いつも、読書は数冊ずつ併読しています。
そうすると、一見繋がりが無いようでも
思わぬところに結びつきを発見することがあります。
こうして新たなアイデアの一端をつかんだりする
偶有性を楽しんでいたりします。
ところが、まれに読んでいて、
あれ、これほとんど同じ内容じゃね?
と思うこともしばしば。
一見すると「科学本」は共通であるものの
片や科学史及び人類史、片や量子物理学及び宇宙論。
ところが驚くほど一致した内容が
書かれている箇所がある(もちろん文章は全然違うのだが)。
それもそのはず、か。
翻訳者は同じ人。成程、この訳者は
このジャンルが得意というか、お好きなのか。
量子物理学を扱っている箇所はむしろ
内容が異なっていては困る。科学なんだから。
こうやってほかの本と記述を比較して、
成程この部分は確からしい、と確認できるのも
併読の良い点でもあります。
それにしても、たまたま同じような本を
併読しちゃっていると、偶有性の楽しみが
減っちゃうなぁ…ジャンルが偏り気味だ、
もう少しばらさないと…。