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歴史・文化・環境をめぐる学術的話題から、映画やゲームについての無節操な評論まで、心象スケッチを連ねてゆきます。

人文学系情報発信型ポッドキャスト「四谷会談」第19.1回 番外編1 / "三人衆"降臨

2015-09-02 04:29:50 | ※ 四谷会談
いつぞやの猛暑が嘘のように退き、早くも秋の気配が感じられるような陽気となってまいりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。「四谷会談」第9.1回をお届けします。

今回は、いうなれば番外編。上智大学で秋学期より始まる授業「ジャパノロジー・ゼミ」の打ち合わせに際し、ご来校いただいた野田研一さん、飯田高誉さん、奥野克巳さんをお迎えして、8月に想起される戦争のこと、戦争と自然環境との関わりのこと、そこから照射される文学やアートの関わり等々、縦横無尽に語りあいます。
野田さんは、以前にも登場していただいた、アメリカ文学におけるネイチャー・ライティングの専門家。文学を自然環境の視点から批判的に捉えなおす〈エコクリティシズム〉を、日本へ紹介し根づかせたひとでもあります。
飯田さんは、数々のアート・キュレーションを担当されてきた国際的なキュレーター。ガタリらの現代思想をいち早くアートの世界へ採り入れ、近年では戦争絵画の再発掘、アートから原発を打つ試みを続けています。
奥野さんは、動物や植物など、人外の存在を照射する希有な文化人類学者。宗教や医療にも造詣が深く、いまもっとも注目すべきエスノグラフィーを発表しているひとです。
この3人が顔を合わせること自体、ほかではありえないことです。四谷会談のレギュラーも含め、一体どのような議論が飛び出すか、ご期待ください。

なお、今回は収録場所がやや大きめの会議室で、1本のマイクを大人数で囲んだため、ノイズが多く音声を聴き取りにくくなっています。予めご容赦ください。

《第19.1回収録関係データ》
【収録日】 2015年8月10日(月)
【収録場所】 上智大学四谷キャンパス 7号館4階共用室A
【収録メンバー】 山本洋平(司会・トーク:英米文学・環境文学)/野田研一(ゲスト:英米文学・環境文学)/飯田高誉(ゲスト:インディペンデント・キュレーター)/奥野克巳(ゲスト:文化人類学)/工藤健一(トーク:歴史学・日本中世史)/佐藤壮広(主題歌・トーク:宗教人類学・シ­ャーマニズム研究)/堀郁夫(トーク:株式会社勉誠出版編集部)/北條勝­貴(技術・トーク:歴史学・東アジア環境文化史・心性史)
【主題歌】 「自分の感受性くらい」(作詞:茨木のり子、曲・歌:佐藤壮広)
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