けた質問でして…!」
ル「なんだ、つまりウソか!」
ナ「嘘と言いますか…まぁ仮定と言う名の嘘ですけど」
ル「ゴムゴムのスタンプ!!!」

――ズパァーン!!!!

ナ「ヘブァァッ!!!!…い…一々蹴ったり殴ったりしないで下さい!!これだから体育会系は嫌いよ!!!」
ル「口答えすんな!お前がウソ言うから悪いんじゃねェか!俺だって毎日ミカン盗んでウソ言ってごまかすたびに、サンジやナミから焼き入れられてんだからな!」
ナ「ついでに八つ当たりせんで下さいよ…盗まなきゃ良いだけの話でしょ!…つってまた先走りして行っちゃう~~!!嫌~ん船長!置いてかないでぇ~~~!!」
ル「うるせェな~、約束通り答えたろ?もう帰れよ!」
ナ「そんなつれない事仰らずにぃ~!後6問だけですから!…ってな訳で次の質問!――『2.手当てをして食事を与えてやると眠ってしまいました。何処に寝かせる?』」

ル「ナミをどこに寝かすか答えればいいのか?」
ナ「は…はい!その通りで!…ゼェ…ゼェ…」
ル「じゃ、どっかその辺、空いてるとこ!」
ナ「えええ!?それが答えぇぇ!?もっとちゃんと考えて答えて下さいよ!!」
ル「ちゃんと考えて答えたぞ!寝る場所なんて、空いてりゃどこだっていいじゃねェか!」
ナ「そ…そりゃそうかもですが…鍋の置き場所訊いてる訳じゃないんだし…」
ル「なんだよ文句ばっか言いやがって!なら答えてやんねェぞ!!」
ナ「あー御免なさい御免なさい!!折角答えて下さった回答に難癖付けて済みません!!もう一切文句付けないから続けてお願いします~~って事で次の質問!――『3.朝起きると、しばらくおいてください、と言ってきました。』どうしますかー?」

ル「しばらく置くも何も、元からずっと居たじゃねェか!」
ナ「いえだからそういう事ではなく(汗)、シチュエーションを色々想像してですねぇ~って説明すんの面倒臭いからパス!次の質問に参ります!!――『4.話し合いの結果ペットとして飼うことになりました。好きな名前をつけて良いとの事、なんてつけますか?そしてあなたをなんと呼ばせますか?』」

ル「ナミはペットなんかじゃねェ!!!――ゴムゴムのブレッドォォォ!!!!」

――ドガァァン…!!!!

ナ「だからマジに考えないで下さいよぉぉぉ~~~…!!!…ひゃ…160K硬球バッティングマシーンですか私はっっ!!!」
ル「ナミは俺の仲間で航海士だ!!ペットなんかじゃねェ!!!」
ナ「そんな事解ってます!!解った上で訊いてるんじゃないですか!!洒落で想像して答えてくれたっていいでしょ!?――ってまた先行くぅ~~!!後3問だけですから、怒らず答えて下さいよぉ~~~!!!」
ル「だってお前、さっきから訳解んねェ事ばっか聞きやがるし!…もう答えたくねェ!」
ナ「ままま後3問だけ!答えて頂ければ、お望み通り消えますから!…という事で次の質問――『5.お風呂に入る様に言いつけると、怪我をしているから頭洗って、と言ってきます。洗ってあげる?』」

ル「頭洗ってくれって言うのか?…解った、洗ってやる!」
ナ「え~とあの…何とも思わないんですか…?」
ル「何が??」
ナ「お風呂に入ってるナミさんの頭を洗うという事は、ナミさんの裸を見るかもしれないんですよ…?」
ル「ああ、そうか!」
ナ「それでも平気で入って、頭洗ってあげられるんですか…?」
ル「だって頭洗ってくれって言うんだろ?」
ナ「…あの…これは個人的な質問になってしまうのですが…以前ルフィさん、アラバスタ王宮の大浴場で、ナミさんやビビさんの裸覗いてましたよね?それ以前にも、ボンちゃんの化けたナミさんが胸を露にした時、目を剥いてドッキリしてましたよねえ?」
ル「お前色々と良く知ってんなー!どこで知ったんだ?そんな情報!」
ナ「職務上ニュースソースは明かせません。お察し下さい。それはさて置き…覗いたのは男として興味が有ったからでしょ?なのにハンコックさんの裸を見た時には、全くの平常心で居られた。…この態度の違いは一体何処から来てるんですか…?」
ル「だって俺、あの時あいつにムカついてたからな!」
ナ「あいつとはハンコックさんの事ですね?」
ル「うん!嫌いな奴を見たってムカつくだけだろ?ナミやビビは好きだからな!特にナミは、いつも裸みてーに薄着してるクセに、肝心なトコは見せてくんねーから、なんか気になるんだよなァ~!」
ナ「…そういうもんですかねぇ~」
ル「ならお前は好きじゃない女の裸でも見たいと思うのか?」
ナ「いやそれは…まぁ……ゴホン!気分を変えて次の質問に参ります!――『6.ナミが寝たいそうです。なんと言ってくるでしょうか?一緒に寝ますか?』」

ル「何て言うかなんて解る訳ねーじゃん!俺ナミじゃねェんだから!」
ナ「そんな身も蓋も無い!(汗)…だったら『一緒に寝ますか?』」
ル「ナミが一緒に寝ようって言うなら寝てやる!」
ナ「逆に『寝たくない』って言ってきたら?」
ル「なら、寝ない!」
ナ「……う~~~ん…核心に触れられそうで触れられず、妙にじれったい気分だなぁぁ……って目を離した隙にどんどん先へ!!…行かないで船長ぉー!!ラスト1問だけ答えて行ってぇ~~~!!!」

ル「ラスト1問?本当か!?じゃあ早く聞けっ!」
ナ「はは…はい!それでは!――『7.他にペット』…じゃなくって(汗)…『ナミさんにどんな事をしたいですか?』」
ル「何もしたくねェ!今俺がしたいのはエース救出だ!…じゃあな!!」
ナ「ああちょっと待って!!最後の回答がそれじゃあ、あんまりなオチというもの…!!(汗)」
ル「知るか、そんなの!大体こんな変な質問ばっか答えさせて、どうすんだよ!?」
ナ「い…依頼者の言によると…ゼェ…ゼェ…ナミさんの誕生日に…メッセージ代りに贈る腹積もりらしく…!」
ル「え!?じゃあ今録ったインタビュー、ナミに渡すのか!?…なら今から言う俺の言葉も伝えといてくれよ!『ちょっと寄り道してくけど、必ず会いに行くから』って…頼んだぞォーーー!!」
ナ「ああ!?ルフィさん未だ待って…!!ルフィさん!!!ルフィさぁ~~~~~ん…!!!」



嗚呼……行ってしまった…ルフィさん…。
私にナミさんへのメッセージを託した後、彼は2度と振り返ろうとせず、真直ぐに突っ走って行ってしまった。
今彼の頭の中に居るのは兄のエースさんただ独り…仲間の事は一旦置いているのだろう。
悔しいかな最早追い着く術は無く…此処は一旦引き揚げ、時期を改めて再びインタビューを申し込むとしよう。
そんな事を考えつつ踵を返した私の前には、不吉な獣の影が何体も立ち塞がっていた――



「…あの麦藁帽子…あの左目の下の傷…間違い無い!!あれは懸賞金3億ベリーの賞金首、『麦藁のルフィ』!!」
「そして一緒にブルゴリ共を蹴散らしながら逃亡しているのは『道化のバギー』と思われる!!」
「クソッ!!わざわざインペルダウンに侵入するなんて何処の鴨葱野郎かと思えば…何の用有ってそんな大物海賊がお越し下さったんだ!?」
「こっちのカメラにも1人侵入者が映っているぞ!!ショーン・コ○リー似のルックスに場違いなスーツ姿の男だ!!」
「何ィ!?ショーン・コ○リー似のルックスに場違いなスーツ姿の男だとォォ!?――って誰だよそりゃあ!?」
「…さあ?誰だろう??」
「誰だろうなァ??」
「手配書を確認してみたが、それらしい人物は見当たらないぞ!」
「すると海賊ではないって事か??」
「そもそもショーン・コ○リーって誰だよ??」
「…さあ?誰だろう??」
「誰だろうなァ??」
「お前…自分で言っといて…!(汗)」
「そのショーン・コ○リー似の男!ブルゴリ共から必死に逃げてたが、現在囲まれて血祭にあげられてるもよう!!」
「クソッ!!大物賞金首は潜入なさるわ訳の解らない奴は沸いて出るわ…今日は厄日かよ!?」
「取敢えずショーン・コ○リー似の男は最早駄目だな…」
「ああ、死ぬな、ありゃあ…」
「死ぬ前に素性を明かして貰いたかったが…」
「いや、あれは捨て置いていいだろ!」



――その後、この命知らずなリポーターの行方を知る者は、居ないと云う……。



これにて【完】…と言いたい所だけど後1回、7/3ナミの誕生日にエピローグ編書くって事で【】。(汗)


写真は説明するまでも無く柏餅。
緑(草)は粒餡、白は味噌餡。
店によってはピンクが味噌餡、白はこし餡、緑は粒餡だったりしますな。

今年は今日が立夏だそうで…最近まで明日だと思い込み、明日立夏について記事を書こうとしてたという。(汗)
いや明日も記事書く積りだけどさ、但し立夏についてではなし。

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