瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

どんどん妄想バトン1

2008年10月06日 22時42分55秒 | ワンピース
10/6はたしぎのお誕生日。

たしぎ、ハッピーバースデー♪♪

それをお祝いして、某店の食見本の写真を飾ってみた。
見本なんだけど美味しそうじゃん?(笑)


そんで本日は那須旅行記を休んで、今年の5月頃(…)にBaby Factoryの真牙さんから戴いた、『どんどん妄想バトン』なるものに答えようかと。
これは指定されたキャラを以下の設問に当て嵌め、「もしも○○が××して来たら~」というのを妄想して答えるバトンで御座います。
自分が指定されたキャラは「ナミ」…やっぱり。(笑)

前回の反省を生かして、なるたけあっさりと短めに、どんどん妄想してってみましょ~!





                                
                                  【話の根っこ】
  
 


 
■ある日、「ナミ」が家の庭に生えていたらどうする?


私の名前はびょり、これは勿論本名ではない。
これは私が体験した、世にも珍しい話である。
信じるか信じないかは、貴方自身にお任せしよう。

旅先でちょっと変わった店に出合う事は、まま有るに違いない。
今から話す店も、思い返せば相当変わっていた。
いや店の佇まい等は、普通の八百屋と別段変わり無い。
ただレタスやキャベツやキュウリと言った、一般的に見られる野菜等と一緒に、明らかに正体不明の物が、まるで石ころの如く無造作に、大量に転がされていたのだ。

例えるならそれは鶉の卵…を縦に潰した様な、白く小さく楕円形の物体。
繭にも似て見えたが、大きさは自分の中指位有った。

ダンボールに入れられてた内の1つを手に取り、矯めつ眇めつ確認する。
手の平の上に乗せて、少し押してみた。
おおおっ、何かグミみたいに柔らかくて、気持ち好い様な悪い様な感触だ。


「お目が高いね、お客さん。…それは『ナンダラコラの根っ子』だよ」


何とはなしにプニプニ押して遊んでる自分に気付き、店の奥から店主が愛想笑いを浮かべて現れた。
此処で如何にも怪しげな風貌の人物が登場したら面白い所だが、残念な事にその店主は巷によく居る腹の出たハ○親父だった。

にしても『ナンダラコラ』??――何だそりゃ。

嘘臭いにも程が有る。

妙な物を売付けられん内にと、私は手の平に有った物を元に戻し、曖昧な笑顔で店から離れようとした。
しかし店主はそんな私の肩をがっちり捕まえ、私が興味を持って見詰ていた野菜(?)を指で摘み、しつこくセールストークを続ける。
「久し振りの客を逃してたまるか」――店主の笑顔からは、そういう切羽詰った様な迫力を感じ取れた。


「お客さん、何処から来たの?
 東京?
 でも、こんな珍しいのは見た事無いでしょ?
 これはね~、うちの市の呼び物にしようと、新しく研究・開発した植物なのよ!
 お客さん、『マンドラゴラ』って名前の根っ子は知ってるかな?
 そうそう!人間の姿した根っ子で、持っている者には幸運を招くって伝説の!
 これはそのマンドラゴラと同じ種類の、ナス目ナス科マンドラゴラ属亜種、『ナンダラコラ』の根っ子なのよ~!
 持ってるだけで幸運を呼ぶんだから!
 いやいやそれだけじゃなくてね…根っ子を土に植えるでしょ?
 後は1回水をあげるだけで、勝手にスクスクと根を張っちゃう。
 それでどうなると思う?
 
 ……水をあげて育てた人がイメージした通りの人間の姿になって、土ん中からひょっこり出て来る――

 ――いやいやお客さん嘘じゃないから!!嘘なんか言ってないよ~俺!!

 本当、本当~~~にそういう不思議な根っ子なんだから!!
 ね!?騙されたと思って…旅の記念に買ってかない!?
 今なら9粒で100円、いやこの際50円でいいから!!
 絶対話の種…あいや根っ子になると思うよ!!
 兎に角買って!!ね!買って!!
 ね!!ね!!ね!!!」




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




明らかに嘘臭いのに買ってしまう…我ながら無駄遣いな性分である。
それでも買ったからには、1度は埋めてみようと思った。
人間は生まれて来なくても、植物で根っ子だと言うなら、芽でも出て来るかもしれない。
てゆーかむしろその方が無難、下手に人間が生まれても、困るだけである。

旅から帰った私は、家人が居ない時を狙い、ベランダの花壇の一角に、件の根っ子を1粒だけ植えてみた。
そして店主の言った通り、水をジョウロで1回だけやる。
それ以外は肥料も何も要らないらしい。
そんくらいの手間で済むなら楽ちん、店主の言う通り話の種…いや根っ子には充分だ。


10分も経たない内に、植えた土の中から、早くも芽が顔を出した。

いや芽と言うか…それはオレンジ色をした、羽毛の様な物体だった。
綿毛にしては珍しい色である。
その前に幾ら何でも発芽の早さが驚異的過ぎる。
児童向け理科番組で観られる様な、植物の成長早回しビデオじゃないんだから。

非常識事態を目前にし、唖然として見詰てる間も、芽(?)はフサフサと量を増やして行く。
暫くして芽(?)はゆらゆらと動き出した。
そうしてスポッと土中から飛び出すと、下に続く白い部分が露になった。

白い部分には2本の腕の様な物が伸びていた。
それを使って土から這いずって来る奇妙な何か…

…そう、それは確かに人の姿をしていた。

但し身長は人の中指程しか無かった。

綿毛の様に見えたオレンジ色のそれは、肩の高さまで伸びた髪の毛だった。
その髪を小さな手で掻き分け、可愛らしい顔を現す。
滑らかで真っ白な身には、2つの膨らみが付いていて、成人女性の裸体に似て思えた。

均整の取れた美しい2本の脚で、土の上に真直ぐ立つその姿。
初見の筈なのに、何故か見覚えが有る様に感じられた。

…オレンジの髪…愛らしい茶色の瞳…美しいプロポーションの若い女性…

……はて、何処で目にしたと言うのだろう…?


無言のまま悩む私に向け、不思議な彼女はちょこんとお辞儀してみせる。
そうして気さくにも自己紹介をして来たのだった。


「こんにちわ、私はナミよ!」




その2に続】
 
 
  
 
…ああ…やっぱ1回で終わらんかったか。(汗)
御免なさい真牙さん、何か続きそうです。(汗)

そして1号君のお誕生日おめでとう御座いました♪
ハッピバースデー♪♪
わんこケーキが美味しそうで良いな~v
これからも健やかに育ちますよう、お祈りしております。


さて予告通り本日ナミ誕会場様のリンク全てを、記事中から消させて頂きました。
勝手に繋いだ上に勝手に消す失礼をお許し下さいませ。
けど冬に向ってこのブログ、ワンピースから離れて、旅行記ばっかになっちゃうから、繋がれててもメリット全然無いと思うので…。(汗)

ただ先に言ってた通り、よく知ってて、本館から独立してるナミ誕会場様は、ブクマに移動させて貰いました。
昨日めでたく無事終了されたのおやさんの所も、閲覧はまだ可能だとの事なんで、ブクマに入れさせて貰った。

繋がれてると却ってプレッシャーに思うかもしれんですが(笑)…継続中の方は完成を目指して頑張って下さい。
と言って、焦って書いても苦痛なだけですから、書きたい熱に任せて気楽な気持ちで挑んで欲しいです。

今迄だって何とかなって来たんだから大丈夫ですよv(とあ~る君の様に…)

実は自分も他人事じゃないんだよな…。(汗)

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