Kenの遊々気まま日記

山登り、マラソン、旅、演劇鑑賞、写真撮影など趣味の活動を中心に、気が向いた時に不定期に更新していきます。

高川山登山

2014年01月25日 | 山登り

 今年は寒い日が多くて、関東周辺の山でも雪がけっこう積もっています。雪の積もった中を歩くのはまだ良いけれど、それが融けたぐちゃぐちゃの登山道は歩きたくないです。せっかく登るなら展望も良いところということで、今年最初の山は山梨県にある大月市秀麗富嶽十二景の一つ、高川山に行くことにしました。

 事前に調べてみると高川山の登山口には駐車場がほとんどなく、JRの初狩駅からか、富士急行の田野倉または禾生駅から歩くことができるようです。ということで、今回は初めて電車での山行となりました。

 JR橋本駅近くの駐車場に車を置いて、横浜線で八王子に出て、中央本線に乗り換えます。八王子始発の各駅停車の電車には、山登りと思われるザックを持った人が乗客の半分ほどもいます。高尾で降りた人は高尾山、梁川で降りた人は倉岳山、高畑山でも行くのでしょうか。初狩駅着7時27分、ここで降りた人は自分のほかに夫婦と男性一人の3人だけでした。道が判らないので、一番あとから出発することにしました。
 初狩駅からスタート

 大月市は秀麗富嶽十二景の整備に力を入れていて、駅から登山道までの案内も各所にあって迷うことなく進めます。集落が途切れると林道の道を登っていきます。線路を挟んだ反対側には滝子山が端正な姿を見せています。20分ほど歩いて、沢沿いの林道から斜面を一気に登っていく登山道へと入っていきます。明るい樹林帯をジグザグに登り高度を稼いでいきます。ジグザグ道が終わると、今度は斜面を一気に直登していきます。左側にオレンジ色のネットがありますが、何のためのものかは良くわかりません。
 斜面を直登していきます。左側にオレンジのネットが続きます。

ネットが途切れたところで登山道は男坂と女坂に分かれます。男坂はこのまま直登、女坂は尾根を巻きながら登っていくようです。久しぶりの登山でゆっくり登りたかったので今回は女坂を選びます。
 左が男坂、右が女坂

 山行記録などをみると結構人気の山のようですが、今日は駅で見た3人以外を全く見かけません。男性の一人の人はハイペースで私より先に上がっていってしまいました。夫婦の方は分岐の手前で追い抜かせていただきました。
 女坂は急ではないものの、ところどころ道が片流れしていて歩きにくいところもあります。雪など降ったあとで滑りやすいとちょっといやかもしれません。沢沿いの林道からの道と合流すると、登山道は方向を変えて進んでいきます。分岐から30分足らずで男坂と合流します。男坂は合流地点から見てもかなりの角度があるので、最短距離を、急勾配で登ってくるルートのようです。

 合流地点から先は北側の斜面を行くため、落ち葉の上に雪が見られるようになります。傾斜はそれほどでもなく、アイスバーンにもなっていないので、サクサクと気持ちの良い音をたてながら登っていきます。ほどなく、駅で一緒に降りた単独の男性の方が降りてきました。登るペースも早かったようですが、山頂もちょっとだけ見て下ってきたようです。
 最後は雪の上を進みます

 午前8時50分、山頂着。登山道に入ってからちょうど一時間ほどで着いちゃいました。たいして息のあがるところもなく、あっという間に着いてしまった感じです。天気予報では晴れということでしたが、高曇りで、富士山の絶景も今ひとつ冴えません。遠く南アルプスの山も見えていますが、そちらもイマイチです。
 高川山山頂

 秀麗富嶽十二景第11番高川山からの富士山

 お茶を飲みながら山頂を独り占めしていると、田野倉側から夫婦が、そして途中で追い抜いた夫婦も登ってきました。東側に目を転じると九鬼山の麓にリニアモーターカーの実験線がまっすぐ伸びているのがよく見えます。こんなに自然を傷つけてまで、必要なのかなとも思ってしまいます。
 下に見えるはリニア実験線

 帰りは田子倉側に下山します。山頂から下りる岩場に雪があって、ちょっと滑りそうです。軽アイゼンを持ってきているのでそれをつければ何ともないところですが、ほんの数メートルなので、しゃがんで木や岩につかまりながら慎重におります。

 むすび山経由の大月駅への登山道から右に折れ、樹林帯の斜面を一気に下って行きます。落ち葉がふかふかして気持ちが良い道です。すれ違う人も全くなく、自分の落ち葉を踏む音だけがあたりに響きます。
 中谷(田野倉駅)方面に下ります

 小一時間ほど下ったところで、舗装された林道に出ます。ここから中谷集落までの林道は南側が斜面のため陰っていて、雪がうっすらと残っています。ところどころアイスバーンにもなっていて、ここが一番気を使いました。
 危険な林道

 中谷集落から田野倉駅までも案内の看板があって、迷うことなく歩けました。そしてこのあたりの集落の方たちは、知らない私にも挨拶をしてくれて、山に登ってきたのかい?と声をかけてくれるとっても気さくな人が多かったです。
 山登りの終点、田野倉駅

 今回は3時間程度の簡単な山行でしたが、夏のアルプスに向けて、これから徐々にレベルを戻していかないといけません。


第38回サンスポ千葉マリンマラソン(ハーフマラソン)

2014年01月19日 | ランニング・サイクリング

 昨年12月のNAHAマラソンで完走できて、ちょっと満足してしまって、ここのところ練習も不足がちで迎えた今年最初の大会はサンスポ千葉マリンマラソンです。1~2ヶ月に1レースは出ないとモチベーションが保てないなあと思い、ゲストランナーが高橋尚子さんというだけで申込みました。

 幕張新都心がスタート・ゴールで、この周辺には国内最大級のイオンモールが開店したこともあり、渋滞を避けて今回は電車で会場に向かいます。海浜幕張駅から主会場の千葉マリンフィールドまでは人の波、さすがに1万人を越える大会です。

 主会場の千葉マリンフィールド

 冷たい風が強く吹いていてものすごく寒い。受付を早々と済ませ、風がよけられるスタンドに入ります。観客席が選手の控え場所になっていて、フィールドでは開会式が行われています。今日はNAHAマラソンでもご一緒したTさんも参加しているはずですが、この広い会場では見つけるのは困難で、外の寒い場所で待ち合わせるのも大変なので、電話でお互いの健闘を約束しました。

 ゼッケンナンバーは8888(何とも縁起が良い)

 9時55分というなんとも中途半端な時間に一般ハーフはスタート。海浜大通りを東京湾に沿って東に走っていきます。道幅が広いので、1万人の参加者でも走りやすいです。5km地点過ぎに左折して北に向かいます。ここからはやや道が狭くないます。申告タイム順にA~Xのブロックにスタートしているはずですが、たまに自分より後ろのブロックのランナーがノロノロ走っていて進路を妨げます。

 第一折り返しで折り返して南に向かってから、再び海浜沿いの広い通りを東に向かいます。10kmの給水を過ぎると第二折り返し。もと来た道を今度は西に走ります。するとここからは冷たい向かい風になります。10km地点のネットタイムは56分15秒、このペースで行けばぎりぎり2時間は切れそうです。

 稲毛海浜公園に入るカーブのところでゲストの高橋尚子さんを見つけ軽くハイタッチ、元気をもらいます。公園内はいろいろな施設や広場の間を縫って細かいカーブが続きます。木も多くて風が遮られるため先ほどより走りやすいです。

 公園を抜けると再び海浜大通りを西に向かいます。風が一層強くなり、今まで以上に足を動かしているのだけれども前に進んでいる感じがしない。ゴール近くに建つ高いビルもなかなか近づきません。19kmからのラップは5分50秒/キロまで落ちてしまいました。マリンフィールドの外周道路がやけに長く感じ、ゲート手前で2時間を経過。フィールドの人工芝を走って、2時間00分40秒でゴール。惜しくもサブ2ならず。まあ、この向かい風では仕方なかったかな。もう少し前半を飛ばしていっても良かったかもしれません。

 ゴール後、完走証受け取りまでが長い列、日陰で風が強く、汗をかいた体が完全に冷え切ってしまいました。


美瑛の外でものんびりと(2014冬 北海道 後編)

2014年01月14日 | 北海道

【1月13日(月)】

 今日も雪の予報。美瑛でのんびりするのも良いけれど、今日は旭川の市街に行くことにしました。以前旭川のホテルに宿泊した時に、その近くの書店には北海道関係の本が充実していて、いつかゆっくりと並んでいる本を見てみたいと考えていました。天気も悪くやることもないのでちょうど良い機会です。

 遅い朝食を終えて美瑛駅に向かいます。旭川へは電車で向かうことにしました。というのも、冬の旭川市内は雪が山のようになって見通しが悪い上、交差点の付近はアイスバーンになっていてとっても危険なのです。たまには電車に乗るのも悪くはありません。でもJR北海道なので少し心配・・・。
 美瑛石で出来た美瑛駅舎

 美瑛から電車にゆられること約30分、旭川駅に到着。最近はレンタカーばかりなので旭川駅は久しぶりで、新しい駅ビルに生まれ変わっていました。木工産業の盛んな旭川らしく壁はウッディーな作りになっていて温かみのある駅です。
 駅前の歩道は多くの場所がロードヒーティングになっていて、冬でも安心して歩けます。旭川のジュンク堂はショッピングビルの1階~5階までのフロアに充実した品揃えで、北海道でしか売っていないような地元出版社の本も多数あって何時間でも楽しめます。

 お昼はラーメンの蜂屋へ。ここのラーメンは旭川ラーメンの特徴である魚介類と豚骨・鶏がらのWスープ。魚介類のスープのラーメンってあんまり得意ではないのですが、旭川ラーメンの老舗であり評判も良いようなので一度来てみたかったお店です。最初の一口目はうん?って感じでしたが、食べ進めるうちにだんだんと慣れてきました。Wスープといい焦がしラードといいクセのある味で好みが分かれるところですが、自分的には好んで食べる味ではないけれども、しばらく食べないとたまに食べたくなる味だと思います。
 ラーメン蜂屋五条創業店    しょうゆラーメン

 美瑛に戻り時間があったので「rise cafe」で時間を過ごすことにします。冬のrise cafeといえばクッキングストーブで焼くアップルパイですが、前回もいただいたので今日はチーズケーキをチョイス。夕方まで本を読んだりしてゆっくり過ごしました。
 小豆入りのチーズケーキ

 

【1月14日(火)】

 今日こそはと天気を期待しましたが、朝6時過ぎに外を見ていると、雪が降りしきっています。諦めて二度寝します。
 朝食に起きて外を再び見てみてびっくり、この2時間ほどの間に一気に積もっていました。車の雪をはねるのに30分近くかかりました。
 車もこのとおり

 やっぱり天気が悪いので、今日は東川のカフェにいってゆっくりすることにします。祝日の翌日なのでどうかな・・・と思っていましたが、市街に近い目的のカフェの前を通るとやっぱり本日休業の札が。ということで、結局いつものお気に入り「北の住まい設計社cafe」にします。
 ランチは「冬野菜のラザニア」と「オニオングラタンスープ」を注文しました。一昨日はドリアだったから、なんか似たようなものになっちゃいましたが、この天気だと暖かいものを食べたくなってしまいます。
 冬野菜のラザニア     オニオングラタンスープ

 冬の平日のため午後2時を過ぎると他のお客さんもいなくなって、静かな時間が流れます。カフェの片隅でコーヒーを飲みながら本を読みながら時間を過ごします。結局4時間以上もお邪魔しちゃいました。

 飛行機は夜の便なので、東川の町中の行きたいラーメン店を訪れましたが、ここも本日は休業・・・。なんか、最後まで天気も食事もついていないです。結局、空港で夕食を済ませました。

 今回は写真は一枚も残せず、行きたかったお店もお休みだったり、久しぶりに消化不良な感じな旅でした・・・。


カフェ巡りの冬の美瑛 (2014冬 北海道 前編)

2014年01月12日 | 写真

【1月11日(土)】

 いつもどおりの朝一番の飛行機で旭川に向かいます。羽田を発つとき、旭川の天候次第では引き返すようなアナウンスがありましたがそれほどの雪でもなく、無事に空港に到着。今回は4日間の滞在ですが、荒れた天気にはならないものの、あまり良い予報ではありません。

 新年最初の美瑛ということで、まずは美瑛神社に初詣。今年も無事に旅行が出来るようお祈りをします。
   美瑛神社

 ランチは美味しいパンのカフェ、ピクニックへ。いつもは奥さんが調理して旦那がサービスをするのですが、今日は旦那さんだけしかいなくて、一人で全てをこなしています。とはいっても、お客は私一人だけなので(あとからもうひとり入ってきました)、全然問題ありません。なんかメニューが絞られて、値段も若干高くなった気がしました。冬だからかなあ。それでも美味しいこととコストパフォーマンスは美瑛なかでも随一です。
 ベーコンレタスバーガー      かぼちゃのポタージュ

 少し薄日が差してきたので、丘を周ります。冬の丘はモノトーンの世界、特に青空でない今日みたいな天気の日は尚更です。
 丘の上の一本木

 また日が陰って、寒くなってきたので温泉へ。最近お気に入りの白金観光ホテルに向かいます。ここの露天風呂は趣があって、東屋もあるため雪が降っていてもゆっくり入っていられます。一昨年に浴場を、昨年は脱衣場がリニューアルされ、清潔感が増した上、割引券利用で600円というのもうれしい。

 温泉を出たあとは、少し早いですが宿に向かいます。冬のオフシーズンなのでお客は自分ひとりだけでした

 夕飯のあとは、宿主とお酒を酌み交わしながら、夜を過ごしました。

 

【1月12日(日)】

 今日も曇りで時々雪の降る予報。8時過ぎまで布団に入っていて、9時過ぎに朝食と、普段ではありえないようなのんびりした朝を過ごします。

 今日はお気に入りのカフェで本でも読みながら、ゆっくり過ごそうと、お昼前に「カフェ・ド・ラぺ」に向かいます。ところがカフェの前に着くと入口は雪に覆われ、木札にはCloseの文字が・・・。夏は人気で人の絶えないカフェですが、冬は人も少なくゆっくりできるところなので残念です。後でホームページを確認したら、今年の冬は海外で過ごすために数ヶ月の休業とのことでした。

 気を取り直して、向かったのは「ブランルージュ」。ここも夏は人気のレストランでおしゃれなお店です。一人だとなかなか入りづらいのですが、人の少ない冬なら大丈夫。ところが、ここも1月末まで休業中・・・。

 気分はすっかり洋食だったので、次は「ぶどうの木」へ。3軒目の正直で、ここはやっていました。一昨年オープンしたばかりですが、すっかり人気も定着して、なんとほとんどのテーブルが埋まっていました。ここはメニューもいろいろあって、何を注文しようか迷ってしまいます。暖かいものが食べたいなあということで「小海老と帆立貝のドリア」にしました。
 かぶのクリームスープ     彩り豊かなサラダ

 小海老と帆立貝のドリアと温野菜のピンチョス    デザートはぶどうゼリー

 セットメニューにすると、スープからデザートまで付いて充実のランチです。盛り付けもおしゃれで美味しくいただきました。

 食後は昨日に続いて白金温泉へ。今日は銀瑛荘の温泉に行きました。ここは自炊宿泊施設になった夫婦が管理しているこじんまりした温泉です。白金温泉の露天なかでも割合温度が低めなのですが、今日は特別ぬるくて、早々に内風呂に移動しました。温泉の休憩室でゆっくりしてから宿に戻りました。

 今夜は11月にもご一緒した常連のKさん夫妻も宿泊。Kさんとは十何回と会っているので気心もしれていて、いろいろ楽しいお話を聞くことができました。


箱根駅伝「生」観戦

2014年01月02日 | 写真

 2014年、あけましておめでとうございます。今年も、ぼちぼち更新していこうと思っておりますのでよろしくお願いします。

 さて、毎年正月恒例の箱根駅伝。自分の住んでいる神奈川県内で開催されるレースですが、これまで一度も生で観戦したことがありません。いつもテレビでばっかり。
 別にマラソンを始めたから見てみたくなったわけではありませんが、正月に来ていた義弟が見てみたいということで、平塚の湘南大橋付近に行ってみました。

 早めに自宅を出て、平塚漁港近くには選手通過時間の45分ほども前に到着したものの、すでに付近は車で一杯です。少し離れた安全そうな路上に停めてコースに向かいます。いくつかの大学の応援場所にもなっていて、大学名を書いた幟が何十本も並んでいます。歩道にも人が大勢で、少し空いていたスペースになんとか入れてもらいました。

 選手が通過するまでまだ時間があって、レースの行方も気になります。多くの人がラジオを聞いたりしていますが、自分のスマホはワンセグ対応なので試してみるとちゃんと映りました。ワンセグなんておまけだと思っていましたが、こんなところで威力を発揮するんですね。

 通過予定時刻の15分前くらいになると一気に人が増えてきて、人垣が2重3重にもなってきました。ほとんどの区間でこれだけの応援がずーと続いている中を走る選手は、さぞかし気持ちが良いと思います。そうこうしているうちにパトカーや大会関係車が何台も通過して、選手が近づくのを知らせます。そしてついに放送車とともに選手がやってきました。
 トップの東洋大学

 選手が通り過ぎるのはほんの一瞬です。はやいはやい。今回は90回の記念大会ということで全23校が出場していて、つぎつぎと選手が通過していきます。近くには東海大学の応援団のマイクを持った人がいて、次に来る大学と選手名をアナウンスしてくれるので、よくわかって良かったです。
 地元の神奈川大学も通過

 テレビと違って、選手の表情を長くみていたり、追い抜きのドラマなどは見れませんが、各順位のタイム差が直に分かったり、選手の息づかいを生で感じることができて、より箱根駅伝を身近に思うことができました。

 もちろん沿道で応援している人がもっている旗ももらってきましたよ。