HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

キカラスウリ

2013-09-11 | 夏 白色系

周辺の田畑を潤して、最後は海に流される灌漑用水。
瀬戸内気候の典型で、小雨のこの地では灌漑用水路は今も農作物の為には重要だ。
神戸市西区平野辺りで取水された明石川の水が、幾つもの田畑を抜けて最後に松江の海に出る。
その流れの末端部分は海蝕台地だからも流れは10メートル近くも下にある。
周囲には住宅も増えたけれどまだまだ空き地も残されている。
流れに向かった急な斜面にある転落防止用のフェンスを覆い尽くすようにキカラスウリ。

ここ数年、周囲の状況は何も変わりはしない。



 
あちこちにガガンボが飛び交っている。

これは雌花。

子房部分が膨らんでいるけれど、ここでは結実したキカラスウリを見たことがない。
(2013.07.04 松江)

ほぼ直角に10メートル近く落ち込んでいる斜面。
転落防止用のフェンスに絡まったキカラスウリは、上の画像のように午前中には撮れる。
ただ、この場所で一度も果実を見たことがなかった。
今日午後、遅くなって帰路に立ち寄った。
当然、花は時期的にも咲いていない。
ところが果実が二個。
危険を冒してまで近寄れないから、せいぜいこの程度の画像。



キカラスウリ(黄烏瓜) ウリ科カラスウリ属 Trichosanthes kirilowii var. japonica
(2013.09.09 松江)
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去年のキカラスウリ



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