地球の次元上昇に合わせて、人も変化する

　
「地球の次元上昇」には、大きく分けて２つの考え方がある（・・・まあ、バラバラな意見が錯綜する世界なので、分け方はたくさんあると思うけど）。

ひとつは、「地球という惑星そのものが次元上昇する。それに合わせて、人間も変わるときが来ている」というもの。

もうひとつは、「人間の意識が、目覚めつつある。それによって、地球が変容するのである」という考え方。

この２つは、「他力と自力」とでも言うべきか。いや、それを言うなら「大乗と小乗」かな？・・・いやいや、両方とも違うか(笑)。

前者はドロレス・キャノン、後者はエックハルト・トールと、両方とも筆者がよく動画を見る人たちによる、対照的な見解だ。

ドロレス・キャノンの言い方からすると、次元上昇するのは、地球そのものだ。人間は、振り落とされないようについていくのが精一杯。でも、人間がついてこようが、くるまいが、地球は気にしないのだという。

一方、エックハルト・トールの場合、目覚めのときを迎えているのは人間。そして、世界は、意識を映す鏡だ。だから、人間の目覚めが、地球を変容させることになる。

ただし、エックハルト・トールは、なんといっても、「いま、ここ」（ビー・ヒア・ナウ）主義の伝道者だ。「現在」を至上とする立場としては、未来の話など、そんなにするものではない。そのせいか、「いま、地球は急速に変容しつつある」とはよく言うけど、「もうすぐ、地球はこう変わります」的な話をしているのを見たことはないように思う。

でも、「地球の次元上昇」と、「いま、ここ」主義が矛盾するのかと言えば、そうとも限らない。コルマン・インデックス（もはや懐かしい響きだ・・・）のコルマン博士によれば、「地球の次元上昇」とは、人類が「いま、ここ」に目覚めることと切っても切れない関係にある。エックハルト・トールも、これと似た考え方だ。

筆者も、「地球は急速に変わりつつある」という話はよくするけど、変わった後の地球が具体的にどうなるのかについては、語らない。

語らないも何も、分かるわけがない。地球は、もともと不安定な有為転変の世界。何かのキッカケで、どう転ぶか分からないのだ。

たとえ、「私は、天眼通で未来の世界を見ました」という人が出てきたとしても、それは、その人にとっての未来にすぎない。実際には、未来は多様であり、どの方向に向かうかは偶然に左右される。

でも、ここに作用する力がある。人間のマインド・パワーだ。

人の意識には、現実を変える強力なパワーが、もともと備わっていた。でも、それを使う方法が分からないから、現実を変えられなかったのだ。

イエス・キリスト様は言われた。「あなたがたに、カラシ種ひと粒ほどの信仰があれば、あの山をも動かすことができる」。

しかし、現実には、山を動かすことはもちろん、現実が何も変わらない。

この状況を打開するには、どうすべきか。ひとつには、マインドパワーを強化することだろう。

つまり、「人の心には、現実を変える力がない」というわけではなく、今までは、単に、心の力が弱すぎただけだったのではなかったか？

太陽光線も、そのままでは、紙を茶色く変色させるくらいしかできない。でも、凸レンズで一点に集中すれば、紙から煙が立ち始め、やがてメラメラと燃え始める。

マインドパワーもこれと同じで、一点に集中させなければ、本来の力を発揮できない。やっぱり、瞑想で集中力を強化するのが一番だ・・・というのが結論。

こんな話をするのも、要するに、「瞑想で集中力を強化する」というのが、個人的に旬の話題だから。どうも、これにどっぷりハマッている。

実際、別人のように集中力が強化されてきた。まさしく、劇的に改善された。今までの自分が、ピンぼけのカメラみたいに思える。「あれで、よく生きてこれたものだな」と逆に感心するほどだ。

これというのも、「ヴィパッサナー瞑想」のおかげ。ていうか、集中力を強化するのは、正確にはヴィパッサナーじゃなくてサマタ瞑想のはずなんだけど、これを「ヴィパッサナー瞑想」と呼ぶのが世間で定着してるから、まあいいや。

これもまた、激変する地球の、急速な変化につられたのだ・・・と、個人的には解釈している。

要するに、地球の次元上昇のためには、せっせとヴィパッサナー瞑想して、マインドパワーを強化するのが早道だ！！


　
　
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