K-1 ワールドGPの開幕戦が昨日やっていた。
それぞれ勝ち上がって来たのは、延長戦2回までフルに戦い、判定でジェロム・レ・バンナを下した極真世界王者、エヴェルトン・テイシェイラ。
同じく延長の末、判定でエロール・ジマーマンを下したピーター・アーツ。
澤屋敷純一を2回KOで倒したクラウベ・フェイトーザ。
ヘスティ・カラケスを判定で下したセーム・シュルト。
パワーで圧倒する総合出身のアリスター・オーフレイムに最後まで追い詰められながらもダウンをとり、かろうじて判定で下した現王者、レミー・ボンヤスキー。
澤屋敷をKOで倒したクラウベの試合以外はすべて判定決着というスッキリしないものだった。
しかし、K-1草創期の1993年からずっとグランプリに出場し続けるピーター・アーツは自分と同い年の今年38歳!それでいて強い!
まさしく”ミスター・K-1”と呼ぶにふさわしいファイターだ。
まだまだこれからも頑張って欲しい。
しかし、やはり注目は、日本人初のK-1ヘビー級王座についた前田慶次郎だ。
当初はリザーバーだったが、出場予定のハリッド・“ディ・ファウスト”がインフルエンザで欠場。急きょ本戦への出場が決まり、一気にベルトを手にしたラッキーボーイ。
しかし、「運も実力のうち」と言われるように、転がってきた運をモノにする実力も兼ね備えている。まだ弱冠22歳、期待の新鋭だ。
1回戦はカウンター一撃で優勝候補、メルヴィン・マヌーフをKOし、トーナメント決勝では延長の末、判定でグーカン・サキを下し、ヘビー級王座についた。
「北斗の拳」を描いた原哲夫によって「花の慶次~雲のかなたに~」というマンガにもなった傾奇者、戦国武将の前田慶次郎利益にちなむリングネーム。
右側頭部をオレンジ色の星形に刈った緑色のモヒカン頭は本家に負けない“傾奇ぶり”だ。
しかし、派手な見かけによらず、クレバーな戦法で日本の悲願を達成した。
今後は去年のグランプリ決勝戦の反則行為でタイトルを剥奪された初代K-1ヘビー級王者、バダ・ハリとの対戦が予想される。
そこで本当に彼の真価が問われるだろう。
・・しかし、あのモヒカン頭、キャイ~ンのウド鈴木に見えてしまうのは、俺だけ・・?
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