八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

ビローでオカルトっぽいけど

2011年06月24日 10時50分10秒 | 回復の感覚
異次元へワープするとはいかにもオカルトっぽいし、家族から見ると大いに心配になるだろうし、
そのうえ起きるのはトイレでの尾籠な話だから、今までオープンにするのを躊躇ってきた。
しかしこのことは持論の脳神経迂回路の再構築論のきっかけでもあったし、
似たような体験のある人もいるかも知れないし、この際は恥ずかしながらもオープンにしようと思う。

それは脳出血から2,3年目、会社の車イストイレに座り息ばんでいる時に起きた。
その瞬間はまるで全身が異次元にワープしたみたいに、一瞬視界が途切れて真っ暗闇になり、
1,2秒間身体が宙にふわふわしたような不思議な感覚に陥った。

今でもその時の驚愕は忘れられないし、息ばっている時だからてっきり脳出血が再発したと覚悟した。
しかし数秒後は、今までより強くマヒ体幹(特に腹部と肩)が自分の身体である感覚が感じられた。
その強くなった感覚はやがて30秒も経つと、その強さが当たり前のように感じられた。

その後もその不思議な出来事は毎月1,2回起きて、しかもトイレで息ばっている時だけに起きた。
以来ずーっと続いているが、今では例のアレ(2,300回経験)と平気になっているし、改善の証として喜んでいる。

末端の手足は薄皮が剥がれる感覚、中央の体幹はワープするかの感覚であり、
2つをあれこれ考え合わせて、持論である例の迂回路の再構築に行き着いたという訳だ。
これは脳幹特有というより、むしろやられた機能が神経伝達だけに簡略できる事に着目し考えた。

脳幹は生命・呼吸・意識の中枢を果たしているが、
死亡率80%の脳幹出血を幸いにも生き延びたのだから、中枢はもう良好に見なして良いと思う。
この持論は素人の戯言かも知れないが、毎日をポジティブに生きて行くうえで精神的支柱にすらなっている。

参考:脳でも大脳など知的な部分がやられたら、持論みたいに単純には行かないだろう。
    しかしどのような脳でも学習することを、
    もやもや病で3度脳出血して高次脳機能障害を負った女医が、ご自身の体験を本にして詳しく紹介している。
    読者の皆さんはこの日記を一読されるだけでも、希望と元気が大いに湧いてくると思う。
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