昨年はエントリーをしながら、出場できなかったヘルシーマラソン。一昨年はクオーターだったので、美瑛では初めてのハーフです。
それにしても暑い!一ヶ月前の鹿沼も暑かったけれど、それよりも暑い。しかもスタートは午前11時なので、日中の最も暑い時間帯に走ることになります。もう1時間でもスタートを早めれば少しは楽なのに・・・。この日の最高気温は29℃だったそうです。
スタート地点の白金までは大会が用意したバスで移動します。標高600mほどの白金から街中に下ってくるコースで、前半10kmは下り、5kmほど直線の平らな道が続いて、15km地点から1km弱の心臓破りの坂を上り、また下ってから後半3kmはほぼフラットというコースです。下り基調なので普通なら2時間を切れるはずですが、この暑さなので、とりあえず目標は2時間を切ることです。
スタート地点
さすがに街中より標高が高く、森に囲まれたスタート地点の白金はいくぶん涼しい。それでもスタート前の気温は20℃を越えています。1時間も前にスタート地点に着いたけれど、とくにやることがないので、宿のメンバー(遊岳荘レーシングチーム)とくつろぎながら過ごします。スタート30分前のコールがあったのでトイレに行くと長蛇の列。さすがに慌てました。
午前11時スタート。前半はひたすら下りです。車で走っているときは結構な下りだと思っていましたが、走ると意外とそうでもありません。あまりきつい下りだと足にきそうなので、かえって良かったくらい。それでも前半とばしすぎると後が怖いので、5分前半/kmのペースで進みます。5kmを26分30秒で通過。予定通りのタイムです。
5kmを過ぎると、多少は下っているものの、感覚的にはほぼ平らな感じ。時々白樺の木陰があったりして、少しは暑さがしのげます。第1給水所は混雑していて少しロスタイムがあったものの、10km地点で54分15秒と、とりあえず5分30秒/kmを切るペースで順調。
10km地点からは畑の中の一直線の道。さすがに気温も上がってきて、アスファルトの熱も伝わってきて暑い。しかも全く日陰がありません。向かい風を感じられるのが唯一の救いです。向かい風がこんなにありがたいのは初めてです。15kmを1時間23分で通過。ここの5kmは5分45秒/kmと若干タイムが落ちてきましたが、残りを6分/kmで走れば2時間を切れるペースです。
いよいよ心臓破りの坂に挑みます。傾斜が急になってきたところで女子中学生?のハイタッチの応援で元気をもらいます。並んでいる10数人全員とハイタッチを交わします。少し間隔が途切れたところで保護者くらいの年齢の人もハイタッチをしてくれています。若い子じゃないし、さすがにもういいやと少し離れたところを走って通りすぎたところで見てみたら、なんと特別ゲストの増田明美さんでした。はい、タッチしそこないました。周りはだいぶ歩いている人もいて、次々と抜いて坂を上がります。それでも8合目の標識から頂上までは結構長く感じました。結局15kmからの1kmは6分30秒もかかりました。
暑さによるダメージと上り坂での無理がたたったのか、16kmからの下りでも全然ペースが上がりません。おまけに17kmあたりから足が痙攣してきて思うように足が動かず、何度か立ち止まったり、歩いたりします。レースで歩いてしまったのははじめてです。もうだめかと思ったところで、前方にかぶり水が見えて、なんとかたどり着いて一息いれます。この水には本当に助けられました。かぶり水とレーシングチームのみんながいなければ本当に棄権していたかも・・・。あと1kmを切ったあたりの丸山橋の上りで今回参加をしなかった駒込さんの応援をもらい、なんとかゴール。結果は2時間3分58秒。ネットだと2時間2分50秒くらい。この前の鹿沼とほぼ同じタイムです。暑さの中のレースの厳しさを改めて思い知らされました。
とりあえず無事にゴール
それにしても、今日は天気がとっても良い。十勝岳もくっきり見えています。写真を撮らないのはあまりにももったいない、ということで、レーシングチームのみんなが解散するかしないかのうちに、疲れた体を押して写真を撮りに廻ります。
一番大好きな丘 水沢ダム
今日で帰るという方たちと早めの夕食を食べたあとは、夕日の撮影に。
新栄の夕日
撮影のあとは温泉へ。やっぱり動いたあとは温泉に入りたい、そのために1日休みをもらって余裕を持たせたようなものです。
それにしても、マラソンに撮影に、暑さの中大変ながらも充実した1日でした。