昨日は女性のための護身術のセミナーで悪役を演じてまいりました。
特に下記の４件に対する防御手技を中心に護身術セミナーが行われました。
１．急に両手で首をつかまれて引き倒された場合。
２．手をとって引っ張ってゆかれそうになった場合。
３．馬乗りになって首を絞められた場合。
４．馬乗りになってナイフを首に当てて脅された場合。
参加した多くの女性たちは、いろいろな人種が混ざっていました。いわゆるアメリカ人（白人）、ロシア人、どこかのヨーロッパ人、中東人、中国系フィリピン人などでした。
いずれもどちらかというと屈強な女性たちです。
参加者は皆、けっして非力ではないので、悪役もかなり体力を使います。
こういう場合の悪役は、武術の心得はなく、ただ単に女性をなめきって、力ずくで襲う役どころですので、技はいらないわけです。力を使えばいいだけですので、少し後悔をしました。
たとえば、上記の３．の時などは、引き倒した女性の腰やおなかのあたりに、ドスンと腰を落として、馬乗りになるのは気が引けます。少し力を抜いて、それほどべったりと馬乗りにならないでいると、
受講者の女性に「いえっ！実戦的に力強くおしりを密着させてまたがってください！首も本気で締めに来てくださるかしらっ！」といわれてしまいました。
恐る恐るまたがってみると、米人女性たちの胴体は本当に馬の胴みたいに力強いのです。
またがって、両手で首を絞めに行くと、ガッシ！と腰を跳ね上げつつ、締めに行った両腕を内側からその女性の両腕ではたきあげられて、前のめりにさせられました。続いて、片方の腕を巻き取られ、足を掬われながら、横に投げられました。ここで、犯人役の私は、バンッと受け身を取ってこれで終るのです。。。いえ、これで終りませんでした。
じつは、技が決まった後の当身（突きや蹴り）がとてもしつこいんです。。。。
女性たちは「エイ！オウ！」といいながら、当てはしませんが、顔面に、金的（局部）、おなかなどに、これでもかと当身をしてきました。これを何度も何度もやられるのです。
本日の講習は、おもに「ブラジリアン柔術」による護身術なので、荒っぽいこと甚だしいわけです。
むしろ、彼女らに手を出した場合、過剰防衛で犯人側がやられちゃうんじゃあないかと思うほどの暴れっぷりです。
あっぱれアメリカの女性たち！自衛隊の運動会？のような護身術セミナーでした。
わしは疲れましたよ、、、、「あたし、、もうだめっ、、」っていう感じです。なよなよしてしまいました。もう行かない、、、
