Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

未来と自分は変えられる

2020-11-27 15:41:55 | 日々のくらし

兵庫県加西市の名刹、法華山一乗寺に行ってきた。神戸電鉄の粟生駅で北条鉄道に乗り換えて法華口駅で下車し

て路線バスに乗り、お寺に着いた。この界隈の路線は電車、バスともに1時間から2時間弱ぐらいまでの発車時

間待ちである。1日がかりの探訪になった。帰りのバスを待つ時間の長いこと長いこと、お寺の前の休憩所に

貼ってあった教訓(教え)を端から読んだ。とても心に残るものが2点ほどあった。待ち時間に出会ったおくり

ものだったのですね、これが。メモ帳にしっかりと写した。このお寺は西国第二十六番札所で、山内は清々しい

気に満ちていた。国宝の平安時代の三重塔が美しく、安定感と重厚感に魅せられた。公共交通機関が不便な分、

神戸とは別世界のよう。近いけど遠くへ来た、としみじみ思った。

         朝は希望に起き

         昼は努力に生き

         夜は感謝に眠る

    

         過去と相手は

         変えられないが

         未来と自分は

         変えられる            (お寺の教訓は両方とも縦書きでした)

         

         フォト  2020             撮影場所  加西市


100歳はドラマチック

2020-11-19 09:35:24 | 日々のくらし

一昨日、母を病院に連れて行き帰宅したら、玄関に巨大ともいえる胡蝶蘭の入った段ボールが置かれていた。な

にこれ! 夫が言う、運送会社の人ようやく持ち込んだよと。すごく大きい。これは会社か何かの催し物の時に

使う胡蝶蘭の鉢植えだ。ネット通販を通しているし、不安になった。送りつけ詐欺というものもあったな、と家

族で遠巻きにしていたが、話題は、お昼を食べながらもこの届き物にいくばかり。家族の中で一番歳の若い私が

身体中で力を振り絞るようにして箱を開けた。 贈り物は、なんと、弟の中学校時代からの友人3人からだっ

た。お母さん、100歳おめでとうございます。学生時代に麻雀に通ってお世話になりました。とカードに書かれ

ていた。母に伝えると、びっくりしていた。もう40年以上も前のことなのに、よく覚えてくれていたねと感慨

深げだ。麻雀をやって、夕食を食べて、お風呂も入って帰ったとのことだ。学生時代の出来事など、忘れてし

まっても不思議はないのに、彼らのこころが年月を隔てて東京から届いたのだなあと思った。

この胡蝶蘭、母が目下夢中。写真撮ってと今のところ言われてないが、さあどうだろう。

             フォト  2020              撮影場所   福山市