木の実幼稚園のゆかいな仲間たち

愛媛県松山市にある『木の実幼稚園』の先生たちによるBlog

今年度最後の “ おはなしぐるんぱ ”

2024-03-22 11:55:00 | Weblog

2024.03.12


今年度最後となる

「おはなしぐるんぱの読み聞かせ会」

が、ありました


楽しいお話

「おおきなかぶ」と

「大きくなるっていうことは」

 




「さよならぼくたちのようちえん」

の歌をみんなで歌い、

一年を振り返りました・・・

 


そしてなんと

卒園していく年長さんに

ぐるんぱのお父さん、お母さんから

手作りのメダルをいただきました


可愛いメダルに

年長さんは目を輝かせていましたね

 

 

 

 


木の実っ子からも

1年間 たくさん楽しいお話を聞かせてくれた

お父さん、お母さんに

感謝の気持ちをこめて

プレゼントを渡しました

 




最後は お花のアーチをくぐって…

年少・年中さんに見送られながら

退場した年長さん

 

 

 


今年度最後のおはなしぐるんぱの読み聞かせ会も、

先日卒園していった木の実っ子さん・・・

そして、

進級を控えた年少・年中さんの心に残る

素敵な時間となりました


本当に、ありがとうございました。

来年度も楽しみにしています

どうぞよろしくお願い致します

 




左胸に咲く花

2024-03-19 16:55:00 | Weblog
2024.03.19


この日、

創立47回目の卒園式が執り行われました。


朝夕の冷たさがかすかに残るものの、

そろそろ訪れるであろう春の気配を感じられる

そんな日でした。


午前8時30分頃

つい先ほどまで式典の最後の準備を進めていた

教職員の足音の代わりに、

子ども達の声が園舎に響き始めました。


明日からは違ってくるけれど、

今日はまだ、いつも通りの朝。

子どもたちの賑やかな声が響き渡る

いつも通りの朝。


私も 今日は装いが違う。

式服用の白く輝くタイを締め

左胸に

一輪、咲きました。


大切な花。


もう長い間

卒園式に臨む年長児と

そして教職員の左胸を飾る

「コサージュ」。


有志の保護者の方々が

長年にわたって受け継いで下さった

大切な花です。


加藤先生よりご指導を賜りつつ

デザインの検討から材料選び、

作業工程を確認しカットに入り、

時間をかけてつなげ、

春の訪れとともに花となります。


コサージュを見るたびに

いろいろなことが思い出されます。


音楽サークルの保護者の方たちは、

家事や育児の傍ら楽譜を手に取り

折に触れ

子どもたちに生演奏を

聞かせて下さいます。


子どもたちは

いろいろな楽器が奏でる音の波紋を

目で、耳で、肌で感じ、

音に触れることができます。

そんなステキな幼少期を

子どもたちは過ごせます。


ぐるんぱの保護者の方たちは、

題材を考案し

子どもたちが楽しめる仕掛けをつくり

子どもたちの前に立って下さいます。


メディア・ツールの急速な発達により

失われる一方となった

「子どもが絵本と過ごす時間」を、

1年を通じ

守り続けて下さっています。



レクバレサークルさんは

同じ時代に育児をするという縁に恵まれ

忙しい生活が続く最中

練習に取り組まれます。

そして

Konomi のユニフォームを着て

公式戦のコートに立ちます。


とかく孤独を感じやすい時代にあって

スポーツを通じた交流の中で

保護者同士の輪が広がり

この「輪」こそが

人の支え合いの鍵となっていることを

その姿で証明してくれます。



手芸サークルさんは

子どもたちの園生活に欠かせない

身の回りのものを

1年を通じ

制作して下さいます。


私の子どもも

卒園してもう2年も経つのですが

今も使っています。


「こんなのは好きかな?」と

生地選びからして頂いた

大切なグッズは

いつしか子どもたちの生活に

無くてはならないものになりました。



春が来て

コサージュの一輪を手に取ると

そういう方たちの温かさが

なにかの形で結実していくことを

強く感じます。



今日も

晴れの日を迎えた子どもたち

そして 私共教職員の左胸に

同じコサージュが飾られました。


「ずっと一緒に居た」という

我々の大切な証(あかし)となって

式典を彩ってくれました。


時代が変わっても

世代を超えて

真心のバトンがつながっていきます。


年長さん

君たちの胸を飾ったその一輪は

君たちが

確かに愛されているということを

君たちに知らせてくれる花です。


なにかあった時には

そっとその一輪を見つめてみてください。

心の奥底に

ふと温かいものが灯ってくれることでしょう。


だれかを大切にしようとする人が

その手でつくったものには

そんな不思議な力が宿るんだ。

不思議でしょ(笑)?

でも、人の心って

そんなものなんだよ・・・。


これからも

お母さんたち お父さんたちの

そんな心を感じてくれたら

嬉しいです。





(PostScript:追伸)

子育ての悩みは尽きないと言われますが

それはきっと

お子様を愛されているからですよね。

どうでも良ければ、

悩んだりされないですよね。


日本語の「悩む」という言葉が適切なのか

私にはよくわからないのですが、

それでもあえて使うならば、

もしも子育てに「悩んだ」方がいらっしゃったら

ぜひご紹介したい動画があります。


私が大好きなプログラム

「TED Talks」より

私が一方的に敬愛する御二人の動画を

紹介させて下さい。


御一人は日本の経営者

植松努 氏です。

私よりお若く、今もお元気なはずです。


もう御一人はイギリスの教育学者

ケン・ロビンソン 氏。

既に数年前に他界されましたが、

今も偉人の一人として

世界中の人から愛されている方です。



お二人の動画に共通することの一つは、

学校が抱える課題です。

しかしながら、

これらの動画の目的は、

或いは私がこれらの動画をご紹介する目的は、

学校の課題を共有する為ではありません。

むしろその逆です。


そもそも

子どもたちが進学していく学校という場所は

大変大勢の人たちが集まる場所ですので、

おびただしい数の価値観が自然と混在します。

そのため、

他者との違い や 異なる考え方

そして異なる価値観というものを

ある程度受け入れられる器が無ければ

とても苦しい場所になるのが自然です。


生まれてわずか6年、7年の子どもたちに

そのような器が備わっていなくても

当たり前ですよね。


だからこそ、

その場所に居られないことが

「悪い」だなんて思ったり考えたりする必要は

そもそも、無いのです。


それを承知で、

学校の先生方は大変な数の子どもたちに

どのような最大公約数を用意すればよいか

ずっと考え続けて下さっています。


でも、大勢の先生方が知恵を出し合っても

全ての子どもたちを幸せにできないしんどさと

向き合い続けていらっしゃるのも事実です。


だからこそ世界中で

大勢の人たちが学校の課題に

気づいてはいるのですが、

学校の教職員だけでは

なかなか解決できないことがあります。


しかしその課題の中にいる子どもたちを

親となった方たちの存在と愛情が

救ってくれます。


では、どうやって?


どのような考え方で

子どもたちを愛してあげられるのか?

そのヒントになる手掛かりの一端が、

これらの動画には存在します。


この春、小学校へ進学される

卒園児の保護者皆様

これまでも

これからも

一緒に考えてまいりましょう。


本日はお子様のご卒園

誠におめでとうございました。



植松努氏
https://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY

ケン・ロビンソン氏
https://www.youtube.com/watch?v=Tm90Ktww7g4&t=32s


お別れ遠足

2024-03-09 09:55:00 | Weblog

2024.03.07


あっという間の1年が、

あと少しで終わりを迎えます


クラスのお友達や先生と

「離れたくない

「いやだ~

という子ども達の声が、

カウントダウンの度に聞かれます。


悪天候のため1日伸びてしまったけれど、

気持ちの良い天候の下、

待ちに待ったお別れ遠足


期待いっぱい、元気いっぱいで

「いってきます 」を伝え、

お別れ遠足スタートです


年長・年少、年中で手をつなぎ、

長い長い道のりを歩き切りました

 

 

 


東垣生公園、

空港東第2公園(カエル公園)、

空港東第3公園(グラウンド)を

お友達と伸び伸びと遊び、

時間いっぱい楽しみました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お家の方が作ってくださった

おむすび弁当もおいしく

頬が緩む子ども達

 

 




クラスのお友達や年長さんと

良い思い出作りが出来ました

 












おひな祭り会

2024-03-06 11:55:00 | Weblog
2024.03.01


3月3日は、おひな祭りの日

今日までに、それぞれが一生懸命作った

おひなさまをステージに飾り、

かわいいおひなさまと一緒に

おひな祭り会がスタートしました




お歌を歌いながらお

お内裏様 と おひな様 が登場




子ども達は大興奮

しかし、おひな様がいなくなってしまい

お内裏様は探しに行くことに・・・。


まいごの まいごの おひなさま〜

あなたは いったい どこにいる〜


探している間に

ミニーや赤ずきん、ルイージが登場

ひし餅や桃の花、

ひなあられなどの意味を

詳しく教えてくれました




無事 おひな様も見つかり、

二人で仲良く

おひな祭り会に参加することができました

「うれしい ひなまつり」をみんなで歌ったり

クイズに答えたり

楽しみながら おひな様について

たくさん知ることが出来ました




そのあとは、

みんなが作ったおひな様紹介

「お内裏様とおひな様は

 少し難しかったけど

 折り紙で折ったよ

 周りに ぼんぼり や ひし餅、

 桃の花を作って貼ったよ




「紙コップに 折り紙 や 千代紙 を貼って

 洋服を作ったよ

 毛氈はカラフルにした

 金の屏風を折るのが少し難しかったけど、

 綺麗に出来たよ




「千代紙でお洋服を折ったよ

 自分でお顔を描いてハサミで切ったよ




どんな風に作ったのか、

どんなところを工夫して作ったのか、

前に出てお友達が発表してくれました


素敵なおひなさまの前で写真を撮り、

おひな祭り会を終え、

給食後にはひなあられを頂きました

 

 

 

 

 




ひなあられの四色、

それぞれが季節を表しているのを知ったので

「これはピンクだから春

 白は冬だったよね

と、お友達と話しながら

楽しく頂くことができました


1年間、様々な日本の文化に触れたり

行事に参加したり、

経験を重ねてきた子ども達


色々な感性が育ったり、

できるようになったりしたことも

たくさん増えました


これからも、健康と

健やかな成長を願っています…





たまひよの おひなまつり会 の巻

2024-03-05 16:55:00 | Weblog
2024.02.29 & 2024.03.01


2月29日 と 3月1日

フォレストのおひなまつり会をしました

フォレストにひな人形が飾られ・・・

 


おひな様の制作もできあがり・・・

 


おひなまつり会のはじまりはじまり~

おだいりさ~まと おひなさま~

の手遊びをしたり

先生のペープサートを見たりと

たくさん楽しみました

 

 


そして・・・

おひな様とパチリッ

 

 

 

 

 

 


おやつは ひなあられ

おいしいね

ニコニコ

 

 

 

 

 

 


ひなあられのピンクは春

黄色は夏

緑は秋

白は冬を 表していて

一年を通して元気に過ごせるようにと

願って食べることを教えてもらいました


おひなまつり会

楽しかったね


たまひよの水槽にも

一足早く春がやってきましたよ~




  Hiyo & Tama


交通安全指導(年長)

2024-02-29 11:55:00 | Weblog

2024.02.28


年長児は、交通安全協会や

松山市役所・都市交通計画課の方々に来て頂き

交通安全指導を受けました


子ども達は、事前に各クラスで紙芝居を見て

交通ルールについて話しを聞いて

「命を守る」ことの大切さを

しっかりと受け止めて当日を迎えました


当日は、

朝早くから交通安全協会の方々がプレイコートに

模擬道路を設定してご準備下さりました

 




初めにホールに集まり、

交通安全協会のお姉さんと

かわいいお友達「たーくん」から

道路でのお約束や

信号機についてのお話を聞きました

 

 

 

 


お話を聞いた後、

道路の歩き方のお手本を見せて頂き

指導を受けながら信号機のある横断歩道・交差点を

実際に歩いてみました


歩きながらその都度ご指導いただき

確認しながら歩いていきました

 

 

 

 

 


今回の交通安全指導は、

4月から小学校へ通う年長児が

安全に登下校できるために

交通ルールをしっかりと知ることを目的に

行いました


幼児期から

「1つしかない自分の命は自分で守る」

と言うことを願い、

そのために守らなければならない約束事を

しっかりと確認することができた良い機会でした


交通安全協会や松山市役所・都市交通計画課の方々、

本日は貴重な機会を頂き、

本当にありがとうございました




避難訓練

2024-02-28 11:55:00 | Weblog

2024.02.26


「地震から火災」の避難訓練を行いました。

今回は開始時刻を予告せずに訓練を行いました。

本当の地震は、いつくるか誰もわかりません


お外で遊んでいるときかも…

トイレに行っているときかも…

お部屋遊びのときかも…

本当に怖いですよね


でも、今まで積み重ねてきた避難訓練を思い出し

このみっこさんたちは、とっさの放送でも

すぐに避難することが出来ました


しっかり頭を隠し

逃げるときは「おはしもち」の約束を守ろうとしたり

真剣に取り組むことができました


火事の時のために

おじちゃんは消火訓練をして

年長さんは、起震車の体験をしました。


実際に揺れを感じ、どきどきする様子がありました。

それをみた年中さん達も

なんだかドキドキしているようでした。


その日の保育後、

震度4の地震が本当にきました。

急いで子ども達の方に行くと

戸外にいた子もお部屋で遊んでいた子も、

みんなしっかり頭を隠していて

すぐに避難することができていました


今までの避難訓練、

みんなしっかり身についているんだな、と実感し

頼もしく思いました


 

 

 

 



たまひよの豆まき の巻

2024-02-08 16:58:00 | Weblog

2024.02.01 & 02.02


2月1日と2日に

節分の行事の豆まきを行いました

かわいい鬼のお面と豆入れもできて

準備OK

 


各クラスで

お面をかぶってハイポーズ

 

 

 

 

 




1日は雨だったので、

お部屋に鬼がやってきました


先生の後ろに隠れたり

涙々だったり

園長先生にしがみついたり

の、たまひよちゃんでした


なかには、

勇気を出して鬼に向かって豆を投げていた

お友達もいました





 



 

 

 


2日は、

お兄ちゃんお姉ちゃんたちの豆まきに

参加しました

 

 

 


お腹の中にいる

「泣き虫鬼」や「おこりんぼ鬼」など

豆をまいて追い出すことができたかな


節分が過ぎると春がやってきます。

ひとつお兄ちゃんお姉ちゃんのクラスになる

4月が待ち遠しいですね


Tama & Hiyo



幼稚園に 鬼がやって来たぁ~!

2024-02-08 11:55:00 | Weblog

2024.02.02


2月2日(金)

幼稚園に鬼がやってきました


節分の鬼退治の前に

子ども達はお家で升を作り

幼稚園では鬼のお面を作りました


年少児は、

好きな鬼を選んで色を塗りました


年中児は画用紙一杯に、

自分の思いのままに鬼の絵を描きました

カラフルな鬼や、角が5本もある鬼など

素敵なお面が出来上がり


そして年長児は、

お家からたくさんの廃材をもってきて

個性あふれるオリジナルの鬼が完成


どの鬼も とっても素敵です

 

 

 




節分当日…

鬼が来ることにドキドキしている子や

「こわくない 」と言っている子もいたり…

そして

太鼓の音が園に響き…

鬼がやってきました


年長の部屋に鬼がきて、

年長児は慌てて外に逃げ

しばらくすると、園庭に鬼がきました


必死に豆を取りに行き、鬼に投げる子

怖くてトンネルや木の実の森、

トイレの中に隠れる子 。

いろいろな姿がみられましたが

涙を流しながらも

頑張って鬼を退治することができました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




きっと みんなの体の中にいる鬼を

やっつけることができたと思います


豆まき後は

幼稚園に福の神様がきてくれました

 

 


もう怖い鬼が入ってこないように、と

鬼が嫌いな「鬼杭(おにぐい)」を貰い、

年長児は鬼杭と、

1年間病気をせず元気に過ごせますように、と

「豆」を貰いました




これからも 元気いっぱい、

楽しい毎日が過ごせますように…




第47回 大寒マラソン大会

2024-01-22 18:30:00 | Weblog
2024.01.22


19日(金)から延期となった本日、

47回を数える「大寒マラソン大会」が

開催されました。


ただのマラソン大会にあらず。


突き詰めていくと、

人間形成における

かなり重要な体験の場であり、

そこまでの道程に重要な意味があり、

大会においては一人ひとりの子どもに

ドラマが描けるのです。


日々の園生活の中で、3年間

子どもたちはプレイコートを走ります。

戸外遊びに取り組む前に走ったり、

「今日は〇週」

「今日はこの曲が終わるまで」など

学齢やその日の状況によって

走る方法を変化させながら

園生活の一部として、走ります。

基礎体力や免疫力の向上、

全身運動による肺機能の向上といった

身体の発育の効果のみならず、

大会に取り組むことにより、

意識的に或いは無意識のうちに自分を知り

そして周りを知り、

自我や他我と向き合いながら

自分の目標を見つけていきます。


練習会や大会を通して

自分の心の中で沸き起こる感情を知り、

時には家庭で語らう中で

物事の捉え方や考え方を学んだり、

そして

自分の心の中でそれらを消化・吸収したり、

子どもたちは

本当に様々なことを経験していきます。

だからこそ、一人ひとりの子どもに

ドラマがあるのです。


今年は、年長の男の子と

年少と年長の女の子にスポットライトを当てて

ドラマのほんの一部を紹介させて頂きます。



半世紀近いマラソン大会の歴史の中で、

「大会3連覇」という

3年もの長い間先頭を走り続けた子が

過去に数名います。

今年も、それに挑戦した男の子がいました。


今年度1回目の練習会、1位。

万全。

2回目の練習会で、再び1位。

いよいよ盤石。


ただ過去に、

密かに優勝候補に挙げられた子が

直前に体調を崩したり

大会当日に力を発揮できなかったり

或いは競技中に転倒したりして、

悔しさでグチャグチャに泣いた経験があります。


「絶対は、無い。」


これがマラソン、

そしてスポーツ

そして人生の醍醐味です。


そこまでの道程があるからこそ

目標に届かなくても感動し、

或いは手が届いて感動するのだと思います。


この男の子、

「自信がある様子」

と、大会前に担任から聞いていました。


2024年1月22日

結果、見事に優勝。

この日、「絶対を覆す全ての不安要素」を跳ねのけ

見事に「3連覇」を達成したのです。


こうだい君、

まだ小さな君も

やがて立派な大人に成長します。


その途中、

君の行く手を塞ぐ壁が

何度も立ちふさがるでしょう。

くじけそうになる時もあるでしょう。


その時に、今日を思い出して下さい。

まだ小さかった君が、

大きな壁に立ち向かったことを。

そして

家族に支えられながら

その壁を飛び越えたことを。


担任の先生から聞きました。

大会に向けて

ずっと以前から練習を開始していたことを。

そして、毎日のように練習していたことを。

そんな自分が居たことを、

どうかずっと、覚えていてください。

優勝、そして3連覇

本当におめでとう。





話は、年少の女の子へ。


年少さんにとっては

初めての大会です。

どの子がどのくらい走れるのか、

我々にもわかりません。


練習会1日目に

1位になった女の子がいます。


練習会2日目、

順位を2つ下げ、3位に入りました。


競い合いのある競技なので、

よくあることです。

本当に大切なことは順位ではなく、

この時に 彼女が心の中で

どのような経験ができているのか、

ここが着目点になります。


どんなことを思いながら大会を迎えるのだろうと、

密かに注目していました。


結果は更にいくつか順位を落としたのですが、

胸が熱くなる出来事が待ってくれていました。


マラソンのコースは、

園庭を飛び出して右に急カーブを切ったあと

しばらく直線が続きます。

一人ひとりにとって

レース序盤の位置取りが決まってくる

最初の山場です。


その直線を走り終えたあと

左にカーブして川沿いを走るのですが、

私が今日いた場所が、

その「左にカーブするところ」です。


私の場所から

スタート直後のことはわかりません。

最初の直線も、見えません。

子どもたちの姿を最初に捉えることができるのが、

この「左にカーブするところ」です。


年少女児の部がスタートして

最初のランナーがこのカーブに入った時

先頭を走っていたのが、

この女の子でした。


練習会で順位を落としていた彼女が

レース序盤の山場で見せたその姿は


「1位になるんだ」


という

彼女の意思表示のように感じられて

ただただ胸が熱くなりました。


生まれてまだわずか4年ほどの子が

こんなに強い意志を持てるのかと、

その姿に感動しました。


その意味において、

既に順位は二の次なのです。




最後に、

年長の女の子のお話を記します。


練習会1日目、1位。

しかし、

過去2年度において

練習会・大会と

まだ一度も

「1位」を経験したことの無かった子です。


その子が、

ついに「1位」を手にした日になりました。


それから5日後の練習会2日目、

その小さな手のひらから

「1位」の看板が

スルリとこぼれ落ちてしまったのです。


序盤の「転倒」。

競技なので、どうしたって起こり得ます。


立ち上がっても

どうしようもない距離が広がっていた景色が

彼女の瞳にはどう映ったのでしょう。


泣きながら走りました。


痛みもあったでしょうが

体だけではなく

心も一緒に痛むんです。

だから

わかっていても

涙が止まらなくなるのです。

幼くても

どうしようもない距離だということを

「1位にはなれない」ということを、

理解したのかもしれません。


でも、その日彼女は

自分にできることをやりました。

泣きながら

ゴールを目指して走り続けました。


大会当日

一瞬だけ

練習会と同様に彼女の表情が崩れました。

練習会で見かけた泣き顔に近い表情です。


先頭で1週目を通過し

2週目に入るカーブで、

追走してきた女の子に並ばれ

そして一瞬抜かれたのです。


どんな気持ちがよぎったのでしょうか。


それからしばらくして

2週目を終えて最後の直線に入った時、

彼女は再び先頭に立っていました。


あおばちゃん、

今日という日は、

なんと得難い日になったことでしょう。


練習会の2日目に、

君はくじかれました。

不安を抱えながら

大会のスタートラインに立っていたかもしれません。

自信をもってレースに入れなかったかもしれません。

レース中に、

得体のしれない焦りを感じたかもしれません。


それでも、

君は全て克服しました。

まだ小さいけれど、

そんなにもすごい力が

君にはあるのです。

優勝、本当におめでとう。





マラソン大会のブログを記す際、

時折書かせて頂くのですが、

「順位が付く競技の経験」を大切にしつつ、

「順位そのものが大切なのではない」

ということを

同時にお伝えさせて頂いています。


子どもたちに順位を付けることについて

やわらなんとなく否定的な社会の空気があることを

我々は知ってはいるのですが、

そのようなことは

彼らが生きる将来においても、

どのような社会においても、

姿を変えて登場します。


普段から競争する必要なんかない。

でも、

競争が人を成長させるチャンスを生み出すことを

すべて否定したくはないのです。


だから、幼くても

順位と向き合う経験を

ほんのわずかでもすることによって、

その道程において

一人ひとりが目標を持てたり

なにかにチャレンジする意欲を持てることは

彼らの心の成長にとって

ちがう角度からの栄養となるのです。



PTA体育部の皆様、補助役の皆様

今年度の大会も

無事実施できました。

皆様のおかげです。

改めて感謝申し上げます。


また、地域住民の方々の交通の利便性向上のため

大会直前までいくつも表示を制作して下さった

好永さん、本当にありがとうございました。



第47回大寒マラソン大会 完



たまひよクリスマス会 の巻

2023-12-27 15:55:00 | Weblog
2023.12.19-20


12月19日(火) と 20日(水)

フォレストのクリスマス会をしました


クリスマスの制作もできあがり

アクアリウム(水槽)にも

クリスマスがやってきました

 


さぁ

にぎやかにクリスマス会の始まりです


みんなが集まって

トナカイさんと歌をうたっていると

 


鈴の音が…

トンネルの中からサンタさんが来た~




サンタさんにお話を聞いてみました




サンタさんは

野菜が好きなんだって~

たまひよのお友達も

野菜いっぱい食べようね




クリスマスの手遊びや

先生達のペープサートを見て

みんなで一緒に楽しみました


 





 


そして、クリスマス会のゲストは

こすもすさん と ばらさん です

 




お遊戯会でした踊りを

見せてくれました

かっこいい 踊り や お歌に

大喜びの子どもたちでした


遠いところから来てくれた

サンタさんと…

 

 

 

 

 

 


トンネルからから帰るサンタさんを

いつまでも見送る子どもたちの姿が

かわいかったなぁ~

 


おやつに カップケーキも

おいしく頂きました

 

 




楽しいクリスマスの思い出ができたね~


2学期も 保護者の皆様のご理解ご協力で

無事終えることができました。

ありがとうございました


来年も 楽しく過ごせることを

心から願っています


来年もよろしくお願い致します



Tama & Hiyo




おはなしぐるんぱ

2023-12-27 11:55:00 | Weblog

2023.12.25


2学期も終了式を迎え

冬休みが始まりました


2学期もいろいろな行事があり、

心身共に成長してきた子ども達


2学期からは 年少さんも参加して

「おはなしぐるんぱの読み聞かせ会


毎回、いろいろ思考を凝らした内容で

子ども達はワクワク・ドキドキしながら

参加してきました


季節にちなんだ 絵本 や パネルシアター、

「今日は、どんな話かな~ 」と

楽しみにしていました

 

 

 


お話が始まると・・・

子ども達は真剣なまなざしで

お話の世界に引き込まれていました




毎回、素敵な時間を

過ごすことができました


12月は サンタさんの登場に

子ども達も大興奮


そして…プレゼントもいただき

ありがとうございました


お遊戯会のボランティアとして

様々なお手伝いもしていただき

本当に…ありがとうございました


来年もどうぞ宜しくお願い致します。


    F.Y.


クリスマス会♬

2023-12-26 15:55:00 | Weblog
2023.12.22


子ども達が楽しみにしていた

クリスマス会


みんなで「赤鼻のトナカイ」の手遊びをしながら

始まりました


最初に「つばきライオンズクラブ」 の方々と一緒に

楽しみました

 


みんなで「あわてんぼうのサンタクロース」を歌ったり

「大型絵本」や「紙芝居」を読んでいただきました




お礼のプレゼントを渡したり、

ライオンズの方々からプレゼントを頂きました




その後・・・

フォレストのひよたまちゃん達にも

プレゼントを届けに行って下さった

ライオンズのサンタさん

ありがとうございました



今度は

音楽サークルのお母様方の演奏を聴きました


ハンドベルのきれいな音色を聴きながら、

一緒に歌い…盛り上がりました




アンコールでは、

みんなの大好きな曲「アイドル」を大合唱~

楽しいひとときを過ごすことができ、

お礼のプレゼントを…




そして…鈴の音とともに現れたサンタクロース

子ども達のテンションも Max~




サンタさんとの質問タイムでは

理事長先生にもお手伝いしてもらって

楽しい時間を過ごすことができました


サンタさんへもお礼のプレゼントを渡し、

サンタさんからもプレゼントをもらって


つばきライオンズクラブの方々も

一緒にサンタさんと記念撮影

楽しい時間は

あっという間に過ぎ去っていきました



 

 


サンタさんのお見送りをしながら、

クリスマスプレゼントを楽しみにしている子ども達

 


みんなのお家にも

サンタさんはきてくれたことでしょう


今日から冬休みに入りますが、

みんな元気に過ごして欲しいなと思います


そして…

来年1月9日に元気に会いましょう


良いお年をお迎えください



暮れの街(年長)

2023-12-26 11:55:00 | Weblog

2023.12.19


コロナ禍下では行くことができなった

中央郵便局へのお出かけです


郊外電車に乗ることも

この園外保育の楽しみと学びの1つです


中央郵便局に到着

バスを降りると

郵便局の方がお出迎えして下さいました


最初に年賀状の特設ポストに

年賀状を投函


「ちゃんと届くかな~



「届きますように

と言いながら投函する姿がありました

 

 




幼稚園で集めた歳末助け合いの義援金。

前日には 年長さんが箱の中のお金を数えました。


「困っている人に届けてください

と、お伝えしながら

しっかりと渡すことができました

 


郵便局の前で記念撮影

 

 




次は クリスマス や 年末 の雰囲気を感じながら

銀天街を歩きます


すると、スクランブル交差点を発見

みんなの住んでいる街に

あまり多くは無い「スクランブル交差点」を

斜めに渡ります




大街道には

クリスマスツリー

リース があったり

たくさんの電飾に

目を輝かせながら通りました

 




高島屋の前には

みきゃんのポストがあり、

「かわいい~

「みきゃんのポストなんかあるの

 しらんかった~

などなど話しながら

松山市駅へ向かいました

 


市駅では自分で切符を買います

“こども”のボタンを押して、

“余戸”を押します。


初めて切符を買う子も多く、

緊張しながらボタンを押し、

出てきた切符を持ちにっこり

 

 

 

 

 

 




電車の中では

いろいろなお客様と一緒に

マナーを守り 上手に乗車できました


ガタン・ゴトン・ガタン・ゴトン・・・

電車の音

プシュー バタン・・・

ドアが閉まる音

建物がどんどん後ろにいくように見える

窓からの景色

・・・どれも、子ども達の目を

キラキラさせてくれていました

 

 

 

 

 


はじめての 体験 や 経験 を

みんなと一緒にできたこと

また子ども達の中で

1つ幼稚園での思い出と学びが増えました。


お正月に 年賀状が届くことを

楽しみにしていてください



おむすびパーティー!(年長)

2023-12-25 11:55:00 | Weblog

2023.12.15


6月に田植え、

9月にかかしづくり、稲刈りを行い

そして12月12日(月)

子ども達はおむすびの具材を買うため

フジへお買い物に行って来ました


“なにおにぎりが食べたいか”

の話し合いから、子ども達は大盛り上がり

「〇〇おにぎりがいい~ 」と、

楽しみでいっぱいのお顔でした


そして買うものが決まると、

ぞうさんバッグ係、かご係、財布係、メモを持つ係…と

役割分担まで自分達で行い、

いざお買い物へ


「どこかな~

と、品物を探したり

「これ100円玉4枚で買えるかな~

と、班の友達と考えたり

相談しながらお買い物をしました


普段はお家の方と一緒に行くお買い物ですが、

今回は自分達で品物を選んだり、

レジに行ったりする経験をした子ども達は、

ちょっぴり お兄さんお姉さん気分でした


レジの方にもきちんとご挨拶をし、

無事にお買い物を終えることができました

 

 

 

 

 


お買い物ができた子ども達はついに、

12月15日(金)

“おむすびパーティー” を迎えました~


子ども達の次のお仕事は

「お米洗い

「美味しいご飯が炊けますように 」と、

お願いを込めながら

一人ひとり真剣な表情で取り組んでいました。

 

 




そして、炊きあがったお米と

自分達でお買い物をした具材が

お部屋に運ばれてくると、

子ども達は大興奮


「あちっ  あちっ 」と、

炊きたてのごはんで

具がこぼれないよう握るのは少し苦戦しましたが、

自分達が植え、収穫し、握った おむすび は

格別でした

 

 

 

 




また、おむすびは

理事長先生や園長先生、おじちゃん達

そして年少さん、年中さんにも

おすそわけをしました

 

 


一色のおじちゃん、

弓立のおばちゃん、弓立のおじちゃん、

ひろくんお兄さん、まーくんお兄さん、

フジの方・・・

たくさんの方に協力をして頂き、

楽しい楽しい おむすびパーティーに

なりました


ありがとうございました