ミヒャエル・エンデ著
『鏡の中の鏡』(岩波書店)
を読み終えました。
といっても、
明日に迫った図書館返却期限を
守るために、後半はざっと
速読したのですけれども。
本来、文学に速読なんて
ご法度なのですけれどもね。
借り物だから致し方なし。
もっとも、ゆっくり読んだ所で
その言わんとする精神世界の
真髄だったり真理なぞは、
そうそう分かるものではなし。
何も分からないまま、
明日返します。
書物を読んで、
今まで分からなかったことが
分かるようになるというのが
道理でありましょうけれども。
読むと却って、
無い所に分からないものが
どでんと居座ってしまった。
謎ばかりが増えてしまった。
加えて血生臭い物語の断片が
ぽつぽつと、己なりに具現化して
脳内に残れりしものを。
釈然としないまにまに、
明日返します。
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