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札幌・山鼻郵便局で留学生の絵手紙教室

2020年01月20日 15時07分19秒 | その他
山鼻郵便局で9か国・地域の留学生19人が絵手紙に挑戦
母国の両親らあてに力作をエアメールで




 北海道教育大学札幌校で日本語を学ぶ留学生たちが1月17日、山鼻郵便局(中央区南16条西15丁目、福澤秀一局長)のコミュニテールームで開かれた絵手紙教室を受講しました。留学生たちは、初めて手にした書道用筆や筆の使い方に戸惑いつつも民芸品や日本の玩具などをモチーフに絵を描き、メッセージを添えて母国の両親や知人にエアメールで送りました。

 課外授業の1つとして同大学が初めて企画、山鼻局の絵手紙教室で指導している日本絵手紙協会公認講師の樫原由夏さんが手ほどきをしました。米国や中国、ロシア、イラン、香港など9か国・地域の男女留学生たちが参加、筆の持ち方から教えを受け、線の書き方の練習を重ねていました。

 続いて留学生たちは、イチゴやトマト、パプリカなどを題材に絵を描き、墨で輪郭を描いた後に色を付けて仕上げました。樫原さんのほかお手伝いに駆けつけた絵手紙仲間の佐藤小百合さん、鈴木いずみさん、渡慶次昌代さんが、6つのテーブルを回って留学生たちに助言、国際交流に一役買っていました。当初はこわごわ筆を使っていた学生たちも慣れてきたのか、画仙紙に色鮮やかなイチゴなどを描き、「おいしそう」とか「食べたい」などの言葉を書き込んでいました。

 その後は事前にメッセージを書いて用意してきたエアメールのはがきに、学生たちが選んだ日本らしさを伝える民芸品や玩具の絵にチャレンジ、ふるさとへの便りを仕上げていました。最後にボードに絵手紙を張り出し、樫原さんが1点1点について学生たちから感想を聞きながら講評、当意即妙のやりとりに笑いが絶えず、和気あいあいの空気が広がっていました。最後に全員で記念写真に納まり、練習で描いた作品を大事そうにバッグに入れていました。

 ベトナムから来たアインさんは「とても面白い体験で楽しかった。絵と言葉を組み合わせる絵手紙は、思いを伝えやすいので今後も続けたい。帰国後は日系企業に勤めて日本語を生かしたい」と話していました。エジプト人のアブデルさんは「ちょっと絵には苦労をした。習った絵手紙で母国の友人と文通したい。日本語をマスターして通訳になりたい」と今年9月で帰国後の希望を語ってくれました。



山鼻郵便局で開かれた留学生の絵手紙教室

線を描く練習をする学生たち

母国へ送るエアメールの絵手紙作品

学生たちの力作を講評する樫原さん

樫原さんと左からお手伝いの渡慶次さん、鈴木さん、佐藤さん

全員で記念写真

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