イネ科は草、花を楽しみにしている人には不似合いだし
枯れ始めると見たくも無い…と言われる始末。
枯れ始めると余計にわからなくなるのはこの二種も同じだ。
この姿からは緑の頃が想像しづらい。
小穂は4~10個程度の小花からなるのだが、乾燥してポロポロと落ちてしまっている。
残っているのは2個、少し色の濃いのは苞頴。
芒のある護穎の方が、内頴より一廻り大きい。
護穎と内穎の部分が何とか確認出来る。
(2017.06.22 林)
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撮る気になれば苦労する事はない。
珍しくも無いし、占有していても誰にも文句言われることはない。
全くお気楽に撮り放題だし
気に入らなければ撮ることもない。
この花が好きです、この花も好きです…と言わなくても済む。
尤も、誰もそんな話は聞いてはくれないだろうし
花の咲かないイネ科植物に興味を示す筈もないだろう。
カモジグサの護頴(外花頴)は無毛、アオカモジグサの護頴には剛毛が散生。
その区別点からすれば、アオカモジグサ。
芒は乾くと外側に広がるのは同じ。
↑ この2枚の画像では護穎には剛毛は見当たらない。 ↓
(2017.06.08 明石川)
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こちらはカモジグサ…と思う。
カモジグサ(髢草)イネ科エゾムギ(カモジグサ)属
Elymus tsukushiensis var. transiens(= Agropyron tsukushiense var. transiens)
アオカモジグサ(青髢草)Elymus racemifer(=Agropyron ciliare var. minus)
(2017.06.03 南王子町)
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カモジグサ アオカモジグサ
本当にその通りでした。
その後中をよく撮れたら・・・そう思ってちょっと触ったら!
まるで自由はきかずどうにもなりませんでした。
トップの画像のように撮れたら分かりやすいですね
青々としている状態でも持て余すと思います。
内花頴がこのように撮れたら♪
カモジグサというのを知ることになったきっかけに大感謝しております
それでも気がついてここが撮れれば良いなぁ~と思っている人は撮れると思います。
年中は咲いていないし、緑から茶色になるのもいつの間にか…でしょうから、気にしてないと過ぎてしまう。
他にも幾つも撮るものが周りにありますから、気にかけていれば何かのついでに撮れるものだと思いますね。
乾燥した芒が危ない…などと言うご意見もある様ですが、イノコズチやセンダングサなど野辺には普通。
そんなことを言っていたら、イヌの散歩は出来ません。