どうやら72歳!ウディ・アレン監督の今一番のミューズは、このスカーレット・ヨハンセン嬢らしい。
確かに、日本のスクール水着の色を臙脂色にしたようなシンプルな水着を着たスカーレット・ヨハンセンは、女性の感度から察しても相当色っぽい、と言うか犯罪に近いくらい色気がある。。。
これまでニューヨークにこだわってきたウディ・アレンが初めてロンドンを舞台に移し、お得意の都会の軽妙洒脱なコメディとはうって変わって、貧困層から上流階級に成り上がる若者の罪と罰をテーマにしたシリアスな作品で、その才能を再確認させられたのが、前回の映画『マッチポイント』。野心家の青年の前に、彼の運命を翻弄するファム・ファタールのような存在として登場した妖しくも幻惑的なノラ役を演じたヨハンセンは、今度は、少々お尻が軽くて短絡的だがチャーミングなジャーナリスト志望の女子大生役でコメディエンヌぶりを遺憾なく発揮している。
アメリカの女子大生のサンドラ(スカーレット・ヨハンセン)は、夏の休暇を利用してロンドンの上流階級の友人の家に滞在している。好奇心でのぞいたマジック・ショーで亡くなった敏腕ジャーナリストのストロンベルの幽霊にから、ロンドンで起こっている連続殺人事件の犯人が、青年貴族ピーター・ライモン(ヒュー・ジャックマン)であるという特ダネを明かされる。彼女はジャーナリスト志望。この特ダネをものにしようと、三流マジシャンのシドニー(ウッディ・アレン)と一緒にピーターに近づいていくのだったが。。。
そのピーターに接近するためのこの水着姿!
会員制の高級スポーツクラブで泳ぐピーターの気をひくために、溺れる”フリ”をするサンドラ。ここでのお見事な演技が結末でいきてくるのだが、彼女のこの素晴らしい肉体の演出には、誰もが惹かれるだろう。男性の女性の好みはいろいろあるだろうが、それはさておき、プールでこんなポーズをとった無邪気で健康的な女性の誘惑に抗うのは難しい。(水着姿をまた貼るのも我ながら少々しつこいと思うのだが、こうして考えると女優というのも、その恵まれた容姿で運をつかむ職業だとつくづく感じる。)この映画は、今最も旬な女優、スカーレット・ヨハンセンにアレンから捧げられた作品とも言ってもよいだろうか。単純であっけなくピーターの手中に落ち、相手がどんなにセレブな貴族の息子であろうと、気取りも計算もなく眼鏡をはずせない少々やぼったい女の子。コンビを組んだシドニーとの会話は冴えていて、まるで漫才を聞いているようだが、ウディ・アレン監督は、彼女のこれまでの役柄とは別のキャラクターの引き出しを出したことに成功している。
映画の中では三流のマジシャン役だが、映画つくりには、やっぱり彼は一流のマジシャンぶりを発揮している。ロンドンが舞台という基点から娼婦を狙った連続殺人事件、貴族階級、米国と英国、急死した敏腕新聞記者、プールと湖畔のボート、死神とあの世への旅立ち。まるで映画そのものがマジックのようで、どこかに謎が隠されているのではないかとつい目を凝らして考えてしまう。と言っても、この映画は「殺人事件」というタイトルこそついているが、気楽にカップルで観る映画である。「白鳥の湖」や「ペール・ギュント」等、とりいれたクラシック音楽も洒脱。全く、殿堂入りの老名人には、”巨匠”という冠の価値を下げるくらいの変幻自在な自由な才能が涸れることなく溢れている。
原題:Scoop
監督:ウディ・アレン
2006年英国・米国製作
■どちらかというとシリアスものが好き
・『インテリア』・・・一番好き
・『メリンダとメリンダ』
・『マッチポイント』
確かに、日本のスクール水着の色を臙脂色にしたようなシンプルな水着を着たスカーレット・ヨハンセンは、女性の感度から察しても相当色っぽい、と言うか犯罪に近いくらい色気がある。。。
これまでニューヨークにこだわってきたウディ・アレンが初めてロンドンを舞台に移し、お得意の都会の軽妙洒脱なコメディとはうって変わって、貧困層から上流階級に成り上がる若者の罪と罰をテーマにしたシリアスな作品で、その才能を再確認させられたのが、前回の映画『マッチポイント』。野心家の青年の前に、彼の運命を翻弄するファム・ファタールのような存在として登場した妖しくも幻惑的なノラ役を演じたヨハンセンは、今度は、少々お尻が軽くて短絡的だがチャーミングなジャーナリスト志望の女子大生役でコメディエンヌぶりを遺憾なく発揮している。
アメリカの女子大生のサンドラ(スカーレット・ヨハンセン)は、夏の休暇を利用してロンドンの上流階級の友人の家に滞在している。好奇心でのぞいたマジック・ショーで亡くなった敏腕ジャーナリストのストロンベルの幽霊にから、ロンドンで起こっている連続殺人事件の犯人が、青年貴族ピーター・ライモン(ヒュー・ジャックマン)であるという特ダネを明かされる。彼女はジャーナリスト志望。この特ダネをものにしようと、三流マジシャンのシドニー(ウッディ・アレン)と一緒にピーターに近づいていくのだったが。。。
そのピーターに接近するためのこの水着姿!
会員制の高級スポーツクラブで泳ぐピーターの気をひくために、溺れる”フリ”をするサンドラ。ここでのお見事な演技が結末でいきてくるのだが、彼女のこの素晴らしい肉体の演出には、誰もが惹かれるだろう。男性の女性の好みはいろいろあるだろうが、それはさておき、プールでこんなポーズをとった無邪気で健康的な女性の誘惑に抗うのは難しい。(水着姿をまた貼るのも我ながら少々しつこいと思うのだが、こうして考えると女優というのも、その恵まれた容姿で運をつかむ職業だとつくづく感じる。)この映画は、今最も旬な女優、スカーレット・ヨハンセンにアレンから捧げられた作品とも言ってもよいだろうか。単純であっけなくピーターの手中に落ち、相手がどんなにセレブな貴族の息子であろうと、気取りも計算もなく眼鏡をはずせない少々やぼったい女の子。コンビを組んだシドニーとの会話は冴えていて、まるで漫才を聞いているようだが、ウディ・アレン監督は、彼女のこれまでの役柄とは別のキャラクターの引き出しを出したことに成功している。
映画の中では三流のマジシャン役だが、映画つくりには、やっぱり彼は一流のマジシャンぶりを発揮している。ロンドンが舞台という基点から娼婦を狙った連続殺人事件、貴族階級、米国と英国、急死した敏腕新聞記者、プールと湖畔のボート、死神とあの世への旅立ち。まるで映画そのものがマジックのようで、どこかに謎が隠されているのではないかとつい目を凝らして考えてしまう。と言っても、この映画は「殺人事件」というタイトルこそついているが、気楽にカップルで観る映画である。「白鳥の湖」や「ペール・ギュント」等、とりいれたクラシック音楽も洒脱。全く、殿堂入りの老名人には、”巨匠”という冠の価値を下げるくらいの変幻自在な自由な才能が涸れることなく溢れている。
原題:Scoop
監督:ウディ・アレン
2006年英国・米国製作
■どちらかというとシリアスものが好き
・『インテリア』・・・一番好き
・『メリンダとメリンダ』
・『マッチポイント』
やっぱり、お気に入りの女優を使うというのは、彼女をどれだけ魅力的に撮れるか・・・に繋がるものだなと思いますね。
スカーレット嬢の色気には、私が男だったら絶対参るだろうと思いますね。
その上、新作ではもうひとりのセクシーな美人さんが登場するので、更にお得(何が?)なんです。
こうなったら、ウッディ&スカーレットコンビをどんどん続けて欲しいです。
>私が男だったら絶対参るだろうと思いますね
本当に犯罪に近いですよね、あの色気は。
新作のあの方は、トム・クルーズのハートを直撃しただけあったとても魅力的ですね。バルセロナ!!行きたい!!!
>ウッディ&スカーレットコンビをどんどん続けて欲しいです。
多作なウッディですから、期待できますね。そう言えば、日本の雑誌では、スカーレット嬢のことを「スカヨハ」なんて呼んでますが、ハリウッド女優も神秘性がない時代です。。。