HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

2005.10-2

2004-12-15 | 過去ログ


コスモス

大船フラワーセンターに寄り道する前に、隧道抜けて竜宝寺に寄り道。
参道の右手にある「幼稚園のうんどうかい」が終わった直後だったから、
このコスモスの前には、自転車が一杯。
こどもたちの遊んだ後だろう、花びらも一杯散り敷いていた。
本堂前のコスモスとハマギク撮って、帰りに撮った。
こんな咲き方が、やはりコスモスには似合う。

久里浜では、殆ど咲いていなかった筒咲き種。
優しい桃色も、優しい白も咲いている。
少し風が強く吹いてるから、それでなくても揺れ揺れている花は、殆ど止まっていることが無い。
それでも、何とか撮り続けている人たちの熱心さ。
「私なんか、風待ち十分は当たり前だと思ってますよ」
花の写真は、いろんな我慢の成果だとも…

筒咲き。 園芸店では、「シーシェル」貝殻だね。

丁子咲き。
「丁子、ローマ字の T 花を横から見るとそう見えるから…」

今年の大船は、ダメかも知れませんね。
種から、花芽が付く辺りまで圃園で育てて、
それを移植するんでしょうけど、酷暑、少雨……。
咲いている場所の違いも、咲かせ方の違いも、
それ以上に天気の加減もそれぞれに違っている。
仕方ないよね、自分で育てて無いんだから。
それに、せっかくの三連休が雨に祟られた上に、
今日も何とかもっているけど、今にも降りそうだ。
例年だと、「体育の日」は天候特異日で晴れが圧倒的に多いんだけどねぇ~。

咲いている。去年、度重なる台風の襲来で散々だったコスモス畑。
今年は台風は来なかったけれど、咲き方はいまひとつ。
それでもバラ園に賑わいには及ばないけれど、何とか、コスモスも体面を保っている。
黄色とオレンジが咲き終わると、コスモスも終わりだろうなぁ~。

サクラ 十月桜
「竜宝寺には、もう十月桜が咲き始めてましたよ」
「そんな季節ですねぇ、去年も咲いていましたっけ」
名残のコスモス、名残の柿、見事に色付いた公孫樹、それに陽を翳して輝いていた紅葉。

サクラ 十月桜
桜園地の十月桜。
先客おひとり、お連れの方々は思い思いの被写体に向われたと…。
ちらほらしか咲いていないし今日の降水確率は高くて、御苑の人出もほとんどない。
だけど、こんな日はのんびり屋には絶好だし、少し陽射しが戻ってきたから、ラッキーな土曜日になった。

サクラ 子福桜
十月に咲いた十月桜と、温室を追い出されて帰る直前に撮った子福桜。
今日は、ハナミズキとサンシュユの秋色を撮りに来たのだけれど、十二分に秋の桜も撮れた。
そうだなぁ~、こんなに疎らな花つきだと春の豪華絢爛の場面では、相手にしてもらえない。

桜園地の十月桜が咲き始めたのだから、こちらも咲いている筈だ、
なんて、勝手知ったる場所のような言動。
行ってみる??の質問に、女房殿は取り合わなかった。
それでも、去年は間違いなく咲いていたんだけどなぁ~、と
十月桜を撮っている先客に「きっと咲いてますから…」なんて親切の押し売り。
それでも、本物を見つけるまでは多少の懸念は持っていたから、本物を見つけて良かった。
女房殿は、しっかり私よりも沢山撮っていた。

サザンカ 山茶花
薄いピンクの縁取りが、ポツポツ落ち始めた曇天の光線状態の中で、綺麗に浮かんだ。
写真ヤは、昔は露出計を頼りに周囲を測光し、露出を決めシャッターを切っていた。
それでも、微妙な陰影で撮りきれない色があった。
今は、どの程度の色合いなのかはほぼリアルに「再生」できるから、
何枚か撮っていると気に入ったものを手に出来る。
この色だったよねぇ~、嬉しそうなカメラマン二年生。

シオザキソウ
東京都江東区木場、昔は東京湾最奥の地形と人工的に作られた運河を使って、「木場」があった。
材木集積場は、近年の都市化・再開発でどんどん埋め立て地が延びて、現在ではかなり南に移転している。
このシオザキソウは、塩崎草の意味だそうだ。
現在その発見場所の地名も「塩浜」に変わっているのだけれど、
このシオザキソウは外国産木材の集積場所が多く残っていた当時の帰化植物。

シナガワハギ
これも萩。白と黄色がある。
だけど、教えてもらわないと咲いていることさえも解らない。
よく見ると、マメの花。

シュウメイギク 秋明菊
旧小池邸の庭で、長い間咲き続けている。
何度かその庭に入ったけれど今日が一番見事な咲きっぷり。

赤紫は、驚くほどたくさん花を付けている。
隣に植えられている白花は背丈こそそれよりも高くなっているけれど、花は一つ、二つ。
今日も、二輪咲いていただけだった。
彼岸花は、赤よりも白の方が元気なのに…。

鎌倉の社寺にポツリと咲いている花は、少し寂しげで秋の物悲しさ。
新宿御苑の温室の中庭には、こんなにもびっしりと咲いている。
それでも、心なしか寂しげなのは、白花故か。

ショウキズイセン
だろうと思う。
去年撮ったのと同じ場所に、同じように咲いていた。
キキョウとシュウメイギクも同じ場所に同じように咲いている。
少し咲く時期がずれているようにも思うのだけれど、一緒に咲く花たちは同じように咲いている。

シロノセンダングサ → コシロノセンダングサ
これは、直ぐに見分けが付く。
と言っても、白い舌状花があったり無かったり。
果実が出来ると区別が付くのだろうか。
【訂正】シロバナセンダングサ、シロノセンダングサと呼ばれる場合も多いようだけれど、
コセンダングサの中で明瞭な舌状花を持つものは「コシロノセンダングサ」と呼ぶことに統一したい。
木場の帰化植物見本園で「栽培」されている
「タチアワユキセンダングサ・ハイアワユキセンダングサ」と呼ばれているものとは、花弁の大きさで区別がつく。

シロミノコムラサキ
ムラサキシキブの園芸種が、コムラサキシキブ。
コムラサキシキブの白花だから、シロシキブ。
御苑のカルガモと暫く遊んでいた、その玉藻池の畔に、一株だけが果実をつけていた。
コムラサキシキブは、玉藻池を取り囲む庭園の片隅に、
こちらは紫の小粒の果実をたわわにつけていた。
【追記】ムラサキシキブの白実品種がシロシキブ(Callicarpa japonica f. albibacca)と呼ばれる。
コムラサキ(Callicarpa dichotoma)の白実変種は、シラタマコシキブ、シロミノコムラサキ(Callicarpa dichotoma var. albi-fructus)2008.06.23追記


シロヨメナ 白嫁菜
ヨメナ、嫁菜。その白花だから、シロヨメナ。
普通に見るヨメナは、関東嫁菜と呼んでいる。
薄紫の花は「野菊」。
こちらはそんな野菊の優しいイメージではなく、どちらかと言えば、粗野。
大船の築山の下に、森の小道にひっそりと咲いている。

シロヨメナ 白嫁菜
森の小道のセンニンソウは、延びすぎた蔓のせいだろうか、
見るたびに刈り取られてしまって、髭仙人は少し寂しそうだ。
その直ぐ横で、今年もシロヨメナが元気に咲いている。
人はやはり花が咲いていないと愛でる事はしないものなのだろうか。

ススキ
こんなに焼けた夕暮れのススキは久し振りだ。
まだ陽は落ちてはいなかったけれどJR線路に沿った畦道には、チカラシバが光っていたし、
線路脇のススキもセイタカアワダチソウもみんな輝いた。
今日は、朝から富士山が見事だったから、夕景も綺麗だろう。
そう思って、少し急ぎ足になってペダルを漕いだ。

セイタカアワダチソウ
誰からも好まれなかった。
周りの草花を席巻し、我が物顔で黄色一色に染めていた時代もあった。
それでも、近頃は兄弟分のオオアワダチソウに取って代わられて、背高さんの勢いはさほどには強くない。
「某社管理地/無断立ち入りを禁ず」と書かれた仰々しい看板と、ロープに囲まれた空き地には、
無断立ち入りした背高さんが、安住の場所を得て咲き誇っている。
だから、時々は写真に撮りたくなってしまうのだけれど、立ち入るには少し気が引ける。
JR横須賀線の線路脇には、まだまだ健在だったから安心(?)して撮っていた。

セキヤノアキチョウジ
シソ科ヤマハッカ属 Plectranthus effusus 図鑑の説明。
花柄が普通のアキチョウジよりも長い。
ヤマハッカと同属だが、花は大きく目立つ。
関屋は箱根の関所の番小屋のこと、その周辺に多く自生していたことから名付けられた。
関東・中部地方に多い。
似ている、そう思ったのはジロボウエンゴサク。
この花を撮る前に東慶寺の階段脇で「園芸種のプレクトランサス」を撮ったから、余計に野趣味が感じられた。

センニンソウ 仙人草
何度も何度も撮っている気がするけれど、 やっと二度目の秋。
そういえば、ゲンノショウコだって二度目の秋。

何時も撮っているし、何時までも撮ってしまう。
今年はロックガーデンのセンニンソウは、花さえも付ける前に刈り取られていた。
森の小道の入り口に残っていたのも、半分以上は刈り取られている。
来年は何処か他の場所を捜さないと駄目だろうなぁ~。

大船には暫く足を運んでいない。
今年、今までで一番大きな群生を見た鎌倉・光則寺にも行っていない。
勿論だが、向島のセンニンソウも気になる。
新林への途中、ミネベアの社宅の生垣に咲いていたセンニンソウは、
ほんの一部を残してすっかり刈り取られているけれど、
それでも特徴のある「仙人の髭」が伸びてきた。

ソバ 蕎麦
サルスベリの下の、蕎麦畑。
蕎麦の花は、やはり白。
花として鑑賞するには、薄桃色もいいのかも知れない。
そう思っていたら、この蕎麦だって、しっかり食用に供せられるそうだ。
勝手な思い込みはいけないね。

ダイモンジソウ 大文字草
園芸種然としている。
ユキノシタだって、立派に栽培された姿のものが鉢植えで並んでいたりして、
鎌倉の谷戸の崖にしがみついているのばかり見ている眼には、
ちょっと違和感を覚えるのだけれど…。
濃い赤、桃色もあるし、五枚の花弁も随分違った印象のもある。
やはり野に置けレンゲソウ、の言葉が浮かんできたりする。

 (2005.10)
画像下のコメントは原文のまま、撮影順にはなっていない。
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