生石高原・紀伊の風

紀州和歌山の季節と自然のフォトページ

樹林の内には…

2011-07-04 | 季節は今

     
        「イチヤクソウ」 一薬草  イチヤクソウ科、多年草

薬草の代表選手で、小さな梅の花が上下に並んでるようです。
梅雨時の蒸し暑い林の中は余り行きたくないのですが、“イチヤクソウ”に惹かれてヤブ蚊、ブヨなどものともせず…ですが、帰ってから身体の何れかを何者かに刺されその痒さに閉口です(^^ 家庭用殺虫スプレー、虫除けなど一応持って行きますが、効果はないようです(´`

               

 

               
          「トチバニンジン」 栃葉人参  ウコギ科、多年草

葉は栃に似ることからの名前です。今は小さく青い実ですが赤い光沢のある実になります。7年前に一度その実を見ましたが以来、虫に食われていたり、落下したりでお目に掛からずじまい…今年こそ美しい熟れた実を… 


「ハナイカダ」 花筏  ミズキ科、落葉低木  雌雄別株  別称 ヨメノナミダ

    http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20080520  (花筏の花)

        
 「ツチアケビ」 土通草・土木通  ラン科、腐生植物  別称 ヤマトウガラシ

葉緑素が無く腐生植物でランの仲間とは…花後には真っ赤なソウセージのような実を付けます。薄暗い森の中でこれに出会うとギョッ!…です(^^ 


    「マタタビ」 木天蓼  マタタビ科、蔓性落葉木本  別称 夏梅

“猫にマタタビ”と言われますが、ライオンやトラをはじめとする猫科の動物はこの植物に特異な反応をします。マタタビに含まれるマタタビラトン、アクチニジンと言う物質が大脳などを刺激し陶酔状態になります。

    http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20081007 (マタタビの実) 

        
           「クモキリソウ」 雲切草  ラン科、多年草