けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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またしても 鼻うがい

2007-10-28 02:30:43 | 東洋医学全般
季節の変わり目で、風邪を引きやすい天気が続いています。
普段から鼻とのどの粘膜を鍛えておくとよろしいです。

以前も鼻うがいのことは書かせていただいたのですが、これは鼻だけでなく、のどや、目のかゆみにもよく、アレルギー体質を改善できますので、毎日気長に行いましょう。

やり方は、必ず塩水を使うことです。だいたいお吸い物とおなじくらいの塩加減がよいでしょう。
私は自然塩(海の塩)を湯飲みに入れて少量のお湯で溶き、これを水でうめてぬるま湯にしてから使います。

まずは湯飲みの口を療法の鼻の穴に持ってゆき、勇気を出してこの塩水を鼻の奥まで吸い上げて、象さんのようにまたプッと鼻から出します。これを何度か繰り返すと、何かの拍子にこの塩水が鼻の奥を通り越して、のどまで落ちてゆきます。このときに水を使っているとカーンと痛みというかしみるような気がしてとてもつらいものです。しかし塩水を使っている場合は全然痛みを感じるこということはありません。

塩水が一度でも鼻の奥からのどに落ちて「お。痛くないぞ」と感じましたらしめたものです。
鼻からジューッとすって、のどに落として、口からガハガハと吐き出しましょう。なれれば湯のみ1杯分を何回かに分けて鼻から口に通して行うことができるようになります。

呼吸器が弱い方や、ストレスの多い方々の中に、扁桃腺の奥がいつでもうっすらと腫れているために、2-3週間おきにのどから「米粒大の黄ばんだ白くて異常に悪臭のする玉」がでるとおっしゃる方がいます。これは炎症を起こした扁桃腺やのどの分泌物が扁桃腺のひだの間にたまってできたもので、膿栓(のうせん)といいます。これは口臭の原因ともなります。そして口からのうがいや咳払いなどではなかなか取れにくいものなのですが、鼻うがいのときに鼻を通ってのどの奥から出てくるぬるま湯の刺激で、スポンと洗いだされることが多いものです。

とにかく塩味のぬるま湯を使えば、鼻うがいは必ずうまく行きますので、そして本当に爽快ですので、是非試してみてください。

日本伝統鍼灸漢方

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