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銀杏、ギンナン、イチョウの果実、種子。
柔らかくなった果肉はカルボン酸起因の独特の臭気を出す。
イチョウは裸子植物。
受粉した花粉は、雌花の胚珠にある花粉室に保存される。
胚珠が肥大すると共に花粉内では精子が作られる。
その精子が花粉室から造卵器に泳いで入り受精が完了する。
受精により胚珠は成熟を開始、秋になると種子に熟成する。
やがて果肉は軟化し特有の臭気(カルボン酸起因)を醸し出す。
▲ 一つきりだけれど、銀杏が残っているから雌株。
▲ イチョウの長枝から突起のように出ている短枝。▼
▲ 短枝はほとんど伸びないから、葉痕が何層にも重なる。▼
▲ 去年の葉の痕はまだ色白。黒くくすんでいるのは去年以前の葉痕。▼
▲ 維管束痕は二個だから、鼻がない??。
イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹) イチョウ科イチョウ属 Ginkgo biloba
(2017.12.14 玉津町)
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イチョウの雌花
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今年のイチョウ
イチョウの葉痕拝見せていただきました。
去年以前の葉痕を蓄えながら段々重ねに・・・
すごいですね~~~(´▽`*)
維管束痕とはまた難しい言葉ですね。
維管束痕は一つのものから多数のものまでがあるのですね。
その為に葉痕は色々な顏になるのですね。
イチョウは2個だから鼻がない?のですね。
面白い~~~そして魅力的です。
またひとつ覚えることが・・・とても嬉しいです。
ありがとうございました(*´▽`*)
それでも、どんどんと伸びてゆく枝と、その枝からぴょこんと跳びだしたものは
成長過程が違っているので観察するのは面白い対象ですよ。
イチョウやムクゲなどの冬芽・葉痕を探しているとびっしりと葉痕が見つかる。
今日アップされたモミジバフウの葉痕も、短枝に出来たものなので、
イチョウと同じように古いものが幾つも積み重なっています。
一年であまり成長していない短枝だからこそ葉痕が数年分残っている。
その葉痕に幾つもの「顔」があるのは、葉の落ちた痕が輪郭になっているからで、
おっしゃるとおり目や鼻などのパーツに見えるのが
養分・水分の通り道の維管束。
おもしろい…と感じられるものだけ、面倒でも用語を覚えると良いですね。