本日4日は北陸・金沢本多の森ホールにてジュリー様ライブでしたね。
台風の影響が心配でしたが、スタートを10分ほど遅らせたとか?
お元気でよいお声のライブだったようでなによりでございます~
金沢本多の森と言えば、先日観てきた「夢二」で顔の見えない女を追い求める場面で出てきますねー。
私は1993年から4年間金沢に住んでいたのですが、当時は映画「夢二」が撮影されたことも、ジュリーが来た場所だということも知らなかったんだわー。きーっ
で、
夢二を観に行ってから数日ですが・・
昨日は池袋・新文芸坐に行ってまいりましたよ。
『太陽を盗んだ男』公開(1979.10.6)40周年記念 長谷川和彦、はるか彗星のごとく。
1日・2日は「青春の蹉跌」「アフリカの光」上映でした。
3日から7日まで、「太陽を盗んだ男」と「青春の殺人者」の二本立て!
3日は午前10時から「太陽~」第一回上映。
以前新文芸坐で「ジュリー♡マイラブ」という1週間毎日日替わりジュリー映画二本立てという夢のような企画を実施してくださったとき、
最終日の「太陽を盗んだ男」「ときめきに死す」上映にはすごーーいたくさんの人が押しかけて整理券を発行しての大混雑となりました。
ジュリーファン以外に、長谷川監督・森田監督の両ファンが集まったのでしょうか。
どちらも公開当時、興行的には今一つだったようですが 40年も経った今現在たくさんの人に支持される映画となっているのがすばらしい!
「太陽~」は昨年キネマ旬報による「70年代日本映画ベストテン」で第一位にも輝いた作品ですもの。大人気なのよねー
なので、30日に「夢二」でご一緒したジュリ友さんたちと「3日、行くなら朝一で行って並ぼう!」と決めておりました。
ってことで勢い込んで朝一9時には会場に向かい・・一番乗り(上映は10時から)
劇場外の入り口に並びました。
約束していたジュリ友さんたちのほかに、すでに早く来ていたジュリーファンの方・Kさんもくわえおしゃべりして待ちます。
9時過ぎにはエレベーターで劇場フロアの3階へ。
そこでスタッフさんの指示に従って1列に並び・・またまたお話しながら待つことしばし。
今回は平日だったからそこまでの混雑にはならなかったけど、開場時間までにはそこそこの列ができてました。さすが~!
ゆえに決まっていた時間より少し早めに開場してくれて券売機でチケットを購入し入場です。
ロビーには今回の企画の展示多数。
なぜだかびしょぬれ+脱げかけジーンズ姿のジュリーさまこんな色っぽい犯人、ほかにいません。
「青春の殺人者」は主演・水谷豊です。
たくさんの展示に上映前から気がはやりますー。わくわく
お席はセンターゾーンの通路際にとりました。
この劇場のお席はとっても見やすい。
これから初めて行く、という方のために書いておきますと・・
劇場周りの環境が環境なので(なんかいかがわしい系のお店がたくさんあるのよねー)女性にはちょっと踏み込みにくいエリアですが、劇場自体はとてもきれいで見やすくて環境抜群。
スタッフさんもみなハキハキ元気で感じがよくてとてもよい劇場なんですよ。
10時、いよいよ上映!
CMや予告はなしでいきなり本編始まります。
時を刻む音、爆発音、キノコ雲・・夜明けの原発。
井上堯之さんの音楽ではじまる「太陽を盗んだ男」
最初のアップが大スクリーンいっぱいに広がって・・
はう~~
ドキドキします。
ジュリ堕ち後すぐにDVDは入手して家のモニターで何度も見て。
スクリーンで観るのは何度目かな?
劇場で観るのはやはり全然違います。
スクリーンの大きさ、音楽の聴こえ方、暗い部屋で集中して観る緊張感。やっぱり映画館はいいなー
と、すっかり集中して観ていたのに・・気になる事件が起きたのですよ。
いきなりどこからか「なんだ!頭下げてるのに、足をひっかけやがって!」と男性の怒号が!!・・えーーっ???
この劇場は開始から15分までなら途中入場許してるんですが、暗くなってから入場してなんだかトラブったのかなぁ?
相手もちょっと言い返してるみたいだったけど、ほとんど一人の男性が怒鳴って、結局は怒鳴りながら外に出て行ったんです。
なんだったんだ・・?
変に物騒な捨て台詞残して退場していったもんだから(そのあとロビーでも怒鳴ってる風でした)、こんなご時世・・どこでどんなこと起こるかわからない!と、暗がりの中だし・・
何か異変があったらすぐ逃げなくては!!としばらく妙な緊張感に包まれてしまいました。
けっきょくそのままその男性は戻ってこなかったようだし、(ものの15分ぐらいで出て行っちゃったけどもったいない)なにということはなかったからよかったんだけどね。
その間も映画は進んでるし、城戸先生は出ているしで目はスクリーンから離さなかったものの耳はそっちが気になって集中力を欠いてしまいましたよ。
もう~~っ
とはいえ・・思い切ったストーリーと演出、ジュリーや文太さんの熱演にすっかり心奪われて上映が終わるころにはもうそのことはすっかり忘れてはいましたけどね。
何度も見てるけど、いつも鮮烈!!すごい映画です。
駆け抜ける疾走感!
山下警部の果敢な押しの強さ(というかあまりにすごい耐久性)、ゼロの池上季実子はきりっと若くてかっこいいし適度にかわいい。お色気担当じゃないところがいいです。
「季実子のヌードはないけど沢田のヌードはあるからな」と11PMでゴジさんが嬉しそうに語っていた通り、お色気担当ももちろんジュリーさま
シャワーシーンは2回もあるし。
ジュリーが体張って演じてる(ヌードだけじゃないですよ)城戸誠がすごく魅力的で・・好きだー
で、二本目の「青春の殺人者」は初見。
水谷豊主演、原田美枝子が彼女。
これは両親を殺してしまう青年の話なんだけど(実際にあった事件をもとにしてるんですね)、母親役の市原悦子が若くてびっくり。
そして水谷さんの腹筋が・・めっちゃマッチョで驚いてしまった。
いや、でも思った以上に殺人場面が鬼気迫っていたし出血に「ひぃ~~」って感じだし、熱いし痛いし悲しいしじれったいし・・ゴジさん初の監督作品に「これでもか!!」という熱がこもった渾身の作で、見終わったら非常ーーにくたびれてしまいました・・ふぅ~・・
二本見て、お尻が痛い~というのはあったんだけど、このどっと疲れた気分で帰るのはどうにもねぇー。
やはりもういちど「太陽~」を観ないと帰れない!!
ということで、もう一度「太陽を盗んだ男」鑑賞に挑む
二度目の「太陽~」は、もうひたすらジュリーの、城戸誠の表情を追うことに集中いたしました。
天使の寝顔~
きりりと凛々しく
ぱくっと可愛く
おいおい!なんて目をするんですか
暑さにうだる姿もいと美し
「日立のビーバールームエアコンっていうのがいいらしいぜ」という山下警部のセリフで必ず劇場に笑いが起こる。
ところで
映画には城戸先生が飼ってた(半ノラかな?)ニャロメという猫ちゃんが出てきてとってもかわいいサビ猫なんだけど、
催眠ガス吸わせたり、誤ってプルトニウムをなめて死んでしまうという衝撃のシーンがあって、演出とはいえそこはどうにも・・いつも「このシーンは早く終わって!」と思って辛くて困るの。
あのころジュリーはまだ猫飼ってないし、「生き物は苦手」と言っていたころだけど、抱っこしたりお手ずからミルクあげたり、ほのぼのしていていいのですけどね。
おひげで伏し目,素敵ー
この感じは今のジュリーに似ています。同じ人感高い!
このとき「Oh!ギャル」歌ってたなんてねー。
青い麗人も綺麗ですー。足首細すぎー
「妊婦さんにしては軽やかに歩きすぎでは」なんてあとでジュリ友さんたちと語る。
そして 山下警部の無理心中後、一人残されて
ラスト近く、なんて切ない・・
「太陽~」は147分の大作ですが・・
あっという間でした!!
続けて上映ならもう一回観れたかも
それにしても
いいなー
こんな授業受けてみたいわ~
朝一からジュリーに浸ってラストもジュリー
なんとも贅沢な一日でした。
新文芸坐、7日までこの上映しております。
お時間取れる方はぜひーー