Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

ドイツでもモネ 2

2020-05-09 10:09:41 | 作品情報

ドイツでの画集に見開きで私の作品が4点掲載されている。この作品は先方がセレクトしたもの。ああこれを使っ

たのか、と驚きもし、新しい発見になったりもした。添えられた評論を和訳した。これにもドイツは哲学の国な

のだと納得させられた。言い回しが難解。パソコンの自動翻訳サイトにかけても、そこの訳がごっそり抜け落ち

ていた。ひと月近くもかけて最終、意訳でなんとか文章をまとめた。そのなかに、また、モネの名前があった。

フランスでの個展時、帰国ギリギリにオランジュリー美術館に行けと美術関係者に言われ、凱旋門に行かずに美

術館に行った。思い出す。でもドイツでもモネ?

 

モネの睡蓮の池は、ミサワにインスピレーションを与えているが、彼女が完全にこのテーマを彼女自身のものにしたのは明らかである。その勢いを最小限の軽さへと導き、彼女の形は、互いに溶け合う色調の浮遊する魔術に溶け込む。       Gabriele  Walter     (Germany)

                                         

  *  評論の全文訳は三沢かずこのホームページ、ニュース欄に掲載しています。合わせてご覧くださいね。

 

 


ドイツでもモネ 1

2020-05-09 09:02:21 | 作品情報

昨年、ドイツから画集掲載のお話をいただき参加した。ヨーロッパで(もちろんドイツも)コロナ禍で大変な時

期に結構大きなダンボールが届いた。見慣れない雰囲気の段ボールが届いたのを見て母親が「なんだね、これ」

と言って少し怖そうにした。そうなのだ、コロナの恐怖がいたるところに飛び火している。この段ボール、数日

たってから開けた。中から出てきたのは、A4版ぐらいの上製本の画集。わあ、立派だというのが最初の感想。ド

イツ語も英語もほとんど分からずに、まあ、泥縄式のように、言われるままにデータや書類を締め切りギリギリ

に送ってこれで終わりますようにと祈った。何度もやり直しさせられてドイツ人の規則正しさにひれ伏した。あ

あこれも言葉の壁が原因かもしれないが。30人弱の作家の作品が一冊の中に融和され、かつスッキリと収まって

いる。ヨーロッパの出版の文化の洗練された姿に初めて触れた思いだった。

                  EXCELLENT ART BOOK         Enter into Art 2019                             

 

 

 

 


詩 -心を休めるもの-  

2020-05-07 08:29:18 | 日々の詩

     心を休めるもの              

      旅の朝に感じる

      瑞々しい

      生き返ったような感動が

      この街にもあった

      めずらしく 早朝散歩

      空間が違っている                 

      初々しく生まれたばかりの木々と

      光を放つシーソー

      心を休めるものは

      見慣れた景色のなかにある