ウスベニチチコグサに似た名前として、ベニバナチチコグサがある
正式には、エゾチチコグサの雌花(エゾチチコグサは雌雄異株、雄花は白)なので
ベニバナエゾノチチコグサと呼ばれる
寒冷地仕様(?)なので、残念ながら見たことはない
画像で拝見する限り、チチコグサの異端児(?)である
ウスベニチチコグサはやはり貧相なチチコグサの一員
ウラジロチチコグサと似た姿だが
葉表にも薄く毛があることで見分けられる
総苞片は鮮やかな紅紫色
先端部分が尖ることでも区別される
(2012.05.12 明石公園)
(2012.06.04 森林植物園)
苞の先端部分の尖り方がかなり鋭利
葉の表裏共に細かな毛があり葉が白っぽく見える
☆
ウスベニチチコグサは葉表にも毛が見えるので葉裏、茎の白さと併せて
全体に薄緑に見える
類似のウラジロチチコグサも葉裏や茎は毛が多くて白っぽいが
葉表には殆ど毛がないので緑が濃く見える
花期に根生葉が残る点でも区別できる
ウラジロチチコグサの葉表、毛がないため緑がハッキリしている
下の画像がウベニチチコグサ、葉表にも毛が密集しているので白っぽい
(2012.06.14 森林植物園)
ウスベニチチコグサ(薄紅父子草)キク科ハハコグサ属 Gamochaeta purpurea
エゾチチコグサ キク科エゾチチコグサ属 Antennaria dioica
種小名のdioica は「雌雄異株の」の意味
(2012.06.24 森林植物園)
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チチコグサの仲間 チチコグサ ハハコグサ
その都度反芻して思い出したりしてはみるのですがそのうちなにもかもごっちゃになってしまって・・・
相変わらず何歩も戻ることになります。
ウスベニのほうが見た感じすっきりしているような気もしますが・・・
そのうちにたくさん見ていくうちにおさまってくるといいです。
今はキヌゲが気になって仕方ない
でも見つかりそうにありません。
いえいえ、充分だと思います。
チチコグサにも幾つか種類がある…と覚えていることで、
覚えているものと比べられますから。
関心の度合いだと思いますが、ハハコグサさえもご存じない方も多いですし。
違いが感じられた時だけ、どこが違うのかを覚える、と言うのが一番うまくいくと思います。
関心が無ければ、やはりみすぼらしい態をして雑草には変わりありません。
関心があればこそ…ですね。