圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

沖縄回想録:おまけ:ナンヨウブダイ

2007-01-07 17:56:29 | 沖縄回想録
スゴイ色でしょう?これが沖縄代表の刺身魚です。沖縄の魚達は、とても愛嬌のある顔をしています。アバサー汁という(ハリセンボンを使った料理)もおいしくイカ墨汁同様によく食べられます。少し匂いがあるのでヨモギの葉を浮かべて食べます。フグのような感じなので寄せ鍋などにするとおいしいかな~と思いますが沖縄は暖かいので湯豆腐や寄せ鍋ってしないのです残念

沖縄回想録:おまけ:ムーチー

2007-01-07 17:56:10 | 沖縄回想録
鬼餅(ウニ・ムーチー)旧12月8日の民族行事に家庭で手作りし、仏壇や火の神様にお供えして悪鬼払いの祈願をします。材料はもち米900g・砂糖500g・水2~1/2カップ・サンニンの葉(月桃の葉)50枚で作ります。黒砂糖を使ったりもします。最後に蒸して出来上がりです。もち米の代わりに白玉粉300gでもOKです

あっというまの一年

2007-01-07 17:55:50 | 沖縄回想録
沖縄も一年の終わり近くになると、少し肌寒くなってくる沖縄というところは風が結講強い旧暦12月8日に作られるもので鬼餅(ムーチー)というのがある。給食でも出て、生徒達は先生~いらないなら頂戴~と大勢で寄ってくるってことはきっとおいしいに違いないと思い安心して食べてみた。細長い葉に包まれていて二ッキ玉みたいな香りと味がする。「これって何の葉っぱ?」と聞くと・・・サンニンの葉だという。校舎の裏にあるというので案内してもらった葉を顔に近づけてみるとその香りがした。ホントだ「みんな何でもよく知ってるね~」と言うと・・・「こんな事普通さ~」「先生って何でも感動して面白いな~」と返された年内最後の授業をし終業式を終え校舎内の大掃除を生徒達として港に向かって坂を下っていると・・・通り道にあるおウチからおばーやおじーが何か袋を持って出ていらした。よいお年をお迎え下さい。と言うと・・・先生も!と言って何か野菜をはじめいろんな食べ物が入った袋を渡された。えっそんないいですよと遠慮していると、校長先生に、この島の方達の気持ちですから受けて差し上げてください。と言われ・・・ありがたく頂戴しました何かこんな殺伐とした世の中でもまだこんな事があるんだ~と感動したのでした教員生活というか、組織に入って仕事をすると忘年会とか新年会とかお疲れ様会とか・・・なにかとあります。お酒が全然飲めない私はそういう場は苦手ですが出ないわけにもいかないので辛かったですでもお料理は楽しみでした。お刺身盛り合わせというと東京などでは、マグロやサーモン・イカ・タコとかですが・・・沖縄ではナンヨウブダイと言われる代表的なお刺身が必ず出ます。沖縄の魚は、海がきれいな色のせいか。とてもカラフルでこのナンヨウブダイという魚もブルーやエメラルドグリーンをしてます。身は白身ですが、この皮を少し残して盛り付けられ登場するので・・・なんか最初慣れないと金魚を食べるみたいで食が進みませんでしたしょうゆでもいいですが味噌をつけて食べたりもします。あとカツオもよく食べます。アサヒガ二という何か化石みたいな形をしたカニもお味噌汁にしますが、これは最高ですそしてイカ墨のおつゆというのもおいしいです。魚屋というか・・(沖縄はさしみやと看板に書かれてます)1パイのイカからはおつゆに出来るほどの量の墨はとれないので、イカの墨と書かれてウナギのタレの様にして別に売られています。島に住む子供達は釣りも上手でこういった釣れたてを学校の体育館で行われた私達新任教諭の歓迎会でご馳走してくれました。島の人達というか沖縄の人はお酒の強い人が多いです泡盛という沖縄を代表するお酒もあるくらいですから・・・こんな環境の中での音楽教師としてのスタートは、めったに経験出来ない事だったのかも知れないな~と今振り返り思います。続く・・

コバケン氏の指揮法レッスン見学

2007-01-07 15:00:00 | 日記
コバケン先生のリハには、いつも必ず数人のお弟子さん達が付き人のようについて横で見学され勉強されている。今回も某超有名国立大学を3年で中退しどうしても指揮の道に進みたいと勉強中の青年が一緒で、リハの最後に、「この若者のためにこの曲をちょっと弾いていただけないでしょうか?」とマエストロのお願い・・・もちろんみんなすぐにOKだ。かなり緊張した様子で指揮台に立ち降り始めた。マエストロがすぐ止め、「君は皆さんの邪魔をしてるよ!オケでやる前にもう一度ピアノでレッスンだ!」と言いピアノの方へ連れて行かれた。「皆様はお疲れでしょうしどうぞ食事会場の方へ先にどうぞ!」と言われたけれど、みんなレッスンの様子を見学していた。マエストロがいきなりピアノでエグモントを弾き始めた。若者は緊張してるのか動きが硬い「そんな大仏みたいな顔じゃ伝わらないよ!自分の呼吸を伝えて!左手のその動きは邪魔だからいらない!出したい音色を棒で伝えるんだから自分の思いが棒の先から放たれるように!」など等スゴイ情熱的な貴重な光景でした。結局最後までみんなで見学し「あと2ヶ月で何とかしないといけないんだけど・・・」とつぶやいていらっしゃった。食事会の席でも「早く一人前の指揮者になって僕にレッスン代払い戻してね~」と言われ「初任給は封を開けず必ず先生の元へお持ち致します」と頭を深々と下げていた。「その頃には、僕はもういないかも知れないな~その時は僕同様この僕とその仲間達オケをノーギャラで振りなさい!」と言われ「わかりました!」との返事にインペクが「その言葉50人が聞いたからな~」とトドメをさしていました。是非指揮科合格を果たし頑張って欲しいな~と思います。私もマエストロコバケンに肩を抱いて頭を撫でてもらえたから、脳みそに少しでいいから変化があるといいな~と思う音楽に向かう精神の他に、何かとても人間的でホットな大切なものをもらえたような気がするのでした。幸せです

コバケン氏と一緒のおまけ

2007-01-07 14:41:18 | 日記
リハ2日目終了後のコバケン先生おごりの食事会昨日は飲みすぎたな~とおっしゃっていましたが、この日も結講ジョッキでいってました。次回のリハの場所がセンター試験の会場となるそうで使えなくなってしまいどうしようか・・・?とインペクが焦っていたでもコバケン先生の奥方様が「大丈夫!私に任せて」と頼もしい発言でした。私は次回のリハは、別な本番のゲネプロが夕方から入っていて途中退出しなければいけない事をお話したら・・・「ゲネの場所はどこ?そこの近くとれば少しでも長く居れるよね?」「ハイ!」と答えると「わかったわ!」とニンマリされてました。ホントに近いと嬉しいな~

コバケン氏との貴重な一日

2007-01-07 14:38:54 | 日記
2日目のリハは、セコバイのトップがお休みで、おまけにコンマスも急に来れなくなったとのことで、サイドや2プルアウトの私達は焦った必然的に今日は私がセコバイのトップの席に座らなければならなくなった・・・テンポの変わり目の崩れそうな箇所をスコアで慌てて見直した。途中の短い休憩もお茶も飲まずずっとさらったセコバイパートのソロが結講あるこの日は2楽章からだった。2日目とあってマエストロコバケンの要求も多い・・・こうやったらどうなる?フロッシュは?サルタートは?影のように!光のように・・・一歩踏み出したら自分の首にかかる輪がぶら下がっている。その踏み出す瞬間の気持ちを想像して弾いたらどうなる?・・・等などボーイングもいろいろで弾かされた。上手く要求された事を表現出来ると、「ナイスそれでお願い!」と微笑まれる私が「えっ・・今私・・ボーイングどうやった?」と思っていると、ちゃんとサイドの人が「ナイス」と言われた時のものを書き込んで後ろに回してくれていた。スゴイ!たまにしか集まらないし初対面の人だっているのに、このチームプレースゴイオケだと思った!そうこうしてるうちに6時間なんてあっという間に過ぎてしまった年末29日に譜面が届き、その夜に楽器が戻ってきて、リハまでの5日間すべてを練習に費やせるわけじゃないから自分がどこまでやれるか正直わからなかったけど・・人は窮地に立たされると思いもよらない力が発揮出来るものなんだということがわかりました。それと・・・スピーディーな譜読みを強いられる中で、自分の苦手な部分というものも発見できたので今後の日々の訓練の中でエチュードを選び克服していきたいと思います。