HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ハリエンジュ(ニセアカシア)3

2013-01-21 | 春 樹木 果実・葉

花が咲けば、ニセアカシアの方が通じる。
何故「偽」なのか、アカシアとどこが違うのか…と考えることも無い。
ニセアカシアじゃなくて、ハリエンジュです…などと言えばどうして??となる。
とかく木も草もつけられた名前が幾つもあるとややこしい。

花が咲いていなければ、ハリエンジュ
花が咲くとニセアカシア…、そう言うものではない気がする。


【冬芽のこと】
冬芽
には幾つかのタイプがある。

落葉樹の場合には、葉が落ちた跡(葉痕)が残り
その上部に、次の新しい芽が出て来る。
特に枝先部分には花芽と葉芽が一緒になった頂芽と呼ばれるものが目立つ。
何枚もの鱗片(芽鱗・がりん)を纏ったものは鱗芽(りんが)と呼ばれる。
反対にアジサイアカメガシワの様に鱗片に覆われないモノは裸芽(らが)。
それとは違った形態がこのハリエンジュやネムノキなどは隠芽(いんが)。
冬芽は葉痕の中に隠れている。
と、書いてきたけれど、樹の種類は何千・何万。
上に書かれたのは冬芽の大雑把な区分けだけだから
より詳細な区別は興味の範囲で調べてゆく事になる。

 



 
幼木とは言えないくらいの高さになると
茎も太くなり葉痕の両側の刺(托葉の変化したもの)も、針では無くなる





 
ちょっと情けない顔

少し異様な雰囲気が漂う
これがハリエンジュの葉痕としてはお薦め(?)だと思う

 


ちょっと首をかしげた顔
正月の「福笑い」を想像する。

 


「冬芽」はこの葉痕の中に隠れている。
春になると顔が崩れて新芽が伸びてくる…のだろう。
確認したことは無いから春に確かめよう。


1㍍に満たない幼木には「小悪魔顔」が幾つも。
怖くは無い。
このまま放置されると何年か後には「悪魔顔」に育つ…。






かなり成長したデビル



顔が崩れている辺りから新芽が伸びてくる…様相だ。

公園内にはハリエンジュの高木が何本も育つ。
植えたものだとは思えないのだけれど高木に育っている。
剛ノ池を見下ろす場所にあった「相撲場」はとっくに無くなったけれど
その西側には10本程度だけれど梅が植えられた場所が残り
その梅を保護するように西側と北側は笹藪。
ハリエンジュの高木が何本も育っている。
だから1㍍程度の幼木は至る所に育ってしまっている。





 
草地ではなく竹藪の下
だから刈り取られること無く育っている



3メートル程度の木でもこれだけの果実をつけている。
ハリエンジュ(針槐・ニセアカシア)
マメ科ハリエンジュ属 Robinia pseudoacacia
(2013.01.14・16 明石公園)
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今年のハリエンジュの顔 去年春のハリエンジュの花 冬の顔


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