サルココッカ、適当な和名はない。
ツゲの仲間、花はフッキソウに似て雄しべが目立つ。
果実は赤紫~黒紫に色づいて花の頃まで残っている。
このサルココッカの名前は、元気だった頃の萩原(旧姓田住)が
不自由な手でカメラ持って、庭に咲いた花だとメールに添付して送ってくれた。
名前を覚えたのはその時が最初だから、今も良く覚えている。
一時期、大学時代の学友・窪田博行さんのホームページに
「別館萩原さんの部屋」を間借(?)していたから、花の名前でよくやりとりしていた。
今、そのページには別館はなくなっていて寂しいから、開くことも殆どなくなった。
咲き始めはやはり雄花のシベが目立つ。
辛うじて雌花が一つ。
殆どが雄花の蕾。
開き始めた雄花、画面左上の方に雌花のつぼみが固まっている。
円で囲んだのが雌花、花柱が2裂している。
それ以外は全て雄花、雄しべが飛び出す準備をしている。
果実に雌しべの柱頭が残るのもフッキソウと同じ。
中には3裂したものもあり、3個残っている。
(2012.02.11 明石公園)
目立つ雄花の下に、雌花が幾つか。
雌花の花柱は2裂が多いが、時に3裂も。
サルココッカ ツゲ科サルココッカ属 Sarcococca confusa
(2012.02.18・19 明石公園)
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サルココッカ、珍しい名前…それに、花の部分だけでしたら、フッキソウにそっくり♪
雄花の形といい、雌花の姿といい、、、フッキソウのニコチャン大王似の果実と色違いの実。
花は飽きることのない、面白いそして楽しい世界ですね。
そうです。
光則寺で、ワンチャンに吠えられながら撮っていたフッキソウそっくり。
ツゲの仲間なので似ていますし、良い香りがします。
果実は最後は赤紫なのですが、種類によっては赤になるのもある…と、
今は亡き高校時代の同窓が教えてくれました。
その意味でも懐かしい、大事な花・果実です。
おもしろくて、飽きない上に、幾つもの出来事に繋がってゆくので、
どれを撮っていても、季節感のある日本に住んでいて良かった…と思います。
少し遅れても、どこにも春は来るのでしょうから。