木の実幼稚園のゆかいな仲間たち

愛媛県松山市にある『木の実幼稚園』の先生たちによるBlog

「おはなしぐるんぱ」さん、ありがとうございました。

2023-03-20 17:25:00 | Weblog

令和4年度 3学期


今年度の「おはなしぐるんぱの読み聞かせ会」も

最終回を迎えました


毎回、いろいろな思考を凝らして

子ども達を

本当に楽しませてくだしました


  

  

  

  





3月はうまく日程が合わず…

年長さんと一緒に参加することは

できませんでしたが

子ども達と一緒に

楽しいひとときを過ごすことが出来ました


年長さんとも貴重な時間を過ごしていただきありがとうございました。


 





来年度も楽しみにしております

どうぞ宜しくお願い致します

ありがとうございました



旅立ちの前の 出会い

2023-03-14 12:45:00 | Weblog

2023.03.13


この日、

足かけ7年間に及ぶ

園庭拡張・農場設置・駐車場拡張整備等による

学校環境整備事業がフィナーレを迎えました。


前夜から聞こえ始めていた雨音が静まり、

子どもたちが月曜の朝を迎える頃には

雲の合間から光が届くほど天気が回復しました。


「公園など他の場所には無いもの」

「最先端の研究により開発がなされたもの」

「身体的なことだけでなく、心と知性を刺激するもの」

「遊びという運動に広がり・発展・応用という要素のあるもの」

あれでもない、これでもない・・・

随分と長い間、探し物をしていました。



(閑話休題)

みなさんにとって

遊具とはどのような存在でしょうか?

学校や公園にある遊具の一つ一つに

それが生まれた理由や意味があります。


例えば、

当園の園庭にもあり

また、

大勢の方に馴染みのある「のぼり棒」一つとっても

大切な意味があります。


「上肢は屈曲優位、

 下肢は伸展優位(上肢屈曲・下肢伸展)」

という言葉をご存知ですか?


人の体の構造上、

腕は伸ばす力より曲げる力の方が大きく

足は曲げる力より伸ばす力の方が大きい

ということを表す言葉です。


いろいろな物を持ち上げる時に

人は腕を屈曲させることにより持ち上げます。


走るために地面を蹴る動きも

平泳ぎのキックも

ヨットでオールをこぐ時も、

人は足を伸ばす時の力を利用します。


神経系の発達が著しい幼少期の日常生活に

この2つの動作を同時に取り入れられる

のぼり棒を使う運動は、

体の発育上、とても有効な運動なのです。


そして、

意味のある一つ一つの遊具の集合体が

大型遊具です。


一方で、

一つ一つの具体的な意味があるからこそ、

使用上のルールも明快に存在します。


滑り台には、

登る方(入り口)と滑る方(出口)があります。

ブランコには、

「乗り方」や「待ち方」にルールがあります。


違う角度からこの「ルール」を考えると、

それは「遊びの制約」であり

「遊びの限度」とも言えます。


探していたのは、

こういった「制約」や「限度」から

出来得る限り子どもたちを解放し、

まず、見た目「なんだこれ

という不思議を抱くことができ、

次に、「どうやって遊ぶんだ

という想像を膨らますことができ、

そして「こうやってみよう

という発想を広げることのできる、

新しい遊具の姿(概念)です。





この新時代の遊具のお披露目に立ち会った

記念すべき第1号となったのが、今年度の年長児です。





「遊んでいいよ!」と先生から声をかけられた後の

子どもたちの歓声は

この遊具のすばらしさを

言葉以上に説明してくれました。


  


この遊具に、入り口はありません。

出口も無いのです。

ルールという制約をでき得る限りそぎ落とし、

残ったのは「マナー」です。


1人で遊んでもいいですし、

2人でも3人でも

5人でも8人でも遊んでいいのです。


「遊ぶ方向」というルールも無いので、

時に譲り合わなければ先へ進めません。


相談できるかな?

譲ってもらったら「ありがとう」を言えるかな?

ケンカになっちゃうこともあるのかな?



そして、

ルールという制約をでき得る限りそぎ落としているので、

遊ぶ間のネガティヴな言葉も少ないのです。



この遊具の基本構造を成す太いパイプは、

足で踏んでもいい、

その上を歩いてもいい、

それにつかまってもいい、

そこに飛びついてもいい、

そこから下りてもいい、


 


「やっていい」ことが

あふれかえっています。

子どもたちは

ゲラゲラと笑っていました。


この遊具の存在を知り、

パンプレットを手にし、

どのように研究開発がなされたのかを読み込み、

実機を見学できる機会に恵まれ、

「これだ!」と感じた瞬間に、

子どもたちが目を丸くする顔が想像できて

ワクワクしました。



そこからが、新たなスタートでした。

通常の取引の流れをしていたら、

到底、年長児の卒園に間に合いません。


この遊具は、

最新の安全基準を満たし、

その上で更に子どもの安全のために

セイフティースペース(安全地帯)と共に設置されます。


単にセメントを使用した基礎工事を行うだけでなく、

その基礎の上に厚さ50㎜という

幾層にも重ねられた衝撃吸収層を形成し、

頭から落下した際でも

子どもの身体への影響を最小限に抑える配慮が

なされています。


 




逆に言うと、

基礎工事だけでなく

安全地帯を形成する工程も必要であり、

一般の遊具と比べ工程期間も長くなります。


 



「3月16日が卒園式なんです。

 間に合わせて頂けないでしょうか?」

との申し出に、

「できる限りのことをやってみます」

と、反応して下さったJAKUETSU(ジャクエツ)社。


そこからスタッフ皆さんが、

部材調達・福井県からの輸送・愛媛県での設置を

総がかりで手掛けて下さり、

2023年3月13日のお披露目を

実現して下さいました。


 



卒園を前に

触れることができたかどうか、

遊んだことがあるかどうか、

数日のことですので

それはささやかなことかもしれないのですが、

自分で体験したことから、

人はより多くを学び、吸収します。

だからこそ、

そのささやかなことにも意味があると

思っています。


この遊具の正式名称は

「SAPIENCE」。


今回、年長さんたちが

この遊具に名前を付けてくれるそうです。


幼稚園のスクールバスの車体に

この園で育った子どもたちの絵が散りばめられ

そして生き続けてくれているように、

今回、子どもたちがつけてくれる名前が

思い出の一つとなり、

この園で生き続けてくれます。


さぁ

どんな名前になるのでしょうか(笑)!?





ひな祭り会

2023-03-04 09:55:00 | Weblog

2023.03.03


3月3日は、おひな祭りの日。

この日のために、おひな様制作に取り組んできた子ども達


年少さんは 折り紙で体を折り、

ハイマーカーでお顔を描き、

ハサミとノリを使って仕上げました

 


年中さんは

トイレットペーパーや紙コップを使い、

立体的なおひな様を仕上げました

体の折り紙は1人ひとり表現の仕方を変え、

工夫が見られます

 


年長さんは

家庭から持参した廃材を使用し、

立派なおひな様を仕上げました

おひな様お内裏様だけでなく、

三人官女まで作られた作品もあります

 


それぞれの子ども達が一生懸命に取り組み、

とても綺麗なおひな様が

沢山ステージに並びました




ひな祭り当日、

コロナウイルス感染防止対策のために

クラスごとでのお祝いとなりました。

クラスでの紙芝居を楽しみ、

その後のクイズでは大盛り上がり

  

  

  

  


給食は特別メニューで、

桃の花型のかまぼこや

錦糸卵が乗った鮮やかなちらし寿司

ひなあられを食べた子どもから

「いい音 」との声が聴かれました

色だけでなく、

口に入れ嚙んだ際の音まで楽しんだ子ども達

 

 

 




日本の伝統行事に触れることのできた

良い1日となりましたこと、嬉しく思います


    M.N.

たまひよのおひな祭り会 の巻

2023-03-03 18:00:00 | Weblog

3月2日 火木コース

3月3日 水金コース

フォレストでおひなまつり会でした

コロナウィルス感染症を考慮して

くま組 かば組 のドアを開け

1つの広いお部屋にしてマスク着用で行いました




フォレストにひな人形が飾られ




おひな様の制作もできあがり




おひなまつり会の はじまりはじまり

おだいりさーまと おひなさま~ の手遊びをしたり




先生たちのペープサートを見たりしました




おひな様と一緒にパチリ

 

 

 




たまご組も

たまごのお部屋を広くして行いました

 




おやつはひなあられ

おいしいね

ひなあられのピンクは春、

黄色は夏、緑は秋、白は冬を表していて

一年を通して元気に過ごせるように願って

食べることを教えてもらいました

 

 

 


たまひよちゃん

あっという間に一年が過ぎてしまいました。

4月からも元気で幼稚園に来てね

楽しいことがいっぱい待っているよ


Tama & Hiyo


一輪に込められた温もり

2023-03-03 14:55:00 | Weblog

2023.03.03


3月3日はひな祭り

自然と木々草花の芽吹きや開花に目が留まり

桃の節句にふさわしい

明るい朝でした。


この日

第46回卒園式に臨む年長児

そして教職員が胸に飾る

「コサージュ」の引き渡しが行われました。


有志の保護者の方々により

長年にわたり受け継がれてきたコサージュさんの活動は

引継ぎや構想を含めるとほぼ1年に渡り、

春の訪れとともに結実します。



加藤先生への師事のもと

ベースとなるデザインを検討し、

材料選びや調達、

作業工程の組み立てや

繊細なカットの繰り返し、

ひとひら ひとひら をつなぎ合わせ

やがて一輪の姿になっていきます。


そうやって

存在そのものが「温もり」となり、

人生の門出を迎える子どもたち

そして教職員の左胸に

同じコサージュが飾られ、

ずっと一緒だった「証(あかし)」となって

式典を彩ってくれます。



ただただ

有難いです。

ただただに

有難いです。



年長さん、

一人も欠けることなくこの温もりを胸に、

一緒に式典を迎えよう。


どうか、どうか。






たくさんたくさんこのみっこを楽しませてくれた遊具たち

2023-03-01 09:55:00 | Weblog

たくさんたくさんこのみっこを楽しませてくれた遊具たち。

いざなくなるとなるとなんだか寂しい…


ありがとうの気持ちを込めて

お絵描きもしました

記念写真を撮るクラスもありました

最後の最後までしっかりと遊びました


  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  



最終日は雨。

きっと遊具たちも

子ども達と別れをするのが寂しかったのでしょうか

今までありがとう

楽しかったよ