南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

連合の進むべき道

2006-09-26 22:36:51 | Weblog

昨日は「ライフサポートセンターしずおか」設立総会。
今日は連合静岡構成組織メンバーに集まっていただき、「モデル地協の活動スタートにあたっての意見交換会」をもった。

どちらも活動の原点は同じところから発している。
それは「連合評価委員会 最終報告書」である。
今日の意見交換会の中心議題は、構成組織の機関会議などで「連合評価委員会 最終報告書」の読み解きをしてもらうための要請。
2003年9月に出された報告書には、連合が(労働運動が)現在おかれている状況についてかなり厳しく、そして連合に対しての痛烈な批判が書かれている。
この報告書に対して、現場で運動を展開しているリーダーがどう捉えるのか、それぞれの感想や意見を求めるものである。

私見を述べるならば、今日の日本の状況は歴史の必然性の結果でもあると思う。
第2次世界大戦後、世界は二分された。
ソビエトを中心とした共産主義国家とアメリカを中心とした資本主義国家である。
俗にいう「東西冷戦」である。
冷戦の最中に資本主義国家のショーウインドゥに飾られていたのが我が「日本」だ。
冷戦は資本主義国家の勝利で終結、ショーウインドゥに飾られる必要の無くなった日本の行く末は・・・・。
ベルリンの壁が崩壊した時期に連合は誕生し、そして2年後バブルが崩壊した。
バブル崩壊とともに労働運動も徐々に衰退していき、組織率低下にも歯止めがかからなくなる。

危機的状況の中で、2003年9月「連合評価委員会 最終報告書」が出される。
価値ある報告書だと私は思う。
しかしまとめただけで終わってはいけない。
連合静岡として8月27日の3役会による読み解きから始まり、構成組織、地協、単組と出来うる限りの展開を進めていきたい。
その向こう側に新しい日本社会のあり方が見えてくるような気がする。

午後からは、連合本部と連合東海ブロックの各役員との会議も行うが、ちょっと落差を感じ寂しい思いをした。