京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

着物でお出かけ!大徳寺から北山へ

2022-06-16 20:28:17 | お出かけ

京都も梅雨入りとなりました。

だんだんと湿度があがってジメジメした空気を感じながらブログを書いています。
 
そんな梅雨入り前の最後の快晴となったのは先日の日曜でした。
ほどよい風も吹いていて、
しばらく気持ちよく着物を着る季節とはおさらばなので
久しぶりに主人と着物で近所をぶらぶらしました。
 
着物でお出掛けに困らないのが京都のイイ所
 
先日お客様のTwitterで
大徳寺の孤蓬庵が7年ぶりに一般公開となり、
しかも今日が最終日だという事を知り早速GO
 
 
弧蓬庵は大徳寺内を西へ歩き、
今宮門前通りも超えて紫野高校も超えての最西端。
そこも大徳寺内だったのですねー!
 
 
ずんずん進むダンナ。
どんどん突き放される私
 
一昨年まで問屋さんで修行していた主人は
着物で展示会のお手伝いによく行っていたので
着物姿でも歩くスピードがスタスタ
洋服姿のほうがスピード遅いのはなんでー
 


内部はもちろん写真撮影不可でしたが
小堀遠州のこだわりの茶室やお庭は平和の極み
 
建物の随所には大好きな富士山をモチーフとし
故郷の近江八景を眺めながらお茶を点て
西洋文化を積極的に取り入れて新しい物に挑戦していく。
 
戦国時代を生き抜いた後、
平和な徳川の時代に道楽できるようになった事を楽しんでいるような
そんなお庭と建物でした。
 
しかも前日の雨上がりで空気は澄み渡り
緑は少しまだ水滴が残っていてキラキラ
お庭の赤土は水分を吸ってより赤く鮮やかに。
 
案内人の方曰く、
庭師さんが今までで一番キレイなんじゃ!
とおっしゃっていたぐらいだそうです。
(毎日おっしゃてるかもしれませんが
 
小堀遠州の「綺麗さび」
戦争が身近に感じられる今だからこそ
より美しく貴重なものに思えました。
 
さて、
大徳寺を後にして北山大宮のウルクスでランチをいただき
今度は表千家北山会館へ。
 
今回は風炉のお茶事の展示。
「綺麗さび」から「わびさび」への頭の切り替えが追い付かないまま、
午後4時で閉館するというのに午後3時45分に入ってしまったので
超高速で観覧させていただきました!
 
 
もちろんお茶とお菓子も超高速でしっかりいただきました!
(目的コレやろ
 
帰り際、ふと足元をみると



えー
めちゃ足袋汚れてるーッ
一体どこで?
帰ったらすぐウタマロ石鹸でゴシゴシですー



でももうしばらく非日常を味わってから・・・。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たこやき)
2022-06-17 08:09:31
はじめまして。
着物初心者の素朴な疑問なのですが、羽織ものを着なくても大丈夫なのでしょうか?
本当に、これはどなたかにお聞きしたかった事なのです。
「帯付きだとなんちゃらかんちゃら」と着物警察さんに怒られたりしませんか?

おと、お父様のコラムも楽しみにしております(^^)
Unknown (kim529)
2022-06-17 13:11:56
たこやきさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。
たこやきさんは着物警察に会われた事があるのですか?お察しします😞
私は幸い会った事がありません。
その日は表千家会館にもたくさん来られていましたが、羽織を着ていらっしゃる方はあまりいらっしゃいませんでした。
羽織はジャケットのような物。
ちょっと遠出する時などは着たりしますが、近所の散歩のときなどでは私は着ません。
杓子定規なルールにとらわれず、その都度の空気に合わせて自由に着物を楽しんでほしいと思います☺️

父のコラムも読んでいただきありがとうございます。
励みになると思いますので本人にも伝えておきます。

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