平均寿命が延びていることから高齢化が急速に進展する世の中。
亡き母も93歳で逝った。
昨日から少し又風邪の症状が
ここの所忙しく朝晩の気温差も有り疲労からか体調は余り
良くはなかったがもともと元気がとりえの私
母の納骨を控えているので本格的に風邪に罹ってしまうと
帰省できなくなると困るので今朝出勤途中にある耳鼻咽喉科に
早めに診て頂くことにした。
診察の時間まで待合室にて座っていた。
何気なく外を見ると老人ホームの車が病院前に横付けされた
そうしたら車から二人のご老人が降りた。
一人のご老人は杖を付き足取りもおぼつかづでも介助無しで
病院に入りもう一人のご老人は案外とお元気そうで足取りも
しっかりされて幾分年齢は先に入ったご老人よりお若かった。
耳鼻咽喉科に何処かが悪いので車にて治療に来たのでしょう
そのお二人の姿を見て今は亡き母も施設にお世話になっているときは
風邪を引いたと言ってはお医者さんに診せに連れて行っていただき
歯が悪いと言っては治療にとお手数をお掛けしていた。
入所して亡くなる前は風邪が元で
高熱を出し救急車で病院に入院しそのまま施設に戻る事無く
天国へと旅立った。
亡き母も二人のご老人の様に施設の職員や介護士の
皆様によく面倒を看て頂いたことに対し改めて感謝の
気持ちで一杯になり亡き母は痴呆も有ったので付き添ってくださった
施設の方に相当ご面倒をおかけした事だったと思った。
そのお二人のご老人は母と比べれば全然介護度も違う。
呼ばれるとそれぞれ自分お一人で診察室へと。
亡き母の姿とダブりこのようにして施設の皆様に大変お世話に
なったことを知る機会に直面する朝の診察室での風景だった。
お二人のご老人の一日も早い回復を祈ると共に一日も
長生きをして欲しいと思った。
明日母の納骨で関西に帰省する。