南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

状況的リーダーシップ

2012-01-23 15:53:56 | ユニオン

連合未来塾の第1期生募集は定数20名に達しましたので募集締め切りにさせていただきました。
3月24日のオリエンテーションを含め計4回のセミナーはグループワークを中心に考えております。
私たちは労働組合だけではなく、家族、職場、地域、趣味やボランティアグループ・・・などさまざまな集団の中で活動をしています。
どのような集団の中にあってもリーダーシップを発揮できるような人づくりを目指していきたいと思います。

リーダーシップのスタイルは一様ではありません。
集団の発達やメンバーのあり様によっても望まれるリーダーシップのスタイルは異なります。
下図は、ハーシーとブランチャードの「状況的リーダーシップ論」です。

全体としてリーダーシップには、方向づけ行動と支持的行動があります。
方向づけ行動(横軸)は、リーダーが課題達成への指針、進むべき方向を示します。
支持的行動(縦軸)とは、メンバーの行動を認めて、積極的に支持し激励・鼓舞する行動です。
この2つの行動側面で、4つのリーダーのスタイルができていきます。

まず組織の初期段階では、高い方向づけと低い支持的行動スタイル(S1)をとります。
次いでコーチングスタイル(S2)ともいえるもので、課題志向で指導・注意を与え、積極的にメンバーを支えつつ、その一方で具体的方向づけも行うものです。
組織が発達するにつれ、リーダーは支持的要素を強めていき、メンバーの力量を見守りつつ後押ししていきます(S3)。
組織が十分に機能し発達したら、リーダーはメンバーに任せ、責任をとらせつつ自由裁量を多くしていきます。
この段階ではじめてリーダーは大所高所から見渡す存在となります(S4)。
どうかするとこのS4スタイルだけを気取るリーダーがいますが、大きな間違いです。
たとえて言えば、子どもの自我が発達しないうちから、無責任に放任する親のようなものです。
子どもを育てるためには、正しい生き方を身につけさせることから始まります。
リーダーシップの発達も、メンバーの発達なしには成り立ちません。


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