南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

人の支え

2006-09-10 16:10:24 | Weblog

大変嬉しい投書を読んだ。
静岡新聞の9月9日読者投稿欄「ひろば」。
主題は「犯罪阻止願う66万人に拍手」である。
ブラジルの犯罪人引渡し条約締結運動で連合静岡が「連合東海ブロック」にも呼びかけて29万人余の署名を集めた活動に対しての投書である。

本文の一部を紹介する。
『連合東海ブロックは業種を超えた人たちの協力と行動の結果で、その組織力の強さをまざまざと見せた。
最近の労組の組織力低下はひどく、求心力を失い「労組はその原点に立つべき」だともささやかれ、安全安心の職場も問われている。
連合29万人の署名に拍手を送りたい。』

たしか山岡さんと初めてお会いしたのは今年4月だったと記憶している。
法律の厚い壁を打ち破るには少なくとも10万人以上の署名が必要だと話された。
強烈だったのは『ただ何も出来ないからといって、何もしないでいたらそれこそ何も出来なくなる。亡くなった子どものためにも自分のためにもとにかく無我夢中で取り組んでいます。』
物凄い意思の強さを感じた。
その意思が当初目標の10万人を超える66万人という署名を産み出した。

正直、連合組織での署名活動にはいくつもの取り扱い基準があった。
地方連合の要請により行われた署名活動は95年の「米兵による少女暴行事件に対する抗議と・・・・・」だけであった。
連合東海ブロックでも真摯に議論いただき協力を得ることが出来た。
本当に仲間ってありがたいと心底から思う。

最近の山岡さんのブログにはこう書かれてあった。
『・・・人に傷つき、落ち込み、何度やめようと思ったかもしれない。
でも結局最後までやってこれたのは人の支えだった。』